苔に魅了された 大洞山（津10）～尼ヶ岳（津10）

2025年05月14日(水) [日帰り]

• GPS: 06:20
• 距離: 13.0km
• 登り: 1,103m
• 下り: 1,104m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:59
• 合計: 6:19

距離 13.0km 登り 1,103m 下り 1,104m

8:33 三多気駐車場
8:51 8:56 真福院
9:18 9:29 大洞山南麓登山口
10:17 大洞山
10:37 10:38 大洞山
10:59 四ノ峰
11:03 三ノ峰
11:13 11:16 倉骨峠
11:23 11:26 一ノ峰
11:28 オオタワ
12:07 12:38 尼ヶ岳
13:00 オオタワ
13:06 一ノ峰
13:14 13:15 倉骨峠
14:35 14:39 真福院
14:52 三多気駐車場
14:52 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三多気の桜　駐車場を利用しました。桜のシーズン以外は満車になることはないと思われます。今日も私たちの車1台でした。もう少し上ったところにある真福院にも数台なら駐車可能です。ただしそこまでの道は狭いです。

コース状況／危険箇所等

帰路で崩落した箇所があったが、迂回路もあり危険と感じた箇所はなかった。

写真

5/14 8:28

今日はこちら、三多気の桜駐車場を利用しました。到着時も下山時も他に車はなく貸し切りでした。

5/14 8:35

しばらく桜並木（古木）の舗装路（結構急坂）を登っていきます。

5/14 8:43

左手に国指定の有形登録文化財の【田中家住宅主家】があります。今も住居として使用されているようで、道から写真だけ撮らさせていただきました。以前何かで見た時は茅葺屋根が傷んでいた記憶があるのですが、葺き直されたようできれいな状態でした。

