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記録ID: 80813
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沢登り
谷川・武尊

【谷川岳】仙ノ倉谷西ゼン

2010年10月02日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
GPS
11:00
距離
12.5km
登り
1,325m
下り
1,315m

コースタイム

6:30車止めゲート-6:50毛渡沢出合-8:20仙ノ倉谷出合-9:00東ゼン出合-9:05第1スラブ下-9:30第1スラブ上-9:40第2スラブ下-11:30第2スラブ上-12:00藪漕ぎ開始地点-13:00登山道-13:40平標山-16:20仙ノ倉谷出合-17:30車止めゲート
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道17号線から大源太方面へ向かう道に入り、橋を渡ってすぐの道を右折し、リゾートマンション(?)の脇を通ると近道。土樽へ向かう道の途中に大きな川があるのでそれが毛渡沢になる。左岸林道をゲートまで入る。ゲート前には車10台ぐらい駐められそう。
コース状況/
危険箇所等
ツメの藪漕ぎは明瞭な踏み跡があるが、時折ガレの見開き地を通過するので、見失わないように注意。
車止めゲートをぬけ、毛渡沢左岸林道を群大ヒュッテ跡へ向かう。
2010年10月03日 07:18撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:18
車止めゲートをぬけ、毛渡沢左岸林道を群大ヒュッテ跡へ向かう。
右岸から大きい沢が出合うと毛渡沢出合である。そこから、仙ノ倉谷出合まで1時間弱かかるのだが、ちょうど半分ぐらいのところに大きな沢が出合い、間違えて入渓してしまった。地図はちゃんと持って行かないといけませんね…。
2010年10月03日 07:18撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:18
右岸から大きい沢が出合うと毛渡沢出合である。そこから、仙ノ倉谷出合まで1時間弱かかるのだが、ちょうど半分ぐらいのところに大きな沢が出合い、間違えて入渓してしまった。地図はちゃんと持って行かないといけませんね…。
気を取り直して、仙ノ倉谷出合到着。1時間ぐらいロスしてしまった。
2010年10月03日 07:24撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:24
気を取り直して、仙ノ倉谷出合到着。1時間ぐらいロスしてしまった。
仙ノ倉谷出合からちょっと行くと、正面に中ゼンのスラブが見えてくる。手前の沢はイイ沢。
2010年10月03日 07:18撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:18
仙ノ倉谷出合からちょっと行くと、正面に中ゼンのスラブが見えてくる。手前の沢はイイ沢。
西ゼン、東ゼン出合の滝。
by  SH002, KDDI-SH
西ゼン、東ゼン出合の滝。
東ゼンを覗いてみる。大滝が見えるが、白龍のようになっているように見えるのは気のせいか…。やっぱり水量多い?
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
東ゼンを覗いてみる。大滝が見えるが、白龍のようになっているように見えるのは気のせいか…。やっぱり水量多い?
奥に見えるのが第1スラブで、そこまでいくつかの前衛滝がある。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
奥に見えるのが第1スラブで、そこまでいくつかの前衛滝がある。
東ゼン出合上の滝。左岸の草ツキから巻く。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
東ゼン出合上の滝。左岸の草ツキから巻く。
10m級の滝を越えると小滝が続く。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
10m級の滝を越えると小滝が続く。
ちょうど中間の位置にあるチムニー状の5m滝。左から巻く。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
ちょうど中間の位置にあるチムニー状の5m滝。左から巻く。
チムニー状の5m滝を越えると、第1スラブ下に着く。入り口は2段の直瀑で構成されており、右岸の草ツキから巻く。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
チムニー状の5m滝を越えると、第1スラブ下に着く。入り口は2段の直瀑で構成されており、右岸の草ツキから巻く。
1段目のフェチ画像。西ゼンはこのような直瀑が多い。
by  SH002, KDDI-SH
1段目のフェチ画像。西ゼンはこのような直瀑が多い。
入り口の滝を越えるとスラブとなるが、全体的に濡れており、何度かスラブの中に入ろうと思ったが踏ん切りがつかず、右岸の草ツキをそのまま登ってしまい、気がつくと第1スラブ全部を巻いてしまっていた。
