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Yamareco

記録ID: 8131718
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
鳥海山

鳥海山の東側山域を巡る

2025年05月05日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:24
距離
23.4km
登り
1,133m
下り
1,133m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:16
休憩
1:08
合計
11:24
距離 23.4km 登り 1,133m 下り 1,133m
10:00
10:15
48
県境稜線
11:03
11:18
47
P966.4
12:05
12:33
125
兜山
14:38
14:48
116
林道に下りる
天候 曇りのち晴れ
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
法体の滝の駐車場を出発。
2025年05月05日 05:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
5/5 5:24
法体の滝の駐車場を出発。
玉田渓谷の遊歩道には、まだ所々に残雪がある。
2025年05月05日 05:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
5/5 5:44
玉田渓谷の遊歩道には、まだ所々に残雪がある。
鳥海山百宅コースに向かう林道と合流。
2025年05月05日 06:03撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 6:03
鳥海山百宅コースに向かう林道と合流。
目に付いたゴミを集める。下山時に持ち帰った。
2025年05月05日 06:13撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 6:13
目に付いたゴミを集める。下山時に持ち帰った。
林道を行く。
2025年05月05日 06:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
5/5 6:14
林道を行く。
赤沢川と百宅大森。
2025年05月05日 06:17撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 6:17
赤沢川と百宅大森。
大清水山荘(百宅コース)への道と分かれて、左の林道へ。
2025年05月05日 07:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 7:05
大清水山荘(百宅コース)への道と分かれて、左の林道へ。
取りつく尾根が見える。
2025年05月05日 07:19撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 7:19
取りつく尾根が見える。
沢を渡渉する。
2025年05月05日 07:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 7:20
沢を渡渉する。
尾根に取りつく。
2025年05月05日 07:24撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 7:24
尾根に取りつく。
風がやや強い。
2025年05月05日 07:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 7:54
風がやや強い。
待望の雪堤が現れた。
2025年05月05日 08:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 8:18
待望の雪堤が現れた。
左手の百宅大森。
2025年05月05日 08:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 8:25
左手の百宅大森。
稜線に上がったようだ。
2025年05月05日 08:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 8:33
稜線に上がったようだ。
百宅大森は止めて、稜線を南へ向かう。
2025年05月05日 08:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 8:43
百宅大森は止めて、稜線を南へ向かう。
昨年登った三滝山方面が見える。
2025年05月05日 08:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 8:48
昨年登った三滝山方面が見える。
尾根が細くなると、ツゲなどの灌木に行く手を阻まれる。
2025年05月05日 09:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 9:33
尾根が細くなると、ツゲなどの灌木に行く手を阻まれる。
県境稜線の山。p934か。
2025年05月05日 09:36撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 9:36
県境稜線の山。p934か。
県境稜線に達し、休憩後に南西方向へ出発。
2025年05月05日 10:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 10:14
県境稜線に達し、休憩後に南西方向へ出発。
素晴らしいブナ林。
2025年05月05日 10:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 10:44
素晴らしいブナ林。
長い雪堤を登る。
2025年05月05日 10:51撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
5/5 10:51
長い雪堤を登る。
P966.4に到着。
2025年05月05日 11:03撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:03
P966.4に到着。
P966.4の三角点。
2025年05月05日 11:04撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:04
P966.4の三角点。
山形側に立つ標高約990mの無名峰。存在感がある。
2025年05月05日 11:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:05
山形側に立つ標高約990mの無名峰。存在感がある。
山形側のP923。左奥には二ツ山。
2025年05月05日 11:05撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:05
山形側のP923。左奥には二ツ山。
県境稜線の奥には丁岳。
2025年05月05日 11:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:14
県境稜線の奥には丁岳。
歩いてきた尾根の奥には遠上山。
2025年05月05日 11:15撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:15
歩いてきた尾根の奥には遠上山。
P966.4から北西側へ下っていく。
2025年05月05日 11:19撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:19
P966.4から北西側へ下っていく。
P966.4を振り返って。
2025年05月05日 11:32撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:32
P966.4を振り返って。
細いブナ林が広がっている。
2025年05月05日 11:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:38
細いブナ林が広がっている。
兜山に足を伸ばそう。
2025年05月05日 11:56撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 11:56
兜山に足を伸ばそう。
兜山山頂からの眺め。
2025年05月05日 12:07撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 12:07
兜山山頂からの眺め。
P978へ向かおう。
2025年05月05日 12:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 12:38
P978へ向かおう。
山形側の標高約990mの無名峰。
2025年05月05日 12:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 12:44
山形側の標高約990mの無名峰。
素晴らしき丁山地の山々。
2025年05月05日 12:55撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 12:55
素晴らしき丁山地の山々。
鳥海山の豊かで広大な裾野。
2025年05月05日 13:02撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 13:02
鳥海山の豊かで広大な裾野。
P864の一つ南にあるピークからの下りは急だった。
2025年05月05日 13:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 13:27
P864の一つ南にあるピークからの下りは急だった。
P864で県境稜線は西へ折れる。
2025年05月05日 13:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 13:44
P864で県境稜線は西へ折れる。
そのまま北側の尾根を下る。
2025年05月05日 13:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 13:48
そのまま北側の尾根を下る。
残雪豊富な幅広い尾根を行く。
2025年05月05日 13:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 13:54
残雪豊富な幅広い尾根を行く。
青空が広がってきた。
2025年05月05日 14:14撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:14
青空が広がってきた。
芽吹きも始まっている。
2025年05月05日 14:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:27
芽吹きも始まっている。
尾根の末端へ。
2025年05月05日 14:32撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:32
尾根の末端へ。
直根(ひたね)小の児童が考えた標語が堰堤に設置されている。
2025年05月05日 14:35撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:35
直根(ひたね)小の児童が考えた標語が堰堤に設置されている。
小沢を渡って・・
2025年05月05日 14:37撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:37
小沢を渡って・・
林道に上がった。
2025年05月05日 14:38撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:38
林道に上がった。
あちらこちらに水芭蕉の群落がある。
2025年05月05日 14:54撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 14:54
あちらこちらに水芭蕉の群落がある。
百宅大森を右手に眺めつつ。
2025年05月05日 15:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 15:33
百宅大森を右手に眺めつつ。
振り返ると、山頂まで姿を現して輝いていた。
2025年05月05日 15:35撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 15:35
振り返ると、山頂まで姿を現して輝いていた。
轟音を立てる法体の滝に到着。
2025年05月05日 16:42撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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5/5 16:42
轟音を立てる法体の滝に到着。
撮影機器:

