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Yamareco

記録ID: 805513
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積雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

宝剣岳

2016年01月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
2.3km
登り
332m
下り
332m

コースタイム

日帰り
山行
2:03
休憩
0:27
合計
2:30
11:50
43
12:33
12:38
30
13:08
13:30
50
14:20
千畳敷
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
この日は、積雪路面状況の関係で、しらび平行きの路線バスは、菅の台バスセンターから約10分の桧尾橋バス停でチェーン付きバスに乗り換えでした。
こまくさの湯発の路線バス、駒ヶ根インターチェンジ方面行きの冬季最終便は16:42となりますので、ご注意ください。
こまくさの湯から駒ヶ根インターチェンジまでは、徒歩約30分程です。
コース状況/
危険箇所等
乗越浄土から宝剣岳北壁取り付きまでがクラスト状になっています。
山頂まで2ルートでステップがついていましたが、左側の直登コースの方が、リスクが少ないと思いました。
ステップ頼りに足を乗せるのではなく、確実に蹴り込み1歩ずつ確認をしました。足元が安定しない場合は、新しくステップを作った方が確実です。
宝剣岳山頂はとても狭く、1人がやっと立てるスペースしかありません。
山頂周辺では滑落に注意が必要です。
その他周辺情報 路線バス 菅の台(ビュー四季ホテル)に、温泉「こまくさの湯」があります。
こまくさの湯の近くに、信州名物ソースかつ丼が食べられる「明治亭中央アルプス登山口店」や「喫茶ガロ」があります。

南アルプス。中央には富士山が見える。
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南アルプス。中央には富士山が見える。
巻きあがる雪煙
建物にはつらら
冬化粧した千畳敷。この純白な世界がとても綺麗。
空の青と雪の白のコントラストが見事。
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冬化粧した千畳敷。この純白な世界がとても綺麗。
空の青と雪の白のコントラストが見事。
目指す宝剣岳
八丁坂を直登中に振り返る
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八丁坂を直登中に振り返る
八丁坂より宝剣岳方向を臨む。どんどん近づく。
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八丁坂より宝剣岳方向を臨む。どんどん近づく。
乗越浄土より中岳を臨む
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乗越浄土より中岳を臨む
宝剣山荘と天狗荘
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宝剣山荘と天狗荘
この尖がりを目指す!舞い上がる雪煙がきらめく。
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この尖がりを目指す!舞い上がる雪煙がきらめく。
太陽と宝剣岳
宝剣岳のアップ。すでに2人ほど北壁に取り付いている。
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宝剣岳のアップ。すでに2人ほど北壁に取り付いている。
ちょうどソフトクリームのような形に見えてしまう
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ちょうどソフトクリームのような形に見えてしまう
富士山のアップ
厳冬期の宝剣岳2,931m登頂!!
これが山頂。とても狭く、1人がやっと立てるスペースしかありません。気温マイナス8℃、風速10m/s。
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厳冬期の宝剣岳2,931m登頂!!
これが山頂。とても狭く、1人がやっと立てるスペースしかありません。気温マイナス8℃、風速10m/s。
南側を覗き込むとホテル千畳敷が見える。高度感は抜群。富士山もくっきりと見える。
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南側を覗き込むとホテル千畳敷が見える。高度感は抜群。富士山もくっきりと見える。
東側に伸びるナイフエッジ。
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東側に伸びるナイフエッジ。
三沢岳方面を臨む。
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三沢岳方面を臨む。
中央が木曽駒ケ岳、その右側に手前にある中岳
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中央が木曽駒ケ岳、その右側に手前にある中岳
木曽駒ケ岳
ステップが見える
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ステップが見える
慎重に下りてます
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慎重に下りてます
何度見てもカッコいい山頂
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何度見てもカッコいい山頂
西側は危険
寒さで携帯の電源が切れておりONにならず、狭い山頂での一眼での自撮りは一苦労。これはうまく頂きが映ってる。
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寒さで携帯の電源が切れておりONにならず、狭い山頂での一眼での自撮りは一苦労。これはうまく頂きが映ってる。
今日は二刀流、安全第一でダブルアックスで登りました。
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今日は二刀流、安全第一でダブルアックスで登りました。
いつものポーズ、ルーティーンですが、ダブルアックスはこれが初めて。
除雪作業中にも関わらず、仕事の手を止めて撮ってくださったスタッフの方には、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
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いつものポーズ、ルーティーンですが、ダブルアックスはこれが初めて。
除雪作業中にも関わらず、仕事の手を止めて撮ってくださったスタッフの方には、あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。
タイミング良く、宝剣岳の上空を飛行機が通過するのを、しばらく眺めていました。
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タイミング良く、宝剣岳の上空を飛行機が通過するのを、しばらく眺めていました。

