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Yamareco

記録ID: 8179745
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

【山ヤ歴40年の原点】剱岳前衛・高峰山(─ハゲ山─城ヶ平山)

2025年05月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:55
距離
20.8km
登り
1,190m
下り
1,191m

コースタイム

日帰り
山行
5:51
休憩
1:04
合計
6:55
距離 20.8km 登り 1,190m 下り 1,191m
6:19
6:21
29
6:50
28
7:18
7:28
21
県道67号分岐の池
7:49
24
鶴仙和尚洞窟入口
8:13
8:23
10
高峰山登山口分岐
8:33
35
9:08
9:18
28
9:46
9
9:55
21
高峰山登山口分岐
10:16
17
鶴仙和尚洞窟入口
10:33
10:43
10
県道67号分岐の池
10:53
6
西種バス停
10:59
22
西種公民館前バス停
11:21
8
西種分岐
11:29
11:39
7
11:46
5
西種分岐
11:51
12
12:06
14
展望台分岐
12:20
12:30
24
12:54
12
上ノ平集落跡の水場
13:06
13:08
3
13:11
大岩川親水公園
天候 晴れ後曇り後小雨
過去天気図(気象庁) 2025年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大岩川親水公園の駐車場を利用。
コース状況/
危険箇所等
大岩川親水公園の駐車場から高峰山登山口まで2時間半ほど車道歩き。高峰山への登山道は傾斜が緩やかだけど、なかなか着かないもどかしさも。
ハゲ山─峠山─城ヶ平山の縦走路は、前日までの雨の影響か、ぬかるみが酷かった。
その他周辺情報 モンベルヴィレッジ立山のハーベステラスでチキンビンダルーカレー喰った。
大岩川親水公園の駐車場をスタート!
2025年05月18日 06:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:16
大岩川親水公園の駐車場をスタート!
名物のそうめんをいただける金龍
2025年05月18日 06:19撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:19
名物のそうめんをいただける金龍
大岩バス停。手前の中華そば屋は行列ができる超人気店!
2025年05月18日 06:21撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:21
大岩バス停。手前の中華そば屋は行列ができる超人気店!
滝行で有名な大岩山日石寺の入口
2025年05月18日 06:23撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:23
滝行で有名な大岩山日石寺の入口
千巌渓
2025年05月18日 06:24撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:24
千巌渓
おおかみこどものふるさと
2025年05月18日 06:49撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 6:49
おおかみこどものふるさと
浅生側の城ヶ平山登山口
2025年05月18日 06:50撮影 by  iPhone 15, Apple
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浅生側の城ヶ平山登山口
「険道」として有名な富山県道67号宇奈月大沢野線。車道を歩いてるのに、蜘蛛の巣が鬱陶しい…(苦笑)。
2025年05月18日 07:00撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:00
「険道」として有名な富山県道67号宇奈月大沢野線。車道を歩いてるのに、蜘蛛の巣が鬱陶しい…(苦笑)。
峠を越えて、振り返ります。
2025年05月18日 07:05撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:05
峠を越えて、振り返ります。
高峰山方面への入口となる分岐点
2025年05月18日 07:17撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:17
高峰山方面への入口となる分岐点
分岐点には池がありました。晴れていますが、まさかあそこまでガスガスになるとは…。
2025年05月18日 07:18撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:18
分岐点には池がありました。晴れていますが、まさかあそこまでガスガスになるとは…。
「険道67号」から林道に入った途端、道幅が広がりました(苦笑)。
2025年05月18日 07:30撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:30
「険道67号」から林道に入った途端、道幅が広がりました(苦笑)。
スギ花粉症のかたには嬉しい事業
2025年05月18日 07:31撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:31
スギ花粉症のかたには嬉しい事業
鶴仙和尚洞窟遊歩道入口
2025年05月18日 07:49撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 7:49
鶴仙和尚洞窟遊歩道入口
道の端っこに初めて雪を認めた先に、標識があります。
2025年05月18日 08:05撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:05
道の端っこに初めて雪を認めた先に、標識があります。
林道が二手に分かれるので、高峰山のほうに進みます。
2025年05月18日 08:06撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:06
林道が二手に分かれるので、高峰山のほうに進みます。
クルマで来た場合の駐車適地
2025年05月18日 08:12撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:12
クルマで来た場合の駐車適地
さらに二手に分かれ、左手に進みます。
2025年05月18日 08:13撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:13
さらに二手に分かれ、左手に進みます。
池がありました
2025年05月18日 08:26撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:26
