滝子山（秀麗富嶽） 急峻な岩場を越えてたどり着く大展望の山頂

2025年04月08日(火) [日帰り]

• GPS: 04:53
• 距離: 8.2km
• 登り: 1,084m
• 下り: 1,086m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:14
• 休憩: 0:35
• 合計: 4:49

距離 8.2km 登り 1,084m 下り 1,086m

7:49 スタート地点
7:51 7:52 桜森林公園
7:54 7:55 寂惝苑入口分岐
8:10 8:11 高圧線鉄塔No83笛駒線
8:17 8:18 大鹿林道横断点（南稜）
8:57 8:58 滝子山南稜
9:58 9:59 浜立・寂ショウ尾根分岐
10:20 10:55 滝子山
10:59 11:00 滝子山・三角点峰
11:07 11:08 男坂・女坂分岐
11:13 11:14 男坂
12:03 滝子山登山口（駐車場）
12:11 滝子川
12:21 大鹿林道横断点（南稜）
12:25 12:26 高圧線鉄塔No83笛駒線
12:38 寂惝苑入口分岐
12:43 ゴール地点

天候

快晴。春霞が少しあるが、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父、秀麗富嶽、丹沢の山々などの大展望が得られた。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

中央道大月インターで降りて初狩を通って、登山口の前にある桜森林公園駐車場。
車5台駐車可能だが、平日は近くの事業所の車が2～3台停まっているので、登山者用は実質2～3台だと思われる。

なお、当日は確認できませんでしたが、他の方の記録では、登山者もゲートの手前だけでなく、ゲートの中の直ぐの場所に駐車できるとのレポートもありました。

コース状況／危険箇所等

南稜取付までは普通の登山道。
しかし、南稜寂ショウ尾根の核心部は急峻な岩場。的確なルートファインディングと確実な3点確保を行うことが極めて重要。その自信が無い場合は、避けた方が無難。
特に下りで南稜寂ショウ尾根を使うのは、転落の危険性がありお勧めできない。

浜立・寂ショウ尾根分岐の後は、普通の登山道。
滝子山から先は急坂の下り。　
檜平からの下山は登山道が不明瞭なので、GPSで確認しながら下りることをお勧めします。途中、痩せ尾根の岩場もあるが、注意して慎重に下れば問題はない。

その他周辺情報

より道の湯
都留インター降りて直ぐにある日帰り温泉。大人1300円。
低張性アルカリ性低温泉。露天風呂が三つ、樽風呂が三つ、内風呂が四つにサウナも有ります。
レストランや休憩所もあり、ダラダラと過ごせます。

写真

4/8 7:49

桜森林公園駐車場。5台が限界で、この日は平日で近くの事業所の車が2～3台停まっていた。
730の到着で4台目。帰りに5台停まり埋まっていた。隣の車は事業所の昼休みを車内で過ごしていました。

4/8 7:50

獣除けのゲート。林業関係者の方は、中まで車を入れていました。他の方の記録では、登山者もゲートの手前だけでなく、ゲートの中の直ぐの場所に駐車できるとのレポートもありました。

4/8 7:51

駐車場近くの桜は満開に。駐車場の名前が桜森林公園ですものね。

4/8 7:54

舗装した道路から分かれて、右の登山道に入ります。

4/8 7:55

寂ショウ尾根は危険！注意！の掲示。
天候などでルート変更をする場合は、周回コースで下りに使うルートを登り下りに使うことができます。南稜取付をやり過ごして林道を前進して向かいます。