装備

個人装備
スパイク長靴。

感想

昨年2月に山形との県境稜線上に立つ三滝山へ登って遠上山へ向かう際、さらに西側に立つ山々が気になった。高さは鳥海山とは比べようもないが、きっと手付かずの自然が残されているだろう。ルートを検討したが、アプローチが長すぎて、私の足ではどうしても2日が必要になる。

今回、本当は百宅大森(ももやけおおもり 890.3m)に登るつもりだった。ダム建設が進む百宅地区へ今冬は車では入れないので、法体の滝までの道路が通れるようになってから、玉田渓谷沿い遊歩道を歩いてアプローチする。赤沢川や上玉田川の渡渉は簡単ではないだろう。林道歩きが長くなるが、西側に回り込んで、水量の比較的少なそうな沢を渡渉し、登り易そうな尾根に取り付こう。ほとんど藪漕ぎになるだろうから、アイゼン・ピッケルは持参せず、スパイク長靴にヘルメット・保護メガネは必携だ。

尾根に取り付いて間もなく、予定していた尾根の南側の尾根に取り付いてしまったことに気が付いた。P868に至る尾根だ。そこから百宅大森へは、両側が崖マークの細い稜線を通過することになる。笹や木に掴まりつつ登っていくと、右手にまだ雪の付いた県境稜線が木々の間に見える。その時ふと、百宅大森ではなく、県境稜線を歩くことはできないだろうか・・という考えが浮かんだ。

