根子岳〜大明神沢ルンゼ
- GPS
- 05:02
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,237m
- 下り
- 1,222m
コースタイム
- 山行
- 4:04
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 5:03
10:06 根子岳 10:25 -> スキー滑降
10:55 大明神沢1765m 11:20 -> シール登行
12:37 根子岳 12:52 -> スキー滑降
13:10 奥ダボススノーパークゲレンデ -> スキー滑降(ゲレンデ内)
13:15 奥ダボススノーパーク駐車場
天候 | 曇り(ガス)のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 嬬恋高原温泉 つつじの湯 \600 |
写真
装備
個人装備 |
[スキー板/ビンディング/靴] K2:BACKUP('12) / Voile:Switchback X2 / Scarpa: T2('13)
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感想
先週四阿山に登った際、広々とした根子岳大明神沢源頭を滑りたくなり、好天が期待できるこの日曜にさっそく行くことにしました。南岸低気圧通過後の弱い冬型気圧配置ということで乗鞍岳や富士山下部なんかも狙い目に思えたのですが、標高の高い場所も雨だったという情報があり、それならば根子岳でいいかというわけです。
ただ、予定していた大明神沢源頭は滑れずじまい。詳細は後述しますが、結局根子岳山頂直下の大明神沢本谷ルンゼを滑ることになりました。
このルンゼが一番楽しいという人もいますし、滑るのに苦慮したわけでもありませんが、まったりとしたスキーを好む私としてはやはり広々とした大明神沢源頭を滑りたかったです。
8:12 1437m 奥ダボススノーパーク駐車場。
今日は晴れると思っていたのだが、 この時間はまだ深いガス。ただ、時折ガスが流れて薄日が差すこともあるので、ほどなく晴れそうではある。
8時半よりリフトが稼働するはずだが、たいした距離・高度差ではないのでここからゲレンデ脇をシールで登る。
20分ほどでゲレンデトップ。
今シーズンのスノーキャットツアーは雪不足により未だ開催されていないようだが、ツアーコース上はきっちりピステされており、潜ることなく楽々登っていける。というか、昨日の南岸低気圧もこの辺りはまったく雪が降らなかったようで(もしくは雨か?)、オフピステもガチガチに固まっている。
しばらくは日が差したりガスったりを繰り返していたが、小根子岳分岐を過ぎた辺りから急速に青空が広がり始める。モンスターはまだまだ未発達だし北アルプスの山並みも見えないが、それでも白い雪原に点在する針葉樹がいい感じで美しい。スノーキャットで来られるような場所とはいえ、景観はバカにできない。
山頂手前で深い針葉樹林の中へ。新雪が多少積もっていたのでラクしようとトレースについていったのだが、あまり効率的ではなかった。風の当たらない場所で休憩するためのトレースだったのかもしれない。
10:06-10:25 2205m 根子岳。
北側は雲海が広がっており、ちょうどこの四阿火山でガスが食い止められている感じ。上空、そして南側はきれいに晴れ上がったので気分良く滑れそう。
休憩後、まずは大明神沢の滑降。四阿山に向かって広い東南斜面を滑り、そのまま大明神沢を途中まで滑る予定だ。
が、山頂でシールを外したのは失敗だった。ちょっと滑ったところで尾根は細くなり、ターンするスペースがない上にちょっとした登り返しもある。200mも進めば尾根も広がるはずだが、トラバースはできそうにないし、シールなしのスキーでそこまで進むのはちょっと無理。シールを貼り直すか頑張ってツボ足で歩くしかない。
南面はいわゆる大明神沢本谷ルンゼ。東南斜面に出るのも面倒なので、このままこのルンゼを滑ることにする。自分のテレマーク技術では華麗に滑り抜けることはできないだろうが、 雪はカリカリながらも凍結しているわけではないし、雪崩の心配もない。格好良くとはいかなくても無難に滑り降りられるだろう。
ということでルンゼへドロップ。途中狭い箇所があり、なかなか連続ターンは決められなかったが、まあ無難に下部の広い斜面へ。たまにはこういう斜面も悪くはないが、個人的にはやはり広い東南斜面をまったりと滑りたかった。せめて残雪期のザラメ雪であればもっと軽快に滑れたと思うのだが。
2000mくらいからカンバ等の樹林帯へ。多少木がうるさく、水は出ていないにしろ小沢が錯綜しているので滑る場所を選ぶ必要はあるが、テレマークスキーにはこういうコースのほうが楽しかったりする。
10:55-11:20 1765m 大明神沢1765m。
滑降はここまで。根子岳南西尾根(菅平牧場コース)から派生する枝尾根が沢に落ち込む場所に当たり、この尾根を伝って根子岳まで登り返す。
日当たりの良い南尾根で雪はカリカリ。傾斜もそこそこあるので、斜登行する場合などエッジを食い込ませないと滑ることもある。
1時間ほどで根子岳南西尾根に合流。このまま菅平牧場登山口へ滑り降りるという手もあるが、朝、偵察したらこのコースはまだヤブがうるさかった。なので奥ダボスに戻るためにさらに根子岳山頂まで登り返す必要がある。
12:37 2205m 再び根子岳。
北アルプスや志賀など西/北方の高い山々はガスを被っているが、それ以外はすっきり晴れた。手軽なルートだけに人も多く、登ってくる人もまだまだいる。
12:52 滑降開始。
小根子岳分岐まではトラバース中心ながらも景観が良く、雪質もまだマシなのでそこそこ楽しめる。
が、その先は完全にゲレンデ。雪がもっと多ければ小根子岳南西尾根などツアーコース外を滑ることもできるが、まだヤブがうるさいのでカチカチにピステされたコース上を滑るしかない。
どんどん滑っていけるのはよいが、正直それほど面白くはない。前回ドカ雪後に来た時は下りラッセルになったので、それに比べればマシかもしれないが。
20分足らずでゲレンデトップへ。筋肉疲労で休み休み滑ったのだが、それでもあっという間。BCコースとは思えないあっけなさだった。
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