記録ID: 7895627
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
阿蘇・九重
くじゅう連山の久住山と大船山
1999年05月01日(土) 〜
1999年05月02日(日)


- GPS
- 11:30
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 1,401m
- 下り
- 1,699m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:25
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 5:10
天候 | 1日:晴れ 2日:晴れ |
---|---|
アクセス |
往:熊本空港−牧ノ戸峠(レンタカー) 復:牧ノ戸峠−赤川温泉(レンタカー) |
写真
1日目。11時50分に久住山目指して牧ノ戸峠を出発した。しばらくはコンクリートの歩きにくい登り道。時刻も遅く、家族連れのハイカー以外に登山者の姿は見られない。
10ほど登ると展望台に着く。三俣山が大きく見える。さらに急登して12時10分に沓掛山に到着。星生山から扇ケ鼻に続く稜線上に久住山の頂きが少し見える。
10ほど登ると展望台に着く。三俣山が大きく見える。さらに急登して12時10分に沓掛山に到着。星生山から扇ケ鼻に続く稜線上に久住山の頂きが少し見える。
岩道を登り詰めると中岳や久住山など九重連山の核心部の山々が視界に飛び込んできた。眼下には避難小屋が見える。岩道を下り避難小屋の前の広い平地を横切って登り返すと久住分れ。1時40分着。
荷物を置いて間近に迫った久住山に向かう。ざらざらした滑りやすい道を登って2時10分に山頂に着いた。
かつては九重連山の最高峰とされていた久住山だが、今では中岳にその栄誉を譲っている。
荷物を置いて間近に迫った久住山に向かう。ざらざらした滑りやすい道を登って2時10分に山頂に着いた。
かつては九重連山の最高峰とされていた久住山だが、今では中岳にその栄誉を譲っている。
久住分れで荷物を拾い、空池を右に見て天狗ヶ城に取りつく。右手の下方には御池が青い水を湛えている。天狗ヶ城の登りは見た目ほど大したことはなく3時に頂上に着く。
頂上から険しい岩場を急降下して鞍部に降り立ち、そのあとひと登りで3時15分に中岳の山頂に立つ。ここは名のとおり九重の真っただ中で、星生山、久住山、稲星山、白口岳、大船山、三俣山などにぐるっと取り囲まれている。眼下には明るく開けた坊がつるが広がっていた。
頂上から険しい岩場を急降下して鞍部に降り立ち、そのあとひと登りで3時15分に中岳の山頂に立つ。ここは名のとおり九重の真っただ中で、星生山、久住山、稲星山、白口岳、大船山、三俣山などにぐるっと取り囲まれている。眼下には明るく開けた坊がつるが広がっていた。
3時半を過ぎて人影もめっきり少なくなってきた。このあとは白口谷を下るのみなのでゆっくりとしたいところだが、時間も遅いので中岳に分かれを告げて法華院に向かって下り始めた。
白口谷の出会いまでは急峻な岩場で、下りきったところから谷道に入る。涸れた沢沿いのこの道は思ったほど悪くはなく、一部で崖崩れのため迂回を余儀なくされた他は道に迷うこともなく無事坊がつるが見下ろせるところに出た。そこから中岳の山裾の巻き道を下り、5時に法華院山荘に着いた。
白口谷の出会いまでは急峻な岩場で、下りきったところから谷道に入る。涸れた沢沿いのこの道は思ったほど悪くはなく、一部で崖崩れのため迂回を余儀なくされた他は道に迷うこともなく無事坊がつるが見下ろせるところに出た。そこから中岳の山裾の巻き道を下り、5時に法華院山荘に着いた。
2日目。今日は朝のうちに大船山を往復する。
5時近くになったので起きて支度をし、簡単な朝食をとって5時35分に出発した。
行く手に大船山と平治岳を見ながら坊がつるのキャンプ場を通り抜けて大船山の登山口に着く。頂上まで2kmと書いてある。
5時近くになったので起きて支度をし、簡単な朝食をとって5時35分に出発した。
行く手に大船山と平治岳を見ながら坊がつるのキャンプ場を通り抜けて大船山の登山口に着く。頂上まで2kmと書いてある。
樹林帯の道を登って6時25分に5合目を通過する。中岳と三俣山が大きく見える。5合目からは樹々の背丈も低くなり、頭上が開けた明るい道になる。まわりのミヤマキリシマはまだ堅い蕾だった。
登り続けて大船山が間近に迫ってきた。ガレ場を過ぎ、赤い岩道の急登を続けて6時50分に段原にたどり着いた。
登り続けて大船山が間近に迫ってきた。ガレ場を過ぎ、赤い岩道の急登を続けて6時50分に段原にたどり着いた。
霞はかかっているものの、由布岳や阿蘇山、祖母山は何とか見ることが出来た。
宿で作ってもらった弁当を食べているうちに数人の登山者がやってきた。騒がしくなる前に山頂を辞すことにして7時50分に下山の途につく。
宿で作ってもらった弁当を食べているうちに数人の登山者がやってきた。騒がしくなる前に山頂を辞すことにして7時50分に下山の途につく。
途中で何人もの人とすれ違いながら山を駆け下りてキャンプ場に9時前に着いた。小屋まで戻りしばらく休憩してから9時50分に長者原に向かって出発。
坊がつるの草原を右に見て歩くうちに道は緩やかな登り坂になる。雨ヶ池越には11時頃に着く。ここは三俣山と星生山の鞍部に開けた明るい湿地帯で、天気も良く休日のため長者原から続々と人が登って来ていた。
雨ヶ池越から平治岳と大船山を振り返ってから長者原へ下って行った。
坊がつるの草原を右に見て歩くうちに道は緩やかな登り坂になる。雨ヶ池越には11時頃に着く。ここは三俣山と星生山の鞍部に開けた明るい湿地帯で、天気も良く休日のため長者原から続々と人が登って来ていた。
雨ヶ池越から平治岳と大船山を振り返ってから長者原へ下って行った。
感想
これまで5月の連休は日本アルプスや上越など東方の残雪の山々に行くのが通例だったが、今年はまだ手つかずの九州の山行を計画し、その目標を久住、祖母、阿蘇としました。
九重連峰は盟主久住山を始めとして、中岳、大船山、三俣山などの1700m級の山々からなる一大山塊です。その最高峰は1791mの中岳ですが、これはまた九州本土の最高峰でもあります。この九重連峰から遥か南に祖母山から傾山に続く山並みと阿蘇山の大らかな姿が望まれます。女性的な九重、男性的な阿蘇、そして標高1756mを有し、かつては九州本土の最高峰とされ、今なお深い原生林に包まれている祖母山。これらは九州北部を代表する山々でもあります。
初日は久住山に登ることにして、当日の早朝飛行機で大阪を発ち午前9時前に熊本に到着。レンタカーで立野から阿蘇カルデラの中に入る。阿蘇は高校のときに修学旅行で来たところで、大観望から見た外輪山に囲まれた雄大さに感動したことはまだ覚えている。今日はその大観望を左に見送り、宮地から「やまなみハイウェイ」に入る。
西日本ではあまり見られない広々とした景色を眺めながらやまなみハイウェーを走って、牧ノ戸峠に着く。ほぼ満車の駐車場に何とか車を止めて久住山目指して出発したのは正午に近かった。
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