写真右の草ツキとスラブの間に踏み跡がある。
by  SH002, KDDI-SH
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入り口の滝を越えるとスラブとなるが、全体的に濡れており、何度かスラブの中に入ろうと思ったが踏ん切りがつかず、右岸の草ツキをそのまま登ってしまい、気がつくと第1スラブ全部を巻いてしまっていた。
写真右の草ツキとスラブの間に踏み跡がある。
第1スラブと第2スラブの中間には程よい小滝がある。
2010年10月03日 07:19撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:19
第1スラブと第2スラブの中間には程よい小滝がある。
第2スラブ入り口の滝は左から登れそうだったが、その上の水流が流れているあたりが悪そうで、左岸草ツキから高巻く。
by  SH002, KDDI-SH
第2スラブ入り口の滝は左から登れそうだったが、その上の水流が流れているあたりが悪そうで、左岸草ツキから高巻く。
左岸の高巻きから第2スラブを見る。このままトラバース気味に斜上し、次の滝の基部に出る。途中でこの上の2段15mを巻くと思しき踏み跡があったがとりあえず、沢床に降りてみる。
2010年10月03日 07:20撮影 by  SH002, KDDI-SH
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10/3 7:20
左岸の高巻きから第2スラブを見る。このままトラバース気味に斜上し、次の滝の基部に出る。途中でこの上の2段15mを巻くと思しき踏み跡があったがとりあえず、沢床に降りてみる。
第2スラブ入り口の滝落ち口付近を俯瞰。
by  SH002, KDDI-SH
第2スラブ入り口の滝落ち口付近を俯瞰。
次の2段15mは、1段目は左壁を登れそうだが、2段目の左に食い込むガリーが濡れていて悪そう。右岸を1段目から高巻く踏み跡がありそうだが、2段目のガリー出口から落ち口にかけて不明瞭で悪そう。
今日は全くもって、ダメダメモードでとにかく弱気である。というか、もともとスラブは苦手なのだ(笑)。
by  SH002, KDDI-SH
次の2段15mは、1段目は左壁を登れそうだが、2段目の左に食い込むガリーが濡れていて悪そう。右岸を1段目から高巻く踏み跡がありそうだが、2段目のガリー出口から落ち口にかけて不明瞭で悪そう。
今日は全くもって、ダメダメモードでとにかく弱気である。というか、もともとスラブは苦手なのだ(笑)。
2段15m落ち口を俯瞰。草ツキを左右に延びるバンドが右岸高巻きルートと思われる。行って行けないことはなかったなと後悔。
2010年10月03日 07:20撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:20
2段15m落ち口を俯瞰。草ツキを左右に延びるバンドが右岸高巻きルートと思われる。行って行けないことはなかったなと後悔。
再びスラブに戻り、水流を渡ったところで休憩。
by  SH002, KDDI-SH
再びスラブに戻り、水流を渡ったところで休憩。
第2スラブは水量が多いせいか2条の滝となっている。左に食い込むガリー状の枝沢を少し登り、偵察するが、水流左は濡れており傾斜もあるので敬遠したいところ。水流右は草ツキが多くこちらもよくはなさそう。しかし、よく見ると右のオーバーハングのあたりから、落ち口に向かってバンドが走っており、これを使えば意外と簡単に登れるのではないかと推測できた。オーバーハングまでは岩も乾いており、クラックやフレークを利用すれば何とか行けそうである。
by  SH002, KDDI-SH
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第2スラブは水量が多いせいか2条の滝となっている。左に食い込むガリー状の枝沢を少し登り、偵察するが、水流左は濡れており傾斜もあるので敬遠したいところ。水流右は草ツキが多くこちらもよくはなさそう。しかし、よく見ると右のオーバーハングのあたりから、落ち口に向かってバンドが走っており、これを使えば意外と簡単に登れるのではないかと推測できた。オーバーハングまでは岩も乾いており、クラックやフレークを利用すれば何とか行けそうである。
オーバーハングのところまでやって来た。ここは大きなテラスとなっているが、この上の枝沢の水流がしたたり落ちているため濡れている。落ち口に目をやると、案の定大きなバンドが走っている。
by  SH002, KDDI-SH
オーバーハングのところまでやって来た。ここは大きなテラスとなっているが、この上の枝沢の水流がしたたり落ちているため濡れている。落ち口に目をやると、案の定大きなバンドが走っている。
バンド伝いに落ち口を目指す。ホールドは草ツキ、スタンスは岩といった感じ。時折、クライミングが入るが特に問題はない。ただ、高度感は抜群である。
2010年10月03日 07:21撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:21
バンド伝いに落ち口を目指す。ホールドは草ツキ、スタンスは岩といった感じ。時折、クライミングが入るが特に問題はない。ただ、高度感は抜群である。
