茅ヶ岳・金ヶ岳 諸山展望の絶好の位置にあるニセ八ツとも称される深田久弥氏縁の山


- GPS
- 05:16
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,069m
コースタイム
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 5:15
天候 | ほぼ快晴だが、10時過ぎまでガスで展望が無かった。11時過ぎからは晴れて、富士山、南アルプス、北アルプス、八ヶ岳連峰、奥秩父まで展望が広がった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央高速韮崎インターで降りて、舗装道路7キロ13分で駐車場に到着する。非常に快適なアクセス。30台程度。トイレ併設。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
歩きやすい道で登りに急坂はあるが危険箇所は無い。岩場が数箇所ある。 茅ヶ岳から金ヶ岳まではアップダウンのある稜線歩きで、岩場もあるので慎重に通過する必要がある。 |
その他周辺情報 | 湯めみの丘 茅ヶ岳駐車場から一般道で12キロ18分。ここからスマートインターがある双葉サービスエリアまでは2.4キロ7分と至近。 大人500円と非常に安い日帰り温泉施設。10~22時営業で偶数月の第1木曜日定休。ナトリウム塩化物泉=低張性アルカリ性高温泉。露天風呂からは富士山も眺められる。私は確認できませんでしたが、百名山が7つ見られるそうです。 露天風呂はぬるめなので、いつまでも入っていられます。内風呂は四つでサウナもあります。 ラーメンなどの食事もできます。 |
写真
感想
この日は雁ヶ腹摺山に行こうとしていたが、見晴らし予報が当日朝になって芳しくなかったので、急遽快晴予報の出ていた茅ヶ岳に向かうことにした。中央高速からは南アルプスや八ヶ岳連峰が綺麗に見えていたが、茅ヶ岳山頂に10時近くに滞在していた頃はガスで何も見えなかった。
茅ヶ岳ピストンの方は残念そうに下山されて行ったが、自分は金ヶ岳まで足を伸ばすことにしていたので、その間にガスが晴れるのを期待して歩き始めると、樹々の間からスイスの山のような甲斐駒ヶ岳が見え始めて、ワクワクが止まらなくなった。
金ヶ岳南峰で展望が開け、南アルプス北部の雪をいただいた綺麗な姿がはっきりと認められた。また、富士山と茅ヶ岳が同時に見られて、大変風情があった。金ヶ岳山頂からは、山桜越しに南アルプスが望まれた。
昼近くに茅ヶ岳山頂に戻ると360度の大展望で、富士山、南アルプス、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳連峰、奥秩父、富士山の前衛の山々などの展望が広がって感動した。
茅ヶ岳はその位置が日本百名山などの有名な山々に囲まれていることから、晴れていれば360度にわたる大展望の山です。また、江戸時代からニセ八ツと呼ばれていたように、八ヶ岳連峰の赤岳、阿弥陀岳などに似ていて秀麗な山容になっています。日本二百名山や山梨百名山など、多くの肩書を持っています。
とても登り易い山でした。岩場は数箇所有りますが、鎖場も無く危険箇所とまでは言えないと思います。金ヶ岳まで足を伸ばせば稜線歩きも楽しめ、変化に富んだ登山ができます。意外に稜線上で数人の方とすれ違いましたので、茅ヶ岳だけでなく金ヶ岳まで歩かれる方がいらっしゃいます。また、桜の季節にはたくさんレコが上がっていましたが、千本桜コースも登下山時に組み合わせられて楽しめます。
茅ヶ岳は深田久弥先生終焉の地として有名で、百名山の完登に関わりなく訪れるか、完登してから訪れるかを考えていましたが、結果として後者になりました。茅ヶ岳山頂直下にある石碑に、氏がいつも山行に持ち歩いておられたあんぱんをお供えして黙祷させていただきました。また、下山してから深田記念公園に寄り、記念碑の「百の頂に百の喜びあり」の自筆を拝見しました。4月の第3日曜日には、「深田祭」として碑前祭と記念登山が行われています。
氏が日本各地の名山を紹介され多くの方々が山行の目安にすることにより、今日の登山・ハイキング人気に一役かっていると考えられることから、深田久弥氏の功績は非常に大きなものがあると思います。
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