5/14 8:46

道端でガクウツギが白い花を咲かせていました。

5/14 8:49

真福院に着きました。古刹の中には真福院のように神仏習合の名残でお寺なのに鳥居があるところがありますね。

5/14 8:49

大洞山へは鳥居の左の舗装路を登っていきます。

5/14 8:53

せっかくなので真福院を見学させていただきました。

5/14 8:55

しだれ桜も見事ですが、その奥に巨大な杉とけやきがあります。

5/14 14:37

登山道沿いに立派なトイレもあります。

5/14 9:02

やっぱりこの付近にもマムシグサが多いです。

5/14 9:06

見た目よりも急坂です。ここで頑張ると体力が続かないのでゆっくり登ります。

5/14 9:08

分岐点まできました。大洞山へはまっすぐに進みます。帰りはここに合流します。

5/14 9:11

登山口かと思ったら、大洞山登山口まで500Mとあります。

5/14 9:17

傷んできていますが、登山道は歩きやすいです。

5/14 9:25

ここが登山口のようです。

5/14 9:30

自然石で作られた石段がずっと続きます。思ったより急です。

5/14 9:37

苔むした岩がゴロゴロしています。

5/14 9:43

急な石段が続きますが、中々風情があります。

5/14 9:56

山頂まで0.3Km。もう少しです。

5/14 10:02

この辺りの石段はちょっと荒れています。

5/14 10:08

ノミノフスマでしょうか？

5/14 10:08

ヘビイチゴはバラ科だそうです。

5/14 10:09

この辺りの木は立ち枯れして伐採されています。

5/14 10:12

頂上が見えて？来ました。

5/14 10:15

大洞山・雌岳着きました。天気も良い。展望も良いです。

5/14 10:15

尖った山頂の局ヶ岳が見えます。

5/14 10:15

一息つく間もなく、雄岳に向かいます。

5/14 10:20

こちら側の登山道は荒れています。せっかく登ってきたのにどんどん下ります。

5/14 10:29

緩やかに登っていきます。

5/14 10:32

いきなり展望が開けました。

5/14 10:35

雄岳山頂に到着しました。となりでたけちゃんが『携帯の中継器があるから電波が強い』と言っていましたが、

5/14 10:38

裏へ回ってみてみたら、林業者の方向けの中継器のようです。

5/14 10:36

何ツツジか分かりませんが満開です。

5/14 10:38

ススキの原っぱを抜けて、尼ヶ岳へGO。

5/14 10:39

ツツジの赤が鮮やかです。

5/14 10:44

この辺りはゴツゴツした石が転がっています。

5/14 10:52

林道（作業道）まで下りてきました。尼ヶ岳へはもう少し下ったような・・・

5/14 10:59

この辺りは岩の間を縫っていきます。

5/14 11:10

分岐点まで下りてきました。帰りはここをまっすぐに進んでいきます。

5/14 11:12

倉骨垰まで下りてきました。

5/14 11:14

倉骨垰に造成された広場があります。ここにも駐車可能？

5/14 11:16

さあ、いまから尼ヶ岳に登っていきます。

5/14 11:18

案内板の脇に怪しげな天使が・・・

5/14 11:26

今から登りだと思っていたのですが、石段をどんどん下っていきます。

5/14 11:28

大タワまで下ってきました。大タワって何だろうと思って調べてみたら鞍部のことでした。この木は関係ないようです（笑）

5/14 11:36

緩やかな上り下りが続きます。

5/14 11:40

ここから本格的な上りのようです。上の方に階段が見えます。

5/14 11:44

まだ何とか階段として機能しているようです。

5/14 11:47

尼ヶ岳山頂まで0.3Kmです。

5/14 11:51

傾斜が急になってきました。

5/14 11:58

登山道があるようなないような。どこを登ってもOkみたいな感じです。

5/14 12:04

ふくらはぎに堪える傾斜が続きます。

5/14 12:38

尼ヶ岳山頂に到着です。

5/14 12:10

展望はすごく良いです。尖っているのは倶留尊山でしょうか？他は全然分かりません（笑）

5/14 12:10

5/14 12:37

山頂は広く、ベンチもあります。ただ夏は暑くて腰掛けていられないかも・・

5/14 12:09

大日如来？のお隣の木陰でランチをいただきます。

5/14 12:39

ゆっくり休んで、さあ出発です。

5/14 12:46

急斜面なので慎重に下りていきます。でもやっぱり下るのは速い。

5/14 12:50

木が根っこごと倒れて、階段が無くなってます。

5/14 13:01

あの下ってきた石段を今度は登ります。数えてみたら200段くらいありました。結構きつい。

5/14 13:08

健脚の方は左のピーク越え、私たちは右の巻道を通ります。

5/14 13:17

分岐まで戻ってきました。健脚の方は雄岳・雌岳へと案内されていますが、私たちにそのような余力は残っていませんので真っすぐに進みます。

5/14 13:17

苔むした石垣がきれいです。

5/14 13:19

とおもったら、ジブリの世界が広がります。

5/14 13:19

今回の登山で、一番のサプライズ。登山道も斜面の上も下も、岩という岩が全部苔むしています。

5/14 13:19

360度、緑です。

5/14 13:21

こんなに素晴らしい道があまり知られていない（私だけ？）なんて・・

5/14 13:23

タニギキョウでしょうか。

5/14 13:24

ああ、普通の登山道に戻りました・・

5/14 13:25

