記録ID: 8137984
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
残雪期焼岳と上高地
2025年05月01日(木) 〜
2025年05月02日(金)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 863m
- 下り
- 849m
天候 | 晴れ、曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
新中の湯登山口は車中泊5台となかなかの盛況ぶり |
コース状況/ 危険箇所等 |
3日前に15cm降雪。例年より雪多し。沢の出合いから稜線に乗る急斜面へのライン取りが難しい。斜度はスキー場上級コース斜面を上り下りする感じだが、もちろんゲレンデと違って圧雪整地など一切されていない。早い時間帯だったのでトレースがあった急斜面の斜めトラバースルートを取った。残雪期ピーカンで陽の当たる斜面だと降り始める時刻が10:00を過ぎたら日射で雪がグサグサに腐り、足場が崩れ始めることを心配すべき。その場合トラバースルートは危険なので、沢の中央ではなく安定したザイテングラード状の岩稜帯やその脇の斜面を後ろ向き四つん這いでずるずる降るしかない(雪面荷重が重すぎると感じたら、最悪滑落を避けるため荷物を先に滑り落して下で回収や残置も考える)。稜線から尻セードで沢を横方向に滑降する猛者も複数いたが、雪が薄くなるこの時期は無謀かも知れない。 |
その他周辺情報 | 登山口直近だが中の湯温泉旅館で得られる登山情報は登山者の生の声はなく、公知や統計的情報のみ。ここは山小屋ではなく、あくまでも温泉旅館なので、これはいた仕方ないこと。もちろん不着時の遭難通報はされるが捜索救助などを期待してはならない。どうも中の湯温泉旅館に電波アンテナがあるらしく、そのおかげか沢の出合いでもau携帯は通じた。 |
写真
登り始め最初の分岐を右へ通り過ぎて振り返って撮った写真なので、左が入山口方面、手前が通常夏山登山ルート方面、奥からのトレースはおそらく帰り際のショートカット下山ルートと思われるので、入山最初の分岐は進行方向から見て右へ進んだ方が雪も少なく無難。
急斜面から一旦平地になったところをのもう一段上で、左へ尾根沿いに進んだ方がちょっと藪漕ぎがあるだけであとは雪のない楽なルートだったことを降りでここまで降りて知った。雪のない尾根沿いルートが道もあって安全。
感想
ピッケルを持たない邦人登山者を1名、中の湯バス停から登ってきたランニングシャツ姿の軽装外国人1名(樹林帯で途中下山し上高地へ歩いているところを上高地行バスの中から新釜トンネルを抜けたところで見かける、装備はともかく凄い体力)。インバウンドで外国人入山者も多くなったが、総じて無謀山行と思われる行動が目立つ。焼岳は情報も少ないが、南峰の方が標高が高く別峰であることを知らないまま登山を計画したり、北峰から上高地への登山道の途中にある崖地に斜度80度で10M近い高さのある梯子がGW過ぎまで取り外されており、通行不能であることを知らないなど、丁寧に地形図を見てルートを事前に長野県山岳総合センターなどで相談していれば防げたと思われる。活火山レベルはGW前に自治体判断で下げられたかもしれないが、雪山の難易度まで下がったわけではない。
当日警察のヘリが何度も横で旋回してたが、前日下山ルートを迷ってビバークした遭難者を探し出して救助した模様、ご苦労様です(救助活動中はパトランプ点けて欲しい)。赤テープは色弱で気が付かない人がいるので、明るい水色テープがいいと思います。
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