鷹見岩南稜サミットリッジ



- GPS
- 09:37
- 距離
- 3.7km
- 登り
- 341m
- 下り
- 730m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り、南西の風3m |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鷹見岩分岐までは登山道上に残雪なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
行動食
水筒
笛
ヘッドランプ
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
サングラス
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
カラビナ
クイックドロー
スリング
セルフビレイランヤード
カム
ギアスリング
アッセンダー
|
---|---|
共同装備 |
ロープ
カム類
|
備考 | カムは 0.5 0.75*2 1*2 2*2(うち1使用せず 3(うち1使用せず ナッツはフィンガーサイズ4本使用 |
感想
2019にフォローが登れず2ピッチで敗退したルートに再挑戦しトップアウトできた。
※gpsが途中まで測位せず軌跡がおかしくなっている。
g,k,tと。
ロープはkと結ぶ。g,tパーティーが先行、私とkはそれに続く。
1ピッチ目、フォロー
山行記録では濡れていることが多いクラックは乾いていた。右壁をガストンで保持し左手ジャム。上がれそうだなと思ったが足の置き場が分からずもがいてるうちにザックが引っかかり力尽きフォール。前回はザック背負っても登れたのだが。
2ピッチ目、リード
カムを少なくしたかったのでナッツを持ってきた。下部はハンドで楽なのでランナウトに耐えカムを節約する。
ところどころに水晶が生えてるポッケがあるがそれどころじゃないのでチラッとみてジャムを頑張る。
右壁にはフットホールドあるが左壁はあまりなく、仕方ないので左は足ジャム。体がよじれて腰が痛い。
中間部はナッツで頑張る。左手フィンガーをボトミングして右手でセットが多かった。ナッツで登れたので自信を得られた。
上部は広くなり2番のカムを使う。途中右壁フェイスにボルトが見えたがどう見ても悪いので見なかったことにしてクラックを進む。ボルト2本目で右壁にトラバースしたがその前にクラックへカム1番を挿したのが良くなかった。ロープの流れが悪くなり猛烈なドラッグに苦しむことになった。
フェイスは良くない。次のホールドが遠いしボルト間も離れている。最後のボルトに掛ける前に、ハイマツ?の根っこが走る左のルンゼを進んでしまった。ハイマツに刺されながら這々の体でどうにかレッジに上がる。
終了点でフォローのkをビレイする準備をするがロープが上がらない。余計なカムでロープが屈曲してるのと、ハイマツで抵抗が増えているからだ。ビレイ後も引き上げに苦しんだ。ロープが重すぎてkがフォールしても気づかなかった。のち、にわかにロープが軽くなったがその際に例の余計なカムが外れたらしい。kもハイマツを掻き分けざるを得ず痛がりながら上がってきた。ごめん。
3ピッチ目、フォロー
ここからは初めて目にする。
先行3名は苦労していたが体が小さいせいか苦労せず進めた。アンダーの中にガバで持てる穴があったと思う。
4ピッチ目、リード
スクイーズチムニー。面白いけど疲れる。ザックはチムニーが終わったあと引き上げ、フォローのザックはカムを挿して固定した。
ビレイがしにくい。今回はチムニーの岩を降りた反対側で無理やりビレイしたが、遅くなるしロープも痛むのでビレイしないほうがよいだろう。
5ピッチ目、リード
1m弱離れた左右の壁を渡るところをずっとやりたかった。ここでピースしたところをビレイ中のkに撮ってもらって感無量。
4ピン目くらいで先行のg、tパーティーが終了点に留まっていることに気付く。次ピッチのボルトが見えずルート取りに悩んでいたようだ。終了点には2人しか居れないため、早く終了点に着きたくトライを催促してしまったがこれは反省している。
ガバで体制を変えながら2人のうち1人が発つのを待つ。つま先が痛くなって来るし寒いが我慢。ようやくtがトライしたので次のボルトに向かおうとするがなんだかとっても難しい…。掴むところがない。焦るが待機した苦労を無駄にしたくないので左のスローパーをガストンでプッシュし足を上げてダイクを右手で掴んだ。
終了点に着いてからも待つ。tが突破しその後gが発つまではkのためのスペースがなく登れないからだ。この頃既に14:30、日も傾きつつあり岩が影に隠れ、さらに風も強くなり寒い。ぶるぶる震えながら耐えるがレッジ上とはいえセルフビレイに体重を預けていたせいか腰が痛くなる。下を見ると日だまりのなかkが手頃な岩でボルダリングして暇を潰している。羨ましい。
20分くらい?待ち、gの出発あとkをビレイする。
6ピッチ目、フォロー
最終ピッチ。嫌がるkを説得してリードを任せる。前半こそ苦戦していたものの、kが正答と思われるルートを見つけスムーズにロープを延ばす。ホールドは階段状に繋がっているとのことだがフォローで自分が登ってみるとリーチがないためか何箇所か迷う。どうにか登って日が当たりぽかぽかのレッジ上の終了点へ着く。
その後は木々の間を歩いたり岩稜をフリーで超えたり。途中フリーで登った4,5mのクラックというか岩が難しかった。あとから来たkが「やばいやばい」と言いながら動けなくなるのがやばかったが、沢で培ったビナ付きのスリング投げで事なきを得た。やばかった〜。先行のg、t組がクラックをリードで登るのを遥かに望んだが疲れていたので特に羨ましく感じない。横を歩いて鷹見岩頂上に着く。おつかれさまでした。
雑感
2、3、5、6ピッチ目のグレーディングは適正ではないと思う。この難しさで5.10bとか10aは違うかな。同じグレードでも幅があるのはクライミングの面白さの一つだが、乖離が過ぎると事故が起こる原因になるかも。
駐車場発6:30、登攀開始9:30、登攀終了17:15?、駐車場着18:30。充実の山行だった。
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