弘法大師の道

2025年04月29日(火) 〜 2025年05月01日(木)

• GPS: 28:17
• 距離: 68.3km
• 登り: 4,821m
• 下り: 4,499m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:36
• 休憩: 0:44
• 合計: 9:20

距離 22.1km 登り 2,129m 下り 1,244m

6:44 近鉄吉野駅
7:03 吉野山駅
7:13 金峯山寺
7:18 7:19 韋駄天山
7:31 上千本口バス停
7:55 7:58 花矢倉展望台
8:02 8:04 吉野水分神社
8:16 高城山
8:27 8:28 奥千本口バス停
8:35 8:39 金峯神社
8:53 青根ヶ峰
9:16 試み茶屋跡
10:10 薊岳
10:24 10:25 四寸岩山
10:38 足摺の宿跡
11:06 九十丁石
11:21 11:32 二蔵宿小屋
12:32 12:42 大天井ヶ岳
13:49 13:53 大天井ヶ岳
14:35 14:43 小天井ヶ岳
15:38 15:41 高山
15:52 旧小南峠
16:08 小南峠

2日目

• 山行: 9:21
• 休憩: 1:10
• 合計: 10:31

距離 22.1km 登り 1,605m 下り 2,036m

16:08 小南峠
5:58 5:59 松葉山分岐
6:41 6:46 扇形山
7:29 黒木辻
7:46 7:51 切抜峠
8:26 8:33 黒尾山
9:46 9:51 天狗倉山
10:48 10:58 高城山
11:35 11:36 高城山登山口
11:53 12:17 武士ヶ峯(北峰)
12:23 武士ヶ峯登山口
12:34 矢ハヅ峠
13:03 13:08 塩野山
14:39 14:41 乗鞍岳
15:00 乗鞍岳登山口
15:22 15:29 天辻峠
15:46 15:47 大日岳
16:21 出屋敷峠

3日目

• 山行: 7:38
• 休憩: 0:30
• 合計: 8:08

距離 24.1km 登り 1,087m 下り 1,218m

16:21 出屋敷峠
5:46 水場
6:11 6:12 白石岳
6:32 村松山
7:03 7:04 セト山
7:20 今井峠
7:32 紀和隧道上
7:49 7:58 高塚
8:06 8:07 スナダラリ峠
8:33 8:34 城本山
8:42 牛ノタワ
9:22 鐘割峠
9:48 私設林道 高田林道入口
9:53 高野大峯歴史街道分岐
9:58 10:08 陣ヶ峰登山口
10:22 10:23 陣ヶ峰
11:19 桜峠
11:28 桜峠下バス停
11:40 中の橋
11:54 12:01 奥の院
12:44 千手院橋
12:50 12:53 金剛峯寺
13:08 女人堂
13:48 13:49 極楽橋
13:51 ゴール地点

天候

３日とも晴れ。

アクセス

利用交通機関：

電車

近鉄吉野線の吉野駅からスタート
ゴールは南海高野線の極楽橋駅

コース状況／危険箇所等

吉野から大天井ヶ岳までは大峰奥駆道
四寸岩山を降ってからの大天井ヶ岳の登り返しは結構きついですが、ルートは分かりやすいです。
大天井ヶ岳で進む尾根を間違えないこと。
大天井ヶ岳からは弘法トレイルのルートを辿れば問題ないと思いますが、変化の乏しいアップダウンの連続です。
弘法トレイルのルートから外れた稜線は不明瞭、荒れてて倒木や藪漕ぎ。

その他周辺情報

極楽橋駅には何もないので、高野山で祝杯をあげるのがよし。

写真

4/29 6:44

近鉄の吉野駅からスタート

4/29 7:15

まずは金峯山寺にお参り。
仁王門は修繕中につき仁王像は奈良国立博物館に貸出中です。
先日に超国宝展の観た際に仏像館で仁王像にお会いできました。

4/29 8:01

吉野水分神社
コの字に配置された社殿は珍しいです。

4/29 8:16

大峰奥駆道の雰囲気が出てきました。

4/29 8:38

金峯神社で最初の休憩。
ここから少し左に向かうと義経の隠れ塔があります。

4/29 8:49

弘法大師 高野山への道の石碑。
光って見にくいですが、
空海 少年の日 吉野より南に行くこと一日
更に西に向かって去ること両日程にして
平原の幽地あり
名つけて高野という
と刻まれてます。

4/29 8:51

女人結界石
今は五番関の女人結界門までは女性OKです。

4/29 12:33

大天井ヶ岳に到着。
ここへの登りは結構きついです。
奥駆道では熊野へ向かう人、吉野へ向かう人に出会いましたが、西に向かう人なし。
ここから先は私の未踏の地です。

4/29 13:14

やっとしまった。
スマホ地図見て唖然。
テープあるもののルート不明瞭で荒れ気味なので変だとは思ってましたが、違う尾根を歩いてました。

4/29 13:51

本日2度目の大天井ヶ岳です。
一時間余りのロス。
大天井ヶ岳から南は熊野に続く道、北は吉野へ続く道、西は高野山へ続く道と思い込んでましたが、少し北に戻って西に向かうのが正解でした。
弘法大師は大天井ヶ岳には登らなかったと思われます。