池がありました
洗掘が酷く、オフロード仕様でないフツウのクルマは止め他方がいいでしょう…(汗)。
2025年05月18日 08:28撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:28
洗掘が酷く、オフロード仕様でないフツウのクルマは止め他方がいいでしょう…(汗)。
水場。下山時には採水しました。
2025年05月18日 08:32撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:32
水場。下山時には採水しました。
大きめの残雪があります。
2025年05月18日 08:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:33
大きめの残雪があります。
40年ぶりの高峰山登山口。ここから歩道です。
2025年05月18日 08:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:33
40年ぶりの高峰山登山口。ここから歩道です。
鍋冠山
2025年05月18日 08:44撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:44
鍋冠山
ガスガスですが、そのうちコレすらみえなくなりました…(汗)。
2025年05月18日 08:48撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 8:48
ガスガスですが、そのうちコレすらみえなくなりました…(汗)。
ツツジと
2025年05月18日 09:01撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:01
ツツジと
40年ぶりの高峰山頂上。40年前の記憶は全く残っていません…。
2025年05月18日 09:08撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:08
40年ぶりの高峰山頂上。40年前の記憶は全く残っていません…。
40年前に向かった大辻山方面への道。今回は、高峰山で引き返します。
2025年05月18日 09:17撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:17
40年前に向かった大辻山方面への道。今回は、高峰山で引き返します。
高峰山の三角点。下山します。
2025年05月18日 09:18撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:18
高峰山の三角点。下山します。
先ほどツツジを撮ったのと同じ場所ですが、たった20分ほどでこの状態…。
2025年05月18日 09:25撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:25
先ほどツツジを撮ったのと同じ場所ですが、たった20分ほどでこの状態…。
霧が出ています
2025年05月18日 09:28撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:28
霧が出ています
高峰山登山口
2025年05月18日 09:46撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:46
高峰山登山口
2つ目の分岐
2025年05月18日 09:55撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 9:55
2つ目の分岐
最初の分岐
2025年05月18日 10:02撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:02
最初の分岐
鶴仙和尚洞窟遊歩道入口
2025年05月18日 10:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:16
鶴仙和尚洞窟遊歩道入口
ヘアピンカーヴの上段から下段を見下ろします。
2025年05月18日 10:28撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:28
ヘアピンカーヴの上段から下段を見下ろします。
県道67号との分岐の池に戻りました。3時間前の青空はどこに行ったのでしょうか?
2025年05月18日 10:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:33
県道67号との分岐の池に戻りました。3時間前の青空はどこに行ったのでしょうか?
西種集落はずれにある分岐。右は高峰山、左は三角山。
2025年05月18日 10:45撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:45
西種集落はずれにある分岐。右は高峰山、左は三角山。
西種集落の高台から、富山湾方面。
2025年05月18日 10:46撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:46
西種集落の高台から、富山湾方面。
種簡易水道配水場
2025年05月18日 10:48撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:48
種簡易水道配水場
配水場の向かいのお地蔵さん
2025年05月18日 10:49撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:49
配水場の向かいのお地蔵さん
西種バス停。40年前の登山はここからスタートしたハズです。
2025年05月18日 10:53撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:53
西種バス停。40年前の登山はここからスタートしたハズです。
残念な廃屋
2025年05月18日 10:56撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:56
残念な廃屋
西種公民館前バス停から再び入山
2025年05月18日 10:59撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 10:59
西種公民館前バス停から再び入山
ハゲ山道はこっち
2025年05月18日 11:05撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:05
ハゲ山道はこっち
「ハゲ山→」の先は、草が結構生えてました。
2025年05月18日 11:06撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:06
「ハゲ山→」の先は、草が結構生えてました。
一旦車道を横断した後の「ハゲ山→」
