桟敷ケ岳
- GPS
- 05:15
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 643m
- 下り
- 636m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況 ・登山口からナベクロ峠までは道は明瞭で問題なし。 ・ナベクロ峠からの尾根コースは踏み跡、テープなどがないので地図、コンパス等で現在地を確認しながら降りる。小さな尾根の分岐があるので要注意。 ・積雪時はどこも踏み跡がないので、慎重を要する。 |
その他周辺情報 | ・飲食・宿泊-大森リゾートキャンプ場 |
写真
感想
京都の北に広がる京都北山の、代表的な山の1つである桟敷ヶ岳は、京都の街中を流れる鴨川の源流になる。この山域は登山道として整備されていない場所が多く、冬季は雪深い山域でもある。山名の由来は皇位継承争いに敗れ、大森の里に隠栖した惟喬(これたか)親王が山頂に桟敷を設け、都を望んだという伝説による。
桟敷ケ岳へのルートは多様だが、登りは大森登山口から薬師峠、岩茸山そして桟敷ケ岳へ。
下りは山頂からナベクロ峠へ、ここを左折し荒れた沢を南西方向に下る周遊コースを設定する。
今回は雪山を想定し、ワカンやアイゼンを準備したが雪がないので、それらを残し身軽な装備で出発する。薬師峠までは少し急坂が続くが時間はそれほどかからない。
峠には六体地蔵が置かれ岩屋登山道と合流する。暫し衣服を調整し水分補給をしてから岩茸山にコンパスを合わせて歩を進める。
冬枯れのコナラの樹林帯は明るく、薄い残雪に覆われている尾根道は明瞭で歩く易い。登山口から1時間半で狭い岩茸山山頂に到着する。
小休憩後、次の桟敷ヶ岳にコンパスを合わせ出発する。尾根道は細く緩やかな坂道だ。
最後の急坂を登りきると桟敷ケ岳です。
山頂は広く二等三角点が設置されているが樹林で展望は効かない。30分程昼食や写真を撮り山頂に留まるが底冷えが厳しく、ナベクロ峠にコンパスを合わせて下山を開始する。
間もなくナベクロ峠に到着する。小さな標識が樹に着いているが分岐の道も踏み跡もない。左折し尾根方向に進むと左手に赤テープがある。
ここが沢ルートの入り口の様だ。全く踏み跡もなく沢が倒木で荒れているように感じで急遽、沢コースから尾根コースに変更する。
このコースはテープも踏み跡もない藪の急坂の尾根道だ。地図、コンパス、高度計を駆使しながら比較的に広いP870そして幾つかの小さな枝尾根を選びながら狭いP756に到着する。ここからは視界が開け、北西方向には飯盛山が前方には送電線が見える。PM13時ごろ送電線の鉄塔下に到着する。
ここからの尾根道は北山杉の樹林帯に覆われている。真っ直ぐ伸びる北山杉は美しい。
しかし沢に近づくと北山杉の大伐採地が拡がり茶色の山肌が露出し荒廃している。山の斜面は至る所で崩れ無残だ。最初に想定していた沢コースの合流点に着くと、沢は想像以上に倒木等で荒れ果てコースを変更して良かったと思った。
今日の山行は雪山とルートファインディングで、一つでも達成でき大変楽しく心満たされる山歩きとなった。
道迷いをなくす現在地の確認の基本は地図とコンパスと状況認識だ。今日はその上に高度計やGPSも使用する。更に初めてマップポインターを使用し緯度経度の現在地を確認することもできた。
様々な方法があるが不必要なものはない。それぞれの状況において使えればよい。そして何度もそれを繰り返すことが大事だと思う。
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