4/29 14:35

やっと小天井ヶ岳に着いて一息。
ここからは細かいアップダウンが連続します。
景色も変化のない植林帯なので無限地獄です。

4/29 16:09

本日の野営地は小南峠です。
au の電波は1本。

4/30 5:45

２日目スタート。
のっけから急登がこたえます。

4/30 6:39

２日目最初のピークは扇形山です。

4/30 9:07

久しぶりの眺望。
山上ヶ岳から行者還岳までが一望できました。
昨日熊野へ向かわれた方は、どの辺りを歩かれているんだろう。

4/30 9:32

こんな登りと降りの無限地獄がいつまで続くんだろう。

4/30 9:45

疲れたなあ。

4/30 10:48

ここで日帰り登山の方に出会う。
大天井ヶ岳から高野山までで出会ったのは一人だけでした。

4/30 11:54

武士ヶ岳は弘法トレイルのルートから外れてます。
弘法大師が稜線を辿ったなら、ここも通られている筈です。
弘法トレイルのルートは比較的良好ですが、外れたらルート不明瞭、荒れてて倒木跨ぎや藪漕ぎ。
ここからの降りはルート外れに注意。
テープあって直進したくなりますが、テープ少ない右に折れるのが正解です。

4/30 12:45

林道を歩きたいところですが、崩れたところから稜線を辿ります。

4/30 13:04

やはり、ここへのルートも荒れてました。
降りも一部藪漕ぎ。

4/30 15:23

天辻峠に到着。
ここからは松茸山なので、秋は入山できないようです。
もうひと山超えたら野営しよう。

4/30 15:46

ひと山には軽く登れましたが、ここからが長かった。

4/30 16:47

２日目は出屋敷峠で野営。
最近は設営が楽なのでシングルウォールばかり使ってます。
au の電波は4本。

5/1 5:40

３日目スタート。
水と食料を消費してザックが4〜5kg軽くなってる筈ですが、脚が重くなって相殺です。

5/1 7:00

松茸山なので人の手が入って歩きやすいです。

5/1 8:33

ここも弘法トレイルのルートからはほんの少しだけ外れてますが荒れてません。

5/1 9:04

この木札、所々で目にしました。

5/1 9:23

カローラワゴンの廃車。
この辺りは林道です。

5/1 9:54

いよいよ高野山に近づいてきました。

5/1 10:23

最後のピークは一等三角点の陣ヶ嶺。
コンクリート舗装されて急登でした。
舗装された急登は未舗装の急登より歩きにくいです。

5/1 10:31

陣ヶ嶺あたりからの眺望。
高野山が見えるかと期待して登りましたが、見渡す限りの山で平原は見えません。

5/1 10:57

陣ヶ嶺からの降りも荒れてましたが、無限地獄はここまでです。
ここからは舗装された道路です。

5/1 12:08

奥之院の弘法大師廟にお参り。
奥之院は撮影禁止なので奥之院っぽいのを何枚か撮りました。

5/1 12:54

やっと高野山 金剛峯寺に到着です。
ここでインバウンドの方からシコク？と声をかけられました。
少し話したところ、四国八十八ヶ所を歩き遍路して、最後が高野山とのこと。
さすがに52日歩いた靴はぼろぼろでした。
いつかは歩き遍路ですね。

5/1 13:09

女人堂に到着。
もうひと降りで極楽に着けます。

5/1 13:47

極楽橋。
無限地獄から弘法大師のお導きで、無事に極楽浄土できました。

5/1 13:52

南海高野線のターミナル駅。
ここで祝杯をあげるつもりで高野山では我慢しましたが何もなし。
家までお預けです。

撮影機器：

E-M5MarkIII OLYMPUS CORPORATION

感想

ひで３

以前から歩こうと思いつつも先延ばしにしてた弘法大師の道を歩きました。
若き日の弘法大師空海が南に一日、西へ一両日歩いて発見した高野山に至るコースです。
このコースは避難小屋どころか水場もないのでテント装備と食料に加えて5リットルの水で重いザックを背負っての旅。
初日は吉野から小南峠、２日目は小南峠から出屋敷峠、三日目は出屋敷峠から高野山を経て極楽橋。
絶景も眺望もない、変化のない尾根をひたすらアップダウンの繰り返しで、まさに無限地獄。
弘法大師に導かれて無事に極楽橋に着きました。
祝杯をあげたかったのですが極楽橋には売店ないのにガッカリして帰途につきました。