鳥海山(鉾立から新山往復)


- GPS
- 07:23
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,404m
- 下り
- 1,403m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 1:32
- 合計
- 7:23
天候 | 晴れほぼ無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪はスキーをするには十分。七五三掛けの下降点付近は積雪なくスキー板を外す必要があった。雪質はざらめとフィルムクラスト。 |
写真
感想
秋田側のゲートは定刻8時に開門し、並んでいた車列が一斉に動き出す。トータルで20台はいただろうか。この時点で天候は曇り。予報は良いはずなので回復を信じてクルマを運転する。ブルーラインの中腹に差し掛かるとそれまでの曇天から一変して青空になる。雲の上に出たようだ。予報どおりの好天となり大変嬉しい。そのままドライブを続けて8:19に駐車スペースに到着。支度は下界でほぼ済ませたが、ブーツはさすがに履けないのでここで身に付ける。8:29に行動開始。アスファルト道路を少し歩き雪壁のステップに至る。これがないと雪の上に乗るのはかなり難儀するので有り難い。雪壁は高い所では5メートルはゆうにあったと思う。雪の上に立てばあとはスキー+シールでひたすら歩くのみ。今日は夕方17時にゲートが閉まるので、遅くとも16:30までには下山しなければ間に合わない。安全第一に急いで慎重に進む。天候は晴れており、心配だった風もほぼなし。よって日差しと照り返しにより歩き出しからかなり暑い。2人ともシャツのみで歩く。最初の斜面を登り切ると福浦口からと思われる旗竿を目にする。そして周囲にはばらけているものの多くのスキーヤーハイカーが見られた。ざっと20人はいただろうか。旗竿を参考にしつつ進み御浜小屋には10:20に到着。小屋の手前付近から鳥海山新山がよく見えた。相変わらず立派な山容に興奮を覚える。また小屋からは雪の平原にしか見えない鳥海湖も見えた。ドラゴンアイになるのはもう少し先と思われる。小屋で小休止後行動再開。扇子の森は一部雪がなく夏道が露出していたが、巻き道であればスキーの利用に問題はなかった。扇子の森からは一旦下り。しっかり下るので、シールを剥いで滑っても良かったかもしれないが、今回シールはそのまま。コルから再び登りになり七五三掛を目指す。下降点付近は例によって雪がなく地面が露出していた。初めはスキーを手に持って通過できるかと思ったが、下降の区間が長いので諦め、ザックにスキー板を固定。シートラーゲンで進む。千蛇谷に下りると圧巻の景観。これが見たくて毎年はるばる埼玉から長距離運転をしている。谷に下りて小休止したら登降再開。緩い斜面だが長いのでのんびりもしていられない。既にスキーやボードで滑る人や、下りのハイカーと何度もすれ違った。休憩は最小限で進む。天気良く、立ち止まって写真を撮りながら進む。雪は緩んでおりシール歩行で問題ない。小屋付近まで上がると一部雪が堅い箇所もあったが、それでも結局クトーが要るところはなかった。新山直下までスキーで乗り上げ、山頂の岩場には12:59に到着。出発から4.5時間かかった。少し遅れてZさん無事到着。記念撮影をしつつ休憩する。山頂からの眺めは相変わらず良い。天気も持ってくれて本当に良かった。山頂から少し離れたところで座って下りの準備。Zさんは行動食を食べていた。支度ができたら13:31に下山開始。あまり時間がない。山頂直下付近も既に雪は緩んでいて急斜面も問題なし。むしろ快適だった。小屋から千蛇谷に至り更に快適になる。雪質はざらめかフィルムクラスト。最早パウダーを臨めないこの時期としては極上の雪質と言っても差し支えなかろう。快適過ぎてあっと言う間に滑ってしまう。Zさんはつぼ足アイゼンなので途中途中で待ちつつ滑る。とは言っても労力なく七五三掛の下降点に至る。ここは行きと同様にシートラーゲンに換装。登り終えたら再びスキー。扇子の森に至ると再びシートラーゲン。結構長い登り返しに感じる。ピークに至り三度スキーに換装。この後ゴールまで登り返しはない。小屋まで滑り、また来年と新山と鳥海湖に別れを告げる。その後快適な緩斜面を滑りつつ進む。心配だったゲートの時刻には十分間に合いそうだ。Zさんは夏道で下山することも考えていたようだが、安全策を取り2人で最後まで行動することに。午後も15時を回るとだいぶ周囲の人の姿も少なくなる。早めに上がる人が多いのだろうか。朝汗をかきながら登った斜面を最後快適に滑る。ここは天気が良いと海に向かって滑るようで、本当に気分が良い。最後まで無事滑りきって雪壁のステップに到着。ネットも張ってあり有り難く感じる。道路に至り用水路を流れる雪解け水でスキー装備を洗う。今回は積雪が多く装備が泥で汚れることはほぼなかったが、水で洗い流せるのはとても助かる。少し歩いてクルマに15:45到着。結局終日天気良く風弱く、快適に春スキーを楽しめる一日だった。これだから鳥海山詣では止められない。また来年も来よう。片付けをしても17時のゲート閉門には余裕で間に合った。ゲートが開いている時間がもう少し長いと途中のんびりできるのだが、こればかりはどうしようもないので、行動のスピードを上げるか、それが無理なら前日入りするしかないのだろう。
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