落ち口から沢身に戻るところから、第2スラブを俯瞰。
by  SH002, KDDI-SH
落ち口から沢身に戻るところから、第2スラブを俯瞰。
ようやくの思いで第2スラブをぬけると、まだまだ滝が続く。ここは左から突破。意外と悪かった。
by  SH002, KDDI-SH
ようやくの思いで第2スラブをぬけると、まだまだ滝が続く。ここは左から突破。意外と悪かった。
源頭のよそおいだが、けっこう水量が多い。
2010年10月03日 07:21撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:21
源頭のよそおいだが、けっこう水量が多い。
二俣をぬけると一気に水量が減った。
2010年10月03日 07:22撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:22
二俣をぬけると一気に水量が減った。
ここから藪沢!というところから、左岸に登山道を思わせるような立派な踏み跡が現れた。昔はなかったように思う。
2010年10月03日 07:22撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:22
ここから藪沢!というところから、左岸に登山道を思わせるような立派な踏み跡が現れた。昔はなかったように思う。
立派な踏み跡といってもこのありさま。笹藪の平泳ぎでグイグイ高度を上げる。
2010年10月03日 07:22撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:22
立派な踏み跡といってもこのありさま。笹藪の平泳ぎでグイグイ高度を上げる。
時折、ガレの見開き地を通過する。源頭の草原が美しい。遠方に仙ノ倉岳が見える。
by  SH002, KDDI-SH
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時折、ガレの見開き地を通過する。源頭の草原が美しい。遠方に仙ノ倉岳が見える。
ヘロヘロになり、登山道脇の池塘に出る。秋の風は心地よく、冷房の風を直接受けているようで心地よい。
by  SH002, KDDI-SH
ヘロヘロになり、登山道脇の池塘に出る。秋の風は心地よく、冷房の風を直接受けているようで心地よい。
空身になり、平標を目指す。20分ほどで頂上に到着。
2010年10月03日 07:22撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:22
空身になり、平標を目指す。20分ほどで頂上に到着。
今年の異常な暑さから、紅葉が危ぶまれているが、とりあえずこのあたりは綺麗に始まったようである。
2010年10月03日 07:23撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:23
今年の異常な暑さから、紅葉が危ぶまれているが、とりあえずこのあたりは綺麗に始まったようである。
さて、稜線漫歩を満喫した後は、白毛門登山道と中ゴー尾根を足したような(2では割れない!?)平標新道の下りが待っている。森林限界までは登ってきた西ゼンや他の山々が見渡せて飽きさせないが、足下が悪いので注意しながら下る。
写真は西ゼン第1スラブ上部と第2スラブ。
2010年10月03日 07:23撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:23
さて、稜線漫歩を満喫した後は、白毛門登山道と中ゴー尾根を足したような(2では割れない!?)平標新道の下りが待っている。森林限界までは登ってきた西ゼンや他の山々が見渡せて飽きさせないが、足下が悪いので注意しながら下る。
写真は西ゼン第1スラブ上部と第2スラブ。
東ゼン大滝も見えたので、今後のためにアップで撮影。う〜む、やはり水量が多いように思うが、気のせいだろうか?
2010年10月03日 07:23撮影 by  SH002, KDDI-SH
10/3 7:23
東ゼン大滝も見えたので、今後のためにアップで撮影。う〜む、やはり水量が多いように思うが、気のせいだろうか?
イイ沢全景。この沢は下山ルートとして使える。
2010年10月03日 07:23撮影 by  SH002, KDDI-SH
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10/3 7:23
イイ沢全景。この沢は下山ルートとして使える。
ひざ、ふくらはぎの筋肉痛は全快で、かなりバテバテで仙ノ倉谷出合に到着。暗くなり始めていたので、急いで下山の途につく。
by  SH002, KDDI-SH
ひざ、ふくらはぎの筋肉痛は全快で、かなりバテバテで仙ノ倉谷出合に到着。暗くなり始めていたので、急いで下山の途につく。
撮影機器:

感想

20数年ぶりの西ゼンだったが、秋の長雨のせいか増水しており、また、昨日の西黒沢遡行に精根尽きた感じもあり、登攀ルートが前と全く違ってしまった。特に第1スラブはほとんどを巻いてしまい、残念な結果となってしまった。次回は夏の水量の少ないときに来るべし!

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