三ノ峠山 カタクリの群生とエチゴルリソウ


- GPS
- 02:43
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 401m
- 下り
- 404m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・駐車場〜ブナ平:東山ファミリーランドハイキングコースを歩く。整備され歩きやすい。タムシバ、ユキグニミツバツツジ、ナガハシスミレ満開。マムシを見たので注意。 ・ブナ平〜尾根分岐:トラロープが敷設された急坂。泥濘で滑りやすい。健脚コースもあるが遠回りになる。イワカガミ満開. ・尾根分岐〜山頂:スギ林にトキワイカリソウ、ナガハシスミレの群生。緩い登り坂を行くと山頂。山頂東側にカタクリの群生。 ・山頂〜駐車場:赤道コース。友遊小屋にトイレ有。切通しにトキワイカリソウ、イワカガミの群生。 ・長岡市東山周辺のハイキングマップ。 https://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate12/sports/file/rootmap-01.pdf |
写真
感想
南条八石山から長岡市へ移動。田に水が入り、田植えの準備で人々が忙しなく動いていた。水面には残雪の刈羽黒姫山がきれいに映っていた。柏崎市は曇っていたが、長岡市は雲は多いがきれいに晴れていた。
長岡市営スキー場のコースは緑色になり、道沿いは桜吹雪が舞っていた。キャンプ場の駐車場はほぼ満車。色とりどりのテントに、肉を焼く匂いが漂う。みな昼間から酒を飲んで気分良さそうだった。夕方には頭痛と吐き気が待っている。
私は昼間に飲むことはないので、さっさと準備して肉の誘惑から逃げるように出発。登山口にはユキグニミツバツツジが出迎えてくれた。尾根分岐までチゴユリ、トキワイカリソウ、ナガハシスミレが咲き連ねていた。
青空にタムシバ、新緑にヤブツバキ、ブナの根にはイワカガミが咲いていた。某所ではエチゴルリソウが咲いていた。植生したのかもしれないが、管理された植物園ではないのでうれしく思った。
以前からエチゴルリソウは特徴などを調べていて、あるサイトから良い資料を閲覧することが出来て、とても興味深く参考になった。やはり生物は環境と地域で区別できるなと思った。人も言葉や習慣が違うのが良い例。所詮単なる生物でしかない。
ブナ平からは一般登山道。新緑の急坂を上がると尾根分岐に到達。スギ林の下にはトキワイカリソウ、ナガハシスミレが群生していた。緩い坂を上がると三ノ峠山山頂に到着。12時半を過ぎて誰も居なかった。
山頂を東へ。残雪の脇にはカタクリとオクチョウジザクラが咲いていた。その先のユキワリソウは終わっていたが、カタクリの群生は残っていた。五月晴れの青空と爽やかな風にそよぐカタクリ。心地よい道を歩いて展望スポットへ。
鋸山を眺めながら昼食。貸し切りだと思ったが、休んでいると案外多くの登山者が通り過ぎていた。残雪と新緑の景色を堪能して下山。登り返しもカタクリの群生を眺める。山頂でギフチョウと遊んで、赤道コースで下る。
友遊小屋にはトイレも有りとてもありがたい。切通しのような道になるとトキワイカリソウの群生が連なっていた。キクザキイチゲ、ナガハシスミレも咲いていた。一か所だけユキワリソウが残っていた。
ふれあい農業公園にも大勢の人々が散策に訪れていた。公園の下道にはイワカガミの群生。日陰にひっそりと咲いていた。池の脇を歩いてキャンプ場の駐車場に戻った。焼肉と焼きそばの香ばしい匂いを振り切るように移動。
まけんさんに以前教えてもらった南魚沼の某所へ。3週間前の六万騎山訪問時は残雪がすごくて入れなかった。水路沿いに歩いていくとせせらぎにアズマシロカネソウが咲いていた。結実した物もあったが、まだつぼみの物もありきれいに咲いていた。沢を探索したらホクリクネコノメソウも咲いていた。
六日町から高速に乗って前橋市へ戻った。次ぐ日はぐんまアカヤシオ祭り第5弾袈裟丸山へ。今季最後となる満開のアカヤシオを見ることになる。
コメント
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鋸山はまだ残雪があり花達はまだ開花前とのユーザーさんレコにありますけど、その延長の三ノ峠山は手前にありイワカガミなど咲きだしていたのですね、それにシラネアオイもね、長岡の里山いいですね、今年も鋸山を狙っているので情報ありがとうございました。
お疲れ様でした。
南条八国山と合わせて行ってきました。柏崎はガラスのサンカヨウを見るためだけに行きましたが、三ノ峠山は19日か25日に鋸山へ行くために様子を見に行きました。エチゴルリソウも某場所にありますからね。
一昨年も行きましたが、今年は残雪が多いです。山頂東側は雪とカタクリの群生も残っていましたからね。今度行く鋸山はサンカヨウとヤマシャクヤク狙いですね。咲いていると良いな。早めに下りて青島食堂も行きたいです。
エチゴルリソウ綺麗ですね!自分も前から見てみたいと思っていますが咲いている場所が遠いので先延ばしにしています。いつか見に行きたいです。
アズマシロカネソウ見られて良かったです。自分は先月の21日に六万騎と絡めて見て来ました。今年は雪が多かったので21日も残雪がかなりありました。
ぐろさんのお陰でコシノコバイモ沢山見られました。
ありがとうございました!
エチゴルリソウは噂を耳にしていましたが、自生はなかなか見られないので良かったです。一昨年は無かったので、植生したのかなと思いましたが、時期もあるのかな。西会津にもあると聞いてますが遠いですよね。まだ新潟の方が近いです。
一昨年教えていただいたことを覚えていて、六万騎山の帰りに寄りましたが、残雪がすごくて、民家のところでUターンしました。長岡からの帰りに立ち寄ってみようと計画してましたので見られて良かったです。意外な所に群生してましたよ。
私たちの翌週に行かれたのなら、例の所にもたくさんあったと思います。コシノコバイモは今年はどこでも当たり年で、弥彦山は50個近く見られましたからね。六万騎も多かったですよね。
これからはツツジとラン、サンカヨウとツバメオモトなど、恒例の時季になってくるので、志賀方面は毎週のように行くと思います。あっちも残雪が多いですからね。
当日の昼食後、再び山頂に戻ったら、長靴スタイルの地元の方が「去年もいくつか見たね」と遠くで聞こえて、どれどれと見たら花が落ちたカタクリではと思いました。帰宅後あまり調べなかったのがいけませんでした。おっしゃるとおり「ミドリバナカタクリ」でした。
日本植物生理学会の文献を見ると、ファイトプラスズマによる葉化病か花緑色変化。緑色のニリンソウが有名ですよね。花の構成器官が葉になる症状で「ファイトプラスズマ細菌に感染し、花器官の決定に関与する遺伝子の発現が弱まったために葉化してしまう」との事です。参考に日本植物生理学会のURL乗せておきます。ご指摘ありがとうございました。
https://jspp.org/hiroba/q_and_a/detail.html?id=2434
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