初雪山 境川〜北尾根



- GPS
- 10:26
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,675m
- 下り
- 1,679m
コースタイム
- 山行
- 9:36
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 10:26
天候 | 雨→雪→曇→晴→ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ずっと行きたかった初雪山の境川コース。Akikoさんからのお誘いを受け、ついにその機会が訪れた。
境川第一発電所の少し先の路肩に車を停め、林道を歩く。トンネルをくぐり、雪の片斜面を進むこと約1時間で寝入谷出合。さらに林道を進むが、デブリが林道を埋め尽くしている。寝入谷出合からの斜面が登れそうだったので、少し戻って取り付くことにした。
作業道を登り始め、途中で板を履くが、すぐ雪が切れ再び板を担ぐ。標高500m付近でようやく雪が繋がり、そこからはシールで登れた。しかし、ここまでの道のりは想像以上に骨が折れた。しかも、歩き始めは雨だった天候が雪に変わり、視界が悪化。予報ではこの後晴れるはずだったが、不安が募る。
北尾根は大きな難所もなく、順調に標高を稼いでいく。しかし、新雪が団子になり足が重い。
1200mで東側斜面をトラバースして登るのが一般的のようだが、稜線から落ちた雪庇が雪崩れていたため、そのまま尾根を詰めることにした。
1450m付近の細尾根では、シール登行組2名、シートラ組2名に分かれる。先頭を行くAkikoさんの突破力には目を見張るものがあり、私もシールで後を追ったが、ルートが限られ、雪の付きも悪く、緊張感のある登りだった。
この細尾根を抜けると、一気に開けた広い頂上台地が迎えてくれた。栂海新道を眺めながら、ゆっくりと進む。
頂上では、犬ヶ岳とのコルから登ってきたという単独行の登山者と出会った。
栂海新道や毛勝の山々は頂上こそ雲に隠れていたが、麓の景色はしっかりと見えた。しかし、滑降予定の北尾根だけはガスが晴れない。しばらく待つも、ガスが抜ける気配はなく、やむなく下山する。
細尾根とその下の急斜面では、慎重に高度を落としていく。すると、このあたりでガスがようやく晴れ始めた。そして待っていたのは、極上の滑走。朝方降った雪がガスに守られ、そのままのコンディションを保っていた。思わず歓声が上がる。
標高を下げるにつれ、雪質はパウダーからしっとりとしたザラメへと変化。だが、それもまた心地よく、スキー板は驚くほどスムーズに走る。登るのに苦労した道のりも、滑り降りるとあっという間だった。
最後は板を担ぎ、作業道から林道へと戻り、無事に終了。思いがけずパウダーを楽しめ、天気も回復し、最高の1日となった。同行してくれた仲間に、心からの感謝を。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する