2025年05月18日 11:11撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:11
一旦車道を横断した後の「ハゲ山→」
水上分岐。西種分岐と勘違いして、ぬか喜び(苦笑)。
2025年05月18日 11:16撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:16
水上分岐。西種分岐と勘違いして、ぬか喜び(苦笑)。
西種分岐でハゲ山のほうに向かいます。途端に登山者の数が増えます。
2025年05月18日 11:21撮影 by  iPhone 15, Apple
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西種分岐でハゲ山のほうに向かいます。途端に登山者の数が増えます。
この標識で右折すると…。
2025年05月18日 11:27撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:27
この標識で右折すると…。
ハゲ山頂上
2025年05月18日 11:29撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:29
ハゲ山頂上
富山湾方面
2025年05月18日 11:29撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:29
富山湾方面
千石城山方面。上市川第二ダムの湖がみえます。
2025年05月18日 11:29撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:29
千石城山方面。上市川第二ダムの湖がみえます。
水を張った田んぼが池にみえる、この時期ならではの風景。
2025年05月18日 11:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:33
水を張った田んぼが池にみえる、この時期ならではの風景。
魚津方面
2025年05月18日 11:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:33
魚津方面
富山方面
2025年05月18日 11:33撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:33
富山方面
ハゲ山頂上を出発します
2025年05月18日 11:39撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:39
ハゲ山頂上を出発します
まずは、左折。
2025年05月18日 11:40撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:40
まずは、左折。
登って来た西種分岐
2025年05月18日 11:46撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:46
登って来た西種分岐
峠山頂上
2025年05月18日 11:51撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:51
峠山頂上
種盆地を見下ろします
2025年05月18日 11:53撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 11:53
種盆地を見下ろします
浅生への分岐
2025年05月18日 12:03撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:03
浅生への分岐
展望台分岐
2025年05月18日 12:06撮影 by  iPhone 15, Apple
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展望台分岐
城ヶ平山頂上
2025年05月18日 12:20撮影 by  iPhone 15, Apple
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城ヶ平山頂上
水を張った田んぼが巨大な池のようにみえます
2025年05月18日 12:23撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:23
水を張った田んぼが巨大な池のようにみえます
晴れてれば望めた光景と、現実…。
2025年05月18日 12:30撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:30
晴れてれば望めた光景と、現実…。
下山途中の展望スポットから
2025年05月18日 12:40撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:40
下山途中の展望スポットから
真ん中で折れた標識
2025年05月18日 12:48撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:48
真ん中で折れた標識
道が分かれてますが、右の道に往きます。
2025年05月18日 12:50撮影 by  iPhone 15, Apple
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道が分かれてますが、右の道に往きます。
竹の子を採るひとも居ないのか、伸びてます。
2025年05月18日 12:52撮影 by  iPhone 15, Apple
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竹の子を採るひとも居ないのか、伸びてます。
上ノ平集落跡に残る水場
2025年05月18日 12:54撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 12:54
上ノ平集落跡に残る水場
大岩登山口に出ました
2025年05月18日 13:05撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 13:05
大岩登山口に出ました
大岩バス停。一周が完成しました。
2025年05月18日 13:08撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 13:08
大岩バス停。一周が完成しました。
親水公園駐車場に戻りました。
2025年05月18日 13:11撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 13:11
親水公園駐車場に戻りました。
モンベルヴィレッジのハーベステラスで、チキンビンダルーカレーをいただきました。
2025年05月18日 13:47撮影 by  iPhone 15, Apple
5/18 13:47
モンベルヴィレッジのハーベステラスで、チキンビンダルーカレーをいただきました。
撮影機器:

