2016年☆朝熊かけてお伊勢参り☆(であい広場から朝熊岳道〜朝熊山〜金剛証寺〜宇治岳道〜内宮)
- GPS
- 06:27
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 619m
- 下り
- 622m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
※近鉄鳥羽線 朝熊駅から徒歩10分(駅前に案内地図、道中に標識あり) 近鉄鳥羽線 五十鈴川駅〜朝熊駅 大人150円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
《であい広場⇒朝熊峠【朝熊岳道】》 車の進入口からではなく、駐車場の奥(トイレ側)からの出口に進んだ方が近道です。すぐに登山道(岳道)が始まり、一町(109m)間隔で二十二の町石が朝熊峠まで設置されています。道は明瞭で分岐路には標板があり、何も目印のない分岐路は後に合流する道でした。急登が続きますが、ベンチや手すりも多く、整備が行き届いて特に危険箇所はなかったと思います。 《朝熊峠⇒八大龍王社(山頂)⇒金剛証寺⇒朝熊峠》 朝熊峠にあるコース案内図で大体の概要は掴めると思います。山頂へは舗装路を歩きますが、赤テープの目印から山道を直登した方が近道でした。 伊勢神宮の鬼門を護る寺院として名高い金剛証寺や、国宝史跡に指定されている経塚群、ご来光鑑賞の名所の展望台やレストハウスのある山上公苑など、各々の目的に応じてコースの組み合わせて選択すればいいと思います。 《朝熊峠⇒内宮【宇治岳道】》 内宮まで6.5kmの長い道のりですが、概ね傾斜の緩い歩き易い道が続きます。 昔は登山バスが走行したらしい広い道なので、人とのすれ違いも楽だと思います。下山口は特に案内図もなく分かりにくいので、初めて歩く時は下山路に利用した方がいいかも知れません。 《内宮⇒おかげ横丁⇒五十鈴川駅》 内宮の参詣は順路が示されているので迷う事はありません。内宮から出て宇治橋を渡った右正面がおかげ横丁の入口で、約4000坪の敷地内に約50店舗が連なる商店街です。おかげ横丁の北端から約20分、おかげ横丁に寄らずに宇治橋からなら約30分歩くと近鉄五十鈴川駅です。 |
その他周辺情報 | おかげ横丁 http://www.okageyokocho.co.jp/ |
写真
感想
2016年、あけましておめでとうございます♪
毎年、年明けの最初の山行をどこにしようか悩んでしまいます。
山歩きを始めた2013年は自宅に近い河内飯盛山から四条畷神社にお参りをしました。2014年は金剛山の葛木神社で、去年は三が日のお天気が悪かったので、10日に蓼科山に遠征をして頂上でお参りをしました。
初日の出登山にも憧れるし、毎年決まった山に登って新年の恒例にしたい気持ちもあります。以前は毎年お伊勢参りをしていた時期もあったので、そのついでに登れる山はないかなと調べてみると朝熊山がありました。
朝熊山は正式名を朝熊ヶ岳という標高555mの低山ですが、古くから伊勢神宮の鬼門を護る信仰の山で「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」と伊勢音頭にも歌われる名山です。
伊勢神宮は何度もお参りをしましたが朝熊山は知りませんでした。最初は大晦日の夜に自宅を出発して、お伊勢参りを済ませてから朝熊山山頂近くのレストハウスで初日の出を見ようと思ったのですが、初めて歩く道で夜間登山をするのは不安だったので、今年は下見がてら昼間に歩いてみて、ルートを頭に入れてから来年ご来光を見ようと決めました。
朝熊山の山頂にある八大龍王社や、頂上直下の金剛証寺に通じる登山道は岳道と呼ばれ複数ありますが、私たちは最もポピュラーで最短距離になる朝熊岳道で登り、距離は長くても傾斜が緩やかな宇治岳道で伊勢神宮の内宮に下山するルートを計画しました。
近鉄朝熊駅から程近い「であい広場」の無料駐車場に午前9時前に到着すると、20台ほど停めれそうな駐車場はほぼ満杯で1〜2台分の空きしかありませんでした。であい広場はトイレや東屋も完備されていて、普段でも利用者が多い事が伺えます。準備をして9時過ぎに駐車場から出てすぐの朝熊岳道と書かれた案内板のある登山口からスタートしました。
朝熊岳道は1町(109m)間隔で22の町石があります。欠落していたり、岳道から外れていたりもするので全部は見れませんでしたが、道中の目安になるので助かります。序盤はなだらかで歩き易い道でしたが、途中からは急登続きで予想していたよりもずっとハードでした。
ただ随所にベンチが設置されて、丸太階段や手すり等で整備されているので危険な箇所はなく、分岐には案内があり道迷いの心配もなさそうです。