装備

個人装備
長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ バラクラバ 毛帽子 着替え ザック アイゼン ピッケル 非常食 飲料 水筒(保温性) ライター 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 保険証 携帯 時計 ツェルト ナイフ カメラ ヘルメット
備考 ・持って行って良かったもの:ピッケル2本
・次回用意して行きたいもの:ヘルメットにマスク装備

感想

今年初めての登山。
木曽駒ケ岳は昨年8月以降子供と3回行っていたため、2014年3月にチャレンジしナイフエッジで撤退した宝剣岳に、この厳冬期にチャレンジしてみようと思いました。

この日は、積雪路面状況の関係で、しらび平行きの路線バスは、菅の台バスセンターから約10分の桧尾橋バス停でチェーン付きバスに乗り換えでした。

ロープウェイで千畳敷に到着、昼食を軽く済ませ、いざ出発。

宝剣からの雪崩を避けるため、千畳敷駅から大きく迂回しながら一旦カールの底に下り、乗越浄土へ直登。乗越浄土から左に折れ、宝剣岳北壁にダブルアックスで取り付きました。

乗越浄土から宝剣岳北壁取り付きまでがクラスト状になっています。
山頂まで2ルートでステップがついていましたが、左側の直登コースの方が、リスクが少ないと思いました。
ステップ頼りに足を乗せるのではなく、確実に蹴り込み1歩ずつ確認をしました。足元が安定しない場合は、新しくステップを作った方が確実です。

宝剣岳は日本一滑落事故が多い山だそうです。特に、山頂周辺では滑落に注意が必要です。

山頂はとても狭く、1人がやっと立てるスペースしかありませんでした。

山頂は尖った雪で、厳冬期の山を登ったぞという達成感を味わえました。高度感たっぷりで景色も良く、最高の気分で、約20分ほど山頂を独占していました。

下山に取り掛かって少しすると、人がいないはずの山頂付近より大きな人声がしたので、驚いて思わず「あ〜びっくりした〜」と声を出してしまい、山頂を見上げると反対の南側より人の顔が突然出て来たので、再度びっくりしました。しかも、その顔を見ると鼻筋に長い切り傷で流血していたので、思わず「大丈夫ですか?流血してますよ。」と声を掛けると、「落氷です」との返事で流血しているのに気付いていなかった感じでした。

気を取り直して下山に取り掛りましたが、登りは付いていた明瞭なステップも、
消えかかっていたり、緩くなっていたりで、下山時も一歩ずつ確実に蹴り込んで慎重に下りました。

乗越浄土からは一気に下り、あっと言う間に千畳敷に到着。

下山後にホテルスタッフに写真を撮って頂きました。なぜかモノクロになってますがいい感じです。除雪作業中にも関わらず、手を止めてシャターを押して頂き、ありがとうございました。今年の雪崩の発生状況を聞いてみると、今年はまだ大きな雪崩は起きていないとのことでした。ここ最近結構雪が降った後で、気温が上がったので、雪崩が起きないか心配していたとのこと。所々小規模な雪崩は起きている様子とのことでした。

宝剣岳の標高は2931mなので、千畳敷からの標高差は300mちょっとしかないのですが、名前のとおり尖った山頂部分は登山意欲を掻き立てるのに十分で、登山時間は短時間ですが充実感と達成感を味わえます。

帰路は、こまくさの湯で温泉にゆったりと浸り、明治亭で信州名物のソースかつ丼を食べました。

駒ヶ根インターチェンジまで約30分程歩きました。

こまくさの湯発の路線バス、駒ヶ根インターチェンジ方面行きの冬季最終便は16:42となりますので、ご注意ください。

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体力レベル
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