P868に上がり、予定を変更して県境稜線に向かってみることにした。藪漕ぎではあるが、背丈を超える太いネマガリタケに囲まれることは、比較的少ない。県境稜線に達すると、残雪に恵まれることも多くなった。県境稜線に関しては、雪堤歩きの方が藪漕ぎよりも若干多かったかもしれない。

県境稜線上のP966.4は二等三角点だけあって、眺望は素晴らしい。秋田の三角点を圧倒的な情熱で訪ね歩いているmountrexさんのブログによると、「納屋ノ上」という三角点とのこと。山形側に聳えるP約990mが、丁岳の南に聳える雁唐山のような存在感を見せている。この山に名前はないのだろうか。

次は県境稜線より少し西に立つ兜山へ。風も収まり、雪肌まで明瞭な鳥海山東面を眺めながら、ゆっくり昼食とした。その後、県境稜線は北へ。細い所では藪に入ることが多くなる。P864で西に折れる県境と分かれ、下山は北に伸びる尾根を行く。広く平らな尾根は、幕営地として考えていた所で、やはりいい雰囲気だった。

尾根末端への下山では、先日の太平山地での失敗が頭にあって、急な下りを避けようと右へ寄り過ぎてしまったが許容範囲。身体の強い疲労感と共に心には深い満足感を覚えながら、長い林道を戻った。

赤沢川を右岸側へ渡ったあたりで、スノーモービルが数台、轟音を響かせながら追い越していった。水芭蕉があちこちに群生を作り、多くの生き物が暮らすこの桃源郷に、この轟音はまったく似つかわしくないと、私は思う。

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コメント

kamaさん こんにちは

今回も長距離歩かれましたね。
兜山からの鳥海南東アングルはやはり圧巻ですね。この地に立って初めての出会える絶景と言うところでしょうか。南方山形方面の無名峰(990m)も魅了的に感じました。山頂稜線の林間を歩ければさぞかし楽しいかと。流量豊かな法体の滝も懐かしいです。
お疲れ様でした。
2025/5/10 7:09
tonkaraさん、こんばんは!
tonkaraさんもかつて歩かれた丁山地の、一番鳥海山に近い山域を今回歩くことができて幸いでした。
山形の約990m無名峰は、とても存在感があって、何か宝物を掘り当てたような気分です。山形の岳人で何度も登っているという方は、きっといらっしゃると思いますが・・
実はヤマケイの「美しき日本の山」というカレンダーを毎年部屋で使っているのですが、今年の5月は丁岳からの鳥海山の写真です(秋田の山岳写真家 大川清一氏撮影)。よく見てみると、県境稜線からこの無名峰にかけてもしっかり写っていて、うれしくなりました。
2025/5/10 20:34
kamadamさん
お疲れさまでした。いつものことながら圧巻です。雪がつながっている所もありますが、それ以外は藪ではないですか 地域の詳細はわかりませんが、登山道のない稜線に挑むいつものスタイルに感服です。それから必携3品、勉強になりました。和賀岳周辺で実践するかも…です
2025/5/10 11:16
mametan3さん、こんばんは!
必携3品とか書いていますが、私の文章は自分のその時その時考えたことを綴る、言わば独り言です
でもこの三点は、藪漕ぎに望むに当たっては強い味方になりますね。ピッケルは持参したいところですが、私の物は昔の長いピッケルで、藪に引っかかります

今シーズンは天気と休日がなかなか合わず消化不良気味でしたが、なんとか一つ、満足感を覚える山歩きができました。今回登れなかった百宅大森など、宿題はたくさん残っていますので、mametanさんのようなアスリート並みのトレーニングはできませんが、可能な限り体力維持に努めたいと思います
2025/5/10 20:51
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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