登山口から約1時間で二十二町石のある朝熊峠に到着。以前には旅館もあった広い休憩適地からは伊勢湾を見下ろす展望が広がっていました。
朝熊峠で内宮からの宇治岳道と合流して、舗装された広い道で頂上に向かいます。少し歩いた先にコース案内図があったので経路を考えていると、後から来られた単独の男性に山頂への近道を教えて頂いたので、舗装路を外れた山道から登って電波塔の前に出ました。
電波塔の横を通り過ぎて、八大龍王社が建つ広い朝熊山の山頂に到着しました。頂上からは薄曇りながら伊勢湾に浮かぶ答志島が見えました。
山頂から今度は舗装路を歩いて金剛証寺に向かいます。途中に案内板があり、国宝史跡でもある経塚群を経て、金剛証寺の本堂と奥の院との分岐点に着きました。朝熊峠や頂上からは北方向の展望のみだったので、日の出を見るなら奥の院から山上公苑へと足を延ばす必要があるようです。
大体のルートは掴めたので山上公苑には向かわず、本堂から仁王門へと逆回りに金剛証寺を参詣して、伊勢志摩スカイラインには下りずに旧参道から朝熊峠に戻りました。
展望台のベンチで小休憩の後、朝熊峠から宇治岳道で内宮に下山します。宇治岳道は6.5kmの長い距離を歩きますが、短い距離でも急登が多かった朝熊岳道とは正反対で、昔は登山バスも通っていたらしい広い道は歩き易い緩やかな傾斜で快適にどんどん下る事ができました。
朝熊岳道と同じく良く整備されているので、夜間にヘッデン歩きでもどうにか歩けそうです。お伊勢参りの後に内宮から登って初日の出を見るか、今日の同じルートで初日の出の後に内宮を参るかは、また今年の大晦日までに決めたいと思います(笑)
2時間以上はかかると思っていた宇治岳道の下りでしたが、1時間半で内宮の裏手に下りて来れました。事前に調べたのはここから車道を歩いて、おかげ横丁から宇治橋を渡って内宮に入るルートでしたが、内宮の敷地内に通じる小さな門が開いていたので入ってみると、石階段を下りた所が駐車場で、通りかかった人に尋ねると神宮司庁の職員さんでした。口頭で道案内をして頂いたのでお礼を言って歩いて行くと、神宮司庁から子安神社を通って参詣道に出れたのでかなりの近道になりました。
殆ど人にも会わなかった宇治岳道から、多くの人が歩く内宮参詣道とのギャップに目まいがしそうです(笑)
10年以上ぶりになるお伊勢参りですが、実は明るい時間に来るのは初めてでとても新鮮です。お札や登山用の御守りも購入して、45分ほどで参拝を終えて宇治橋を渡って内宮を後にします。
時間は14時を過ぎていましたが朝から何も食べていなかったので、ここからおかげ横丁で楽しみにしていた買い食いタイムです♪
赤福本店で赤福餅と伊勢茶、ふくすけの伊勢うどんに的矢の焼き牡蠣と、他にもあれやこれやでお腹いっぱいになりました(笑)
おかげ横丁の北端から近鉄鳥羽線の五十鈴川駅まで歩いて、電車で一駅の朝熊駅に移動しました。朝熊駅は無人駅で二両編成の先頭車両から降りてなんと運転士さんに切符を手渡すという面白い降車スタイルでした。
朝熊駅から駐車場までの道順が少し不安だったのですが、駅前に案内図があり、途中には標板もあったので問題なくであいの広場に着きました。
来る前に車を内宮付近か、朝熊の駐車場かどちらに停めるか迷ったのですが、帰り道で内宮方面が交通規制されて立ち入りが出来なくなっていたので、であい広場の駐車場を選んで正解だったと思います。
今年初めての山行で伊勢地方を代表する霊山への登頂と、久しぶりのお伊勢参りができて大満足でした。
今から来年の初日の出を見るのが楽しみです♪
コメント
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同じ時刻に走って逆コースを登っていきましたので、すれ違っていたかもしれません。外宮にお参りして、鼓ヶ岳を経由して内宮に下り朝熊に上り鳥羽に抜けました。朝熊かけねば片参りですが、外宮、内宮の順に参拝するのが正しいとも言われます。来年はぜひこのコースで・・・。
コメントありがとうございます
外宮から鼓ヶ岳〜内宮〜朝熊〜鳥羽を徒歩で
歩かれたんですかっ?
私達も今までお伊勢参りは近鉄電車で伊勢市
から外宮に参って、バスで内宮に移動してか
ら最後もバスで宇治山田に移動した事しか
なかったんです
今回は車利用だったので、外宮から内宮と
朝熊をどう繋げるか考えたんですけど、結局
内宮しか参れず別の意味の片参りでした
blacky5さんのお勧めのコース
是非とも来年歩き遂げたいです
これからもよろしくお願いします
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