装備

個人装備
Tシャツ アームウォーマー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図(地形図) ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 タオル スパッツ サングラス シェラフ 携帯トイレ

感想

 今から40年前の1985年に富山高校山岳部に入部し、大型連休に春山合宿として登山に行ったのを山ヤ歴のスタートとしてるから、この5月を以って私の山ヤ歴は丸40年ということになる。その40年前の春山合宿は、上市町の西種バス停から高峰山を経て大辻山往復する1泊2日の日程で行われた。残雪期の山に、ピッケルもアイゼンも無しで、キックステップのみで挑むという、今から考えると随分と無茶な山行だったけど、離脱者も出さずに無事敢行された。あれから40年、西種にも高峰山にも再訪することはこれまで無かった。
 5月17日・18日の土日は梅雨の走りを思わせる停滞前線の影響で全国的に天気予報が悪く、最初のうちは土曜のほうがマシな予報が出ていたものの、直前に日曜のほうが予報が良くなった。日曜の午後2時半に実家に赴く予定が入ってたので、午前中だけで登って来れる山を探した結果、高峰山に白羽の矢が立った(苦笑)。クルマで奥まで入っての往復だとつまらないので、大岩川親水公園から往復するという計画を立てた。単に往復するだけだとこれもつまらないので、西種集落からハゲ山に登り、城ヶ平山へ縦走し、大岩に戻る計画になった。あくまでメインは高峰山で、時間がかかるようならハゲ山─城ヶ平山はカットのつもり。
 5月18日の朝5時20分頃に『キャラメルハウス』(自宅)をクルマで出発し、6時過ぎに大岩川親水公園に到着。靴の履き替えとスパッツ装着を済ませ、6:16にスタート。この日は、7月開催の『第2回つるぎ山麓トレイルdu上市』の試走会が開かれているようで、トレラン関係者の姿をよくみた。あくまでもメインは高峰山で、城ヶ平山やハゲ山はサブ。城ヶ平山への登山口は素通りし、高峰山のほうへ向かって車道を往く。千巌渓に沿った車道の坂の傾斜はキツく、この日に歩いた坂で一番堪えたかもしれない(苦笑)。おおかみこどもの花の家への分岐を通り、青看から今歩いている道が、「険道」として有名な県道67号ということに気づく。浅生集落を過ぎて民家が絶えると露骨に道の状態が悪くなる。道幅は1車線分しかなく、舗装はされてるけど、地面の上に薄っぺらいアスファルトが乗ってるだけの印象で、すぐにペロリと剥がれそう(苦笑)。さらに不快だったのが、この道を歩いてるとクモの糸が体にまとわりついてくるってこと。車道、しかも2ケタ県道を歩いてるのに、なんでクモの糸? 種盆地との峠を越え、下り基調になって薄暗い林の道を往くと、開けたところに出る。ここが高峰山への林道の入口で、傍には大きな池がある。ここでまず休憩。真っ青な空が眩しい。今日は良い天気…と、この時点では信じて疑わなかった。
 県道67号から林道に入った途端、道幅が広くなる(苦笑)。最近敷き直したと思しき新しいヘアピンカーヴをぐんぐん登ってく。途中、鶴山和尚洞窟遊歩道の入口を通過したけど、この遊歩道を歩いたひとはどれだけいるんだろう?(苦笑) 林道が二手に分かれるところで、看板の案内にある通り右の道に入る。ここら辺から日蔭に残雪を見るようになる。クルマで来た場合には駐車スペースに良さそうな大きなスペースを過ぎるとまた高峰山登山口の看板のある分岐が現れる。県道67号と分かれてから小1時間歩いたので、ここで休憩。看板に従い、さらに左側の車道を往く。洗掘が酷く、オフロード車はともかく、フツウのクルマだとやめた方が無難。荒れた車道を10分ほど歩くと、ようやく登山口の標柱が立ってる。既視感もあったけど、流石に40年前からはないよね、コレ?(苦笑)