4/8 7:58

馬酔木に似ていますが、違うかも。

4/8 8:10

鉄塔前後は、普通の登山道です。

4/8 8:18

いったん林道に出てから南稜取付のピンクテープから左へ登ります。
ルート変更する場合は、ここを通り過ぎて林道を進みます。

4/8 8:30

最初はなだらか。

4/8 9:02

しだいに痩せ尾根に

4/8 9:13

険しい岩場その1

4/8 9:14

険しい岩場その2

4/8 9:25

険しい岩場その3

4/8 9:26

険しい岩場その4

4/8 9:40

イワカガミが、たくさん咲いていました。

4/8 9:44

痩せたトラバース

4/8 9:58

南稜を上り詰めた先の浜立・寂ショウ尾根分岐。右の滝子山方向に向かいます。

4/8 9:58

岩場！事故多発。下山危険！の掲示。
寂ショウ尾根は下山で使うと、非常に危険だと思います。

4/8 10:12

南アルプス全景。滝子山山頂に登る前の西側の開放的な場所からの展望。
逆に、滝子山山頂からは南アルプスは見えないのでご注意を。

4/8 10:12

右から甲斐駒ヶ岳、手前は鳳凰三山、左は仙丈ヶ岳。

4/8 10:12

白根三山。右から北岳、間ノ岳、農鳥岳。

4/8 10:13

南アルプス南部。右から悪沢岳、赤石岳、聖岳。

4/8 10:19

滝子山への最後の登り

4/8 10:21

滝子山1620メートルのいつもの秀麗富嶽の標識と富士山

4/8 10:29

滝子山1620メートルの標識と富士山

4/8 10:53

滝子山山頂の様子。それなりに広いです。さえぎるものが無く大展望が得られます。南アルプスは山頂からではなく、少し離れた場所から眺めます。

4/8 10:23

富士山遠景

4/8 10:52

冠雪した富士山

4/8 10:23

富士山その2。手前に街が見えます。

4/8 10:29

富士山その3

4/8 10:23

富士山その4。手前は三ツ峠山。

4/8 10:50

富士山アップ

4/8 10:50

富士山さらにアップ

4/8 10:50

富士山超アップ。雪形が出てきました。

4/8 10:25

左から大谷ヶ丸、その右が大蔵高丸、真ん中奥が黒岳、右が雁ヶ腹摺山。

4/8 10:25

左が黒岳、右が雁ヶ腹摺山

4/8 10:26

左が三頭山、右が大岳山。

4/8 10:29

真ん中は奥秩父で、左奥は八ヶ岳

4/8 10:50

奥秩父の山々。左から金峰山、朝日岳、北奥千丈岳。

4/8 10:51

八ヶ岳。真ん中が赤岳で、左は権現岳。

4/8 10:48

丹沢方面。真ん中奥が蛭ヶ岳、右奥が檜洞丸。

4/8 10:48

左が今倉山、真ん中奥が御正体山。右は鹿留山。左手前は高川山。

4/8 10:55

三角点へは下って行きます。

4/8 10:58

大谷ヶ丸への分岐

4/8 10:59

滝子山三角点、1590メートル。

4/8 11:07

左は男坂、右は女坂へ。

4/8 11:11

男坂の急坂の様子

4/8 11:17

檜平の広場。男坂と女坂が合流して、縦走路と笹子・初狩駅方面への分岐点になっています。

4/8 11:20

ルートが落ち葉に埋もれていますので、GPSを確認しつつピンクテープに目をこらしながら下ります。

4/8 11:23

稜線を下って行きます。

4/8 11:28

だんだんと痩せ尾根に

4/8 11:36

急坂で危険箇所

4/8 12:01

林道が見えてきました。

4/8 12:04

林道は落ち葉に埋もれています。

4/8 12:35

赤いお花

4/8 14:00

午後に都留アルプス方向から撮った滝子山。どっしりとした見事な山ですね。武尊山みたい。

撮影機器：

iPhone 13 Pro Max Apple

感想

hirocroc

今回、寂ショウ尾根を登りで使いましたが、険しい箇所が想像していた以上に長く続きました。的確なルートファインディングと確実な3点確保が大切だと思います。
警察署の方でも注意の掲示をしており、特に下りでは転落の危険性があるので、立ち入らないことをお勧めします。

車を桜森林公園駐車場に停めるため最初は時間短縮を考えて私もピストンを検討しましたが、ヤマレコの推奨コースが周回コースになっていたことから、事前に計画変更しました。
現場を見て、とても寂ショウ尾根のピストンはできないと実感しました。したがって寂ショウ尾根を登るとしても、周回コースを取ることを強くお勧めします。

さらに言えば、寂ショウ尾根を登りでも使わずに、今回下山時に使った大鹿林道回りのルートを登り下りで使うピストンも有りだと思います。

このほか、笹子駅から滝子山を通って初狩駅までの縦走コースもヤマレコでは推奨しています。
最寄りの駐車場は桜森林公園駐車場ですが、停められる台数が非常に少ないため、JRの駅近くの駐車場に停めて電車を利用して駐車場まで戻ることも考えられます。
笹子駅と初狩駅近くには適当な駐車場が見当たりませんので、大月駅周辺に停める必要があるかもしれません。
九鬼山を縦走した際には、大月駅裏の駐車場に停めて富士急禾生駅から電車で戻ったこともありました。諸事情で車で出かける場合のご参考まで。
なお、滝子山はそもそも車で行かず全部電車で行く方が便利な山だとは思います。

滝子山からはほぼ360度の大展望が得られ、大変感動しました。
富士山の眺望に優れている高川山からもたくさんの山々を眺められますが、周囲の山々を眺めるのは滝子山の方が全くすごいです。
富士山、南アルプス全部、八ヶ岳、奥秩父、奥多摩、秀麗富嶽の山々、丹沢などが眺められて、絶好の立地と高さに滝子山山頂があるのを実感できます。
なお、南アルプスは滝子山山頂からは見えません。山頂西側の開放的な場所からよく見えますので、移動が必要です。