熊川トレイルで若狭駒ヶ岳・八重桜は未だ蕾


- GPS
- 05:36
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 712m
- 下り
- 724m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
熊川トレイルとしてよく整備されている。森林公園まで擬木階段の急登が多い |
写真
感想
今冬は雪山を三回しか歩けていない。春を迎え、体力と気力の衰えに歯止めをかけようとトレーニングがてら駒ヶ岳へ出かけることした。若狭森林公園の八重桜はどんな塩梅だろうか、里山では満開になっているところも見受けられる。
熊川宿の道の駅では今日もおばあちゃんが野菜を売っている。ネギやレタス、山菜を安く売っている。蕗の薹と菜花を300円で購入した。今夜の肴にしよう。野菜が傷まないよう旧白石神社付近の谷間に車を停める。バリルートを計画していたが体力に自信がないのでいつものルートとした。
登山口からは急な擬木階段がずうっと続いている。しかし自然林の尾根なので退屈しない。コナラやシデの多い尾根を登って行くとリョウブが芽吹き始めている。ドウダンツツジの花芽だろうか、コケティッシュな蕾が垂れて愛らしい。1時間ほどでミツマタの花が咲いている森林公園に着いた。花期は終わり間近のようだ。細長い公園跡地を歩いて行くと八重桜(彼岸桜)は赤い蕾を固く閉ざしている。時期が1週間ほど早かったようだ。代わりに山桜やコブシが木は少ないけれど花を咲かせている。
県境稜線の支尾根に乗る頃は冬枯れ一色の世界となるが、芽吹き前なので寒々とした光景ではない。明るい尾根道はやがてブナ一色となって駒ヶ岳山頂まで続いている。大好きなブナの新緑はもう少し先のようだ。誰も居ない山頂でラーメンを調理する。風が少しあるが寒くはない。霞んでいて琵琶湖は見えず三重嶽の稜線が見えるだけだ。
寛いだら下山の途に就く。足が思うように動かないがゆっくり下ればよい、歩き慣れた道だから。森林公園まで下ったら1台のオフロードバイクとスレ違う。仲間内では知れ渡っているのだろう、この山では時々見かける。山と自然を荒らして自己満足に走る輩の気が知れない。せっかくの充実感が半減、憤慨しながら下山したのだった。
翌日、菜花はお浸しに、蕗の薹は味噌和えに。祖母が作ってくれたほろ苦い味を思いだしながら日本酒で杯を傾けた。
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