野谷荘司山 東谷



- GPS
- 07:15
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 1,133m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
天候 | 曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
雪を求めて白山エリアへ。野谷荘司山の東谷へGOさん誘って向かってみた。ここはスキークラブの先輩方に3年前に教えてもらい、とても広くて気持ちの良い谷だったので、今年も3月くらいに「行きたいなぁ〜」と先輩方に声掛けしたのだが、「まだ出るぞ(雪崩が)」と…このエリアは雪崩の巣窟ですもんね、落ち切った4月半ば以降じゃないと危ないと言われ待ってました。
4月に行きそびれGW明けになってしまったが、今年は雪が多かったのであわよくば末端から雪がつながっていないか?と期待して向かう。林道からチェックするも残念ながら谷の取付き付近はブッシュブッシュ。もう少し奥はどうかな?と林道を進むと、デブリで林道が塞がっている所に車1台。屈強のスキーヤーが取付いているみたい。で、私らはどうしよう?軟弱スキーヤーの自覚ありありの私らですから、最初からブッシュとは戦わず夏道で向かうことに決めて鶴平新道の登山口まで戻る。
登山道とはいっても、足元こそ歩きやすいが頭上には容赦なく枝が広がり、背中のスキーを拉致しまくるので全然進まん。しばらくは我慢の歩きで何とか美しいブナ林の尾根に。雪もつながっているようでシールハイクに切り替えるが、ブッシュがすぐに現れたりやたらとデカいツリーホールが広がっていたり、急登でずり落ちそうになったりで板を脱いだり履いたりの繰り返し。日当たりの良い上部は夏道が所々でているし、結局途中からはずっとシートラ。重いしブッシュには捕まるし散々な思いで1450m地点に到着。ここからなら安全に東谷にトラバースして入れるので終了点にするつもりだったのだが、目の前に美味しそうな斜面が広がっているので行こう行こう!と欲が出てもう少し上ると、やっと赤頭山が見える広々とした尾根にたどり着いた。この時点で11時半。もぉ疲れた…今日はここまでにして滑走しよう。
昼ごはんゆっくり食べて滑走開始。調子に乗って下り過ぎると東谷に入れなくなるから慎重に。でもやっぱり少し落とし過ぎた。トラバースしやすい斜度でブッシュの少ない所まで少し登り返して東谷へ。その後しばらくは快適な広い中斜面を楽しむ。登りの辛さを忘れるよね〜!やっぱり山は良いよね〜!と最後までこの快適さが続くことを祈りながら降りていくけど、現実はやはり厳しくって4月のように最後まで滑らせてはくれない。1150m辺りで一度板を外してブッシュ越え、その後は倒木や折れた枝、落石を避けながらの制限滑走、雪の幅が狭くなっても意地汚くボーゲンで進み力尽きる。標高800mを切った辺りで板を脱ぎ、林道までのわずか300〜400m、標高差50mを下るのに1時間。容赦なく絡まる蔓性植物に半狂乱。今度からはナタを持ってくる!と固い決意。(重いので絶対にもっていかないでしょう)
しかし、ここからハイクアップ開始していたら、間違いなく早い段階で撤退だった。夏道を利用しようと提案してくれたGOさんの判断に感謝。藪漕ぎは春スキーには付きものだよと涼しい顔でおっしゃるが、できたら藪無しでお願いしたいものです!散々な思いして、すべてのモノがドロドログシャグシャになったけど、何故か最後に記憶に残るのは快適斜面を滑走している爽快感だけ。山スキーって不思議。
※低山だし5月だしと思って普通のポールを持っていくつもりが、うっかりダブルウィペット持ってきてしまい、しまった!と思いましたが、思った以上に固い斜面の急登あり、ブーツアイゼン不携帯だったので役に立ちました。斜面によってはブーツでけり込んでもわずかなステップしか作れない所もありけっこう怖かった。強いスキーヤーなら不要と思いますが、非力な私にはウィペット安心のお守りになりました。ただし下りのブッシュではこれほど邪魔のものもなかったですけどね。アックス部分取り外して途中でザックに括り付け、なんとか降りてきましたよ(笑)
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