と思ったら、また苔街道です。

5/14 13:28

ここは苔の壁になってます。

5/14 13:29

ヒメレンゲもたくさん咲いてました。

5/14 13:31

少ないですが、ニリンソウも見かけました。

5/14 13:33

【採らずに撮ろう】がいたるところにあります。採っていく不心得者がいるということでしょう。

5/14 13:33

苔の世界はまだまだ続きます。

5/14 13:34

上も

5/14 13:35

下も苔・苔・苔です。

5/14 13:37

苔、近くで撮ってみました。

5/14 13:40

ベンチも苔です。

5/14 13:42

その先は崩れて通行止めとなっているようです。

5/14 13:42

迂回路があるのでそちらを通ります。

5/14 13:43

迂回路も長くは持ちそうにありませんね。

5/14 13:48

また苔道です。

5/14 13:53

少し下りたところに展望台があるようです。

5/14 13:54

尼ヶ岳が見えます。木が伸びて今はあまり展望は良くありません。

5/14 13:55

このすばらしい苔の世界がずっと残って欲しいですね。

5/14 14:01

林道？まで下りてきました。

5/14 14:02

東屋がありますが、休憩せずにそのまま進みます。

5/14 14:03

道路を越えたら、雰囲気がガラリと変わりました。

5/14 14:04

サラサドウダンがたくさんの花を咲かせていました。

5/14 14:24

林道に出ました。これからは下っていくだけだと思ったら、長い上り坂が続きます。

5/14 14:30

やっと広場みたいなのが見えてきました。しかし遠い。

5/14 14:31

やっと朝見た分岐点まで戻ってきました。

5/14 14:40

疲れた体に鞭打って、この長い石段を上って

5/14 14:40

蔵王権現様に無事に下山できたことのお礼を言いました。

5/14 14:41

杉の巨木2本と、樹齢1000年以上と言われる県の天然記念物のけやきの巨木です。

5/14 14:51

あとは桜の古木の並木道を下っていきます。

5/14 14:52

駐車場が見えてきました。今日も無事下山できて感謝です。お疲れ様でした。

撮影機器：

Pixel 9a Google

感想

たけちゃん

美杉の魅力　三多気の桜と御嶽山真福院

桜は五月になり葉桜となっていましたか、桜並木の木々の一本一本の大きさや並木路の素晴らしさや周辺の景観もこの時季でもじゅうぶんに見応えがありました。

そして三多気の奥まったところにある真言宗醍醐派のお寺、御嶽山真福院。
奈良吉野の金峯山（きんぷせん）修験本宗の本山、国軸山金峯山寺と同じく、どちらも日本独自の山岳仏教である修験道の本尊様である蔵王権現がお祀りされているそうです。
参道には県指定天然記念物、樹齢千年以上と言われる欅（ケヤキ）の大木も見ることができました。
またどちらも七世紀後半、白鳳時代に役行者（えんのぎょうじゃ）の呼び名で有名な役小角（えんのおずぬ）によって開基されています。そしてお寺の境内地、周辺、その地域には沢山の桜が有ります。

名勝三多気の桜と言われる真福院までの参道1500mの間に北畠顕能公が植えたと言われる約二千本余りの桜並木だそうです。


東海自然歩道の苔の石畳も含めて三重の隠れた名所を訪れることができた1日でした。

うだだん

今年初めに登山を再開してからずっと来たかった大洞山と尼ヶ岳。三多気の桜　
駐車場からだと距離10KM越え、累積標高差も1000m以上と、ちょっと初心者にはしんどいかなと思っていたものの、ようやく体力もついてきたのでやってきました。
登山道は一部荒れている箇所はありますが、危険個所もなく、体力さえあれば（急な登りが続くので）安心して登れる山だと思います。大洞山雌岳・雄岳、尼ヶ岳三峰とも山頂の展望が開けており満足感も高いと思います。ただ、大洞山を登り始めてから雌岳・雄岳を過ぎても全く尼ヶ岳が見えないので、尼ヶ岳までが本当に遠く感じます。尼ヶ岳は山頂が広いので腰を下ろしてゆっくりできます。たけちゃんとは『レジャーシートを持ってきて寝ころびたいな』と話してました。
今回の登山の一番のサプライズは苔道です。他の方の山行記録で苔道のことは知っていたのですが、まさかこれほどとは・・・
もしこれが、人気のある鈴鹿セブンマウンテンにあったとしたら人が押し寄せているだろうとたけちゃんと話してました。この苔道だけでも今回の登山は来てよかったと思いました。あまりアップしていません（これでも）が、写真を撮りまくってしまいました（笑）
今日の大洞山、尼ヶ岳登山で、目標の津10山の8山を達成しました。あとは地元の経ヶ峰と今日山頂から見えていた倶留尊山です。

コメント

あつ

私も、このコースが大好きなんです。
あの苔の道、話には聞いていても、写真を見ていたとしても、実際に見るまでは、本当の素晴らしさはわかりませんよね(^^)
私も初めての時は、本当に感動してしまって、これでもかこれでもかと写真を撮り、なかなか進みませんでした。
大洞山と尼ヶ岳の激登りのあとのご褒美がなんとも甘美でたまりません。
同じように感じてくださっているのが嬉しいです(*^^*)

うだだん

あつさん　コメントありがとうございます。
いやあ、あのスケールで苔の道が続くのは中々ないと思います。もっとメジャーな山であれば全国区になっていたと思います。このルートに苔の石畳があることは以前から知っていたのですが、まさかあの規模とは・・
多くの方に知ってもらいたい気持ちもありますが、観光客が押し寄せて荒れてしまっては元も子もないので、今のままがいいのかも知れません。

あつ

うだだんさん
観光客は来てほしくないかな〜😅
って思います。
とにかく、レポをありがとうございました。
また大洞山、尼ヶ岳への愛が深まりました🥰