 ず〜〜〜っと車道歩きが続いたけど、登山口からようやく登山道歩き。登山道を登ってくと、隣の鍋冠山と同じ高さを歩くようになる。頂上直下を除いてあまり急な傾斜を持つ坂は無い(だからこそ40年前に無装備で雪道を歩けたとも言える…苦笑)。それゆえ、行けども行けどもなかなか頂上に着かないもどかしさがあった。展望地からは剱岳方面が望める立地だけど、雲が多く剱の姿はみえず。ただ、それでも手前の山並みは拝めてた。しかし、もう少しで高峰山の頂上というあたりで急に空が暗くなり、ガスが上がって来た。9:08に40年ぶりに高峰山の頂上に到着。全く40年前のことは憶えていないので、懐かしさなど湧き上がってくるモノは何も無かった。頂上でおにぎりセットを喰ってから、40年前に先に進んだ大辻山方面に道があることを確認。40年前には大辻山に行く道は無かったハズで、鳥越峠への道が出来たのはその後の話。
 今回の山旅は40年前の再現が目的では無く、高峰山で引き返すつもりだったので下山開始。もくもくとガスが上がってきて、瞬く間に周囲は真っ白に。ほんの20分ほど前に隣の山がみえた展望地からみえたのも、真っ白なガスだけ。登山口にさっさと戻り、林道を歩いてると、登山者とすれ違う。私の他にも歩いて高峰山に行こうとするひとが居て、驚いた。その後クルマ1台ともすれ違った。10:33に県道67号との分岐の池まで戻り、ここでひと休み。
 凄い山奥に居るような気で居たけど、近くに西種集落があり電波がばんばん入るので、YAHOO!天気の雨雲レーダーをチェック。雲行きが怪しいので、この後雨が降るようならハゲ山と城ヶ平山はカットし、親水公園に戻るつもりだったけど、「しばらく雨は降りません」というので、予定通りハゲ山へ向かう。西種集落へ急坂を下ってく。途中、上市町営バスの西種バス停を通過。40年前の春山合宿のスタート地点がまさにこのバス停。当時は町営バスではなく、地鉄バスだった。上市駅から馬場島までの路線バスも健在で、地鉄バスが上市に路線網を有してた頃。今やバス会社どころか地鉄本体が経営の危機に瀕してる…。さらに西種公民館前バス停まで下り、ようやく平地まで降り立ったところで水上集落のほうに登り返す。ハゲ山への道はきちんと案内表示があり、分かりやすい。再び林のなかに突入。西種分岐へ登る途中、女性ハイカーとすれ違ったのがこの日みかけた2人目の登山者になったけど、西種分岐で城ヶ平山─ハゲ山の縦走路に合流した途端、たくさんハイカーの姿を目にした(苦笑)。11:29にハゲ山頂上に到着。鈍色のブ厚い雲に邪魔され、頂上からの山岳展望はほぼ無し。この時期ならではの水を張った田んぼが巨大な池のようにみえたのが、せめてもの慰めか。トレイルランナーの大群が着いたタイミングで頂上を出発し、峠山と城ヶ平山へ向かう。12:20に城ヶ平山頂上に到着。天気は良くなるどころか、細かい雨が降ってる…(汗)。当然、頂上に飾ってあるような写真のような展望は望むべくもない。12:30に頂上を出発。前日までの雨のせいか、多くのひとが歩いた影響か、道がやたらドロドロで滑り易い。特に下りに気を遣った。13:06に大岩バス停に戻り「一周」が完成。『中華そば あざみ』の行列の長さにビックリ! そして、親水公園駐車場に戻る途中、たくさんの路駐を目撃。トレイルラン大会の試走会の影響? それとも、大岩っていつもこんなににぎわってるの? 13:11に大岩川親水公園駐車場に戻った。
 今回の山行は、計画も実際に登った結果も、体力度「4」になった。実際、体力を使ってこんなに消耗したのは久しぶり。マラソン大会出走が近いので『キャラメルハウス』に帰ってから10 km走った影響もあるだろうけど…(苦笑)。独立峰を登って降りるより、幾つものピークを縦走するほうが疲れるけど、今回はまさにそう。展望がよくないんだから、高峰山だけで止めとけばよかった? せめて、逆コースで城ヶ平山─ハゲ山─高峰山の順に歩けば、ここまで消耗しなかったかもしれない。
 40年振りに高峰山に行ったけど、あまりにも昔過ぎて何も憶えてない(顧問の教師や先輩たちについて行くのに必死だったせいだと思ってる)のが災い(幸い?)し、懐かしさや感慨などが湧き上がってきたり、記憶が呼び覚まされることは、残念ながら一切無かった。再訪してここまでドライで居られた山も珍しい。

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