鳴虫山,裏見滝,寂光滝


- GPS
- 06:33
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 761m
- 下り
- 769m
コースタイム
- 山行
- 5:41
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 7:43
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-4882 裏見ノ滝 駐車場:20台程度。トイレはあったが,冬季使用不可だった。 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-5012 若子神社:10台程度。トイレ,水場なし。 https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-5009 |
写真
感想
暖かい日が続いたので,少しだけ遠くに出かけようと日光方面を選んだ。未だ登ったことのない鳴虫山は眺望も良さそうなので楽しみだが,時間が余りそうだったので,女峰山を南面から登る際の登山口も序に見ておこうと計画した。自宅を2時45分に出発し,憾満(かんまん)公園の駐車場に5時15分に到着する。気温は4℃とまずまず暖かい。
支度を終えて出発する頃には,既に明るくなっていた。広い車道脇の歩道を歩くが,未だ車もそれほど多くはなく,朱塗りの神橋(しんきょう)や,登録有形文化財の金谷ホテルベーカリー,旧日光市役所の建物などを眺めながらのんびりと歩く。地形図を見ながら,天王山神社への路を求めて志渡淵川を渡るが,道が見当たらない。廃道になったのだろうと考え,もう一本の道を辿るべく川沿いに進むと,立派な「鳴虫山登山口」の標識が出ていた。
10分足らずの登りで天王山神社に到着すると,樹の隙間から女峰山が顔を覗かせていた。神社を後に再び登り始めると,鹿の鳴き声が聞こえた。神主(こうのす)山でも樹の隙間から一部が見えるだけで,眺望に関しては今一つである。体も十分に温まったので,帽子と首のタオルを外して歩き出す。鳥の声が余り多くなく,キツツキのつつく音だけがずっと聞こえていた。強くは無いが風が当たると冷たく感じ,未だ春が浅い感じ。鳴虫山の山頂が近くなると,急に何種類かの鳥の鳴き声が聞こえた。山頂は割と広くて,ゆっくりと腰を下ろして休憩できた。周囲には樹木が多く,山並みをすっきりと眺められなかったが,女峰山や男体山が間近にある。上部や沢筋には未だ雪がたっぷり残っていそうだった。ただ,黄砂が来ているせいか,ぼやけた感じでしか見えなかったのは残念だ。山頂から南の火戸尻山まで延びる尾根路には「通行禁止」の札が掛けられていたが,少なくとも入り口付近の路は良く踏まれているように見えた。
鳴虫山からの下山は急な階段の下りから始まった。合峰(がっぽう),独標と進んで行くが,要所には標識やロープが張られており,ルート選択で悩むことはなかった。ずっと樹林の中だが,隙間からは山並みが覗いている。鳴虫山の山頂付近までは少し寒いくらいだったが,風も無くなったし,昼に近くなったせいもあってか,暑くなってきたので半袖になった。
今回は距離が短いので,随分とゆっくりと歩いたが,11時前には下の平坦な所まで降りてしまった。所々に白い花のような蕾を付けた木が立っている。近寄ってよく見るとミツマタだった。何年か前に,茨城の鶏足山(けいそくさん)で見た大群落を思い出した。ここでは,やはり開花時期が少し遅いようだ。
東京電力の日光第一発電所脇の道からは,施設の金網越しに男体山や女峰山が良く見えた。この発電所は大正期の1918年から運転を開始しているようで1世紀以上の歴史があるようだ。日光宇都宮道路の下を潜ると直ぐに大谷(だいや)川に出て,沢山の地蔵さんが並んでいる。色々な顔があり面白い。少し先には四阿があり,傍らの解説を読むとかつては護摩壇の場所で,霊庇閣(れいひかく)と呼ばれているようだ。憾満(かんまん)ヶ淵もこの時期にしては水量があり,見応えがあった。暖かい日が続いていたので雪融けが進んだのだろうか。
駐車場に戻った時点で未だ昼前だったので,女峰山の登山口を下見に行く。先ずは,車で10分ほど移動して裏見ノ滝 駐車場へ。舗装された広い駐車場ではあったが,トイレが冬季使用不可だった。整備された路をゆっくり歩いて10分ほどで滝見台に着く。裏見滝の名前から,滝の裏側に入り込めるのかと思ったが,そのような路は無かった。ただ,びしょ濡れ覚悟であれば,滑り易そうな傾斜を回り込めるかもと思われた。ここに着くまでも幾つかの滝が見られ,中々雰囲気の良い路であった。
続いて,再び車で10分の移動をし,若子(じゃっこ)神社の駐車場に着く。神社の脇を抜けて直ぐに寂光の滝がある。落差がかなりあり何段かに分かれて落ちる様は絵になる。弘法大師が修行したとの言い伝えがあるそうだ。
駐車場に戻った時点で未だ13時過ぎと早かったので,夕方の渋滞が始まる前に帰ろうと温泉にも寄らずに帰途につく。日光街道が多くの人や車でノロノロだった他は大した渋滞もなく,宇都宮からは下道を使い,16時半に帰宅できた。
今回は女峰山登山の下見も兼ねての軽めの山行であった。やや物足りなくはあったが,早朝の日光市街歩きは人も少なくて意外と楽しく,街歩きを目的に訪れても良いなと思えた。
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