若杉山：360度の大展望。城山。そして日本一美しい廃線跡【三朝町、倉吉市関金、島根県】
鳥取県
otoh
体力度について
- GPS
- 02:13
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 472m
- 下り
- 468m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:42
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:13
�ー秧�山
若杉山登山口駐車場 922 ― 最初の林道分岐 924 ― 道中の杭 927 ― りんどうの丘 946 ― 山乗大権現分岐 954 ― 若杉山頂 1007/1024 ― 山乗大権現分岐 1033 ― 大権現手前で諦め 1039 ― 山乗大権現分岐 1044 ― 道中の杭 1103 ― 若杉山登山口駐車場 1107
�⊂觧�
湯命館駐車場 1307 ― 亀井公園入口 1310 ― トイレの分岐 1317 ― 亀井公園・城山山頂 1318/1324 ― 遊歩道に合流 1329 ― 亀井公園入口 1330 ― 湯命館駐車場 1333
●行動時間
��01:45＋��00:26＝02:11
| 天候 | 晴れ、曇り、霧雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
（米子家＝若杉山登山口） 登山口―若杉山―登山口 （若杉山登山口＝倉吉市内で昼食＝湯命館駐車場） 駐車場―城山―駐車場 （湯命館駐車場＝旧倉吉線廃線跡＝鳥取県立美術館＝米子家） ●登山口へのアクセス ○若杉山登山口 ・真庭市側からであれば国道313号、国道482号を経て、三朝町側からであれば国道179号、国道482号を経て、それぞれ三朝町下西谷へ。天神川を渡る橋のたもとにある「若杉山」の文字を見ながら県道116号を南下。しばらくすると道なりに左の県道283号へと進むことになり、そのまま8kmほど進むと、「若杉山登山口」を左に案内する分岐に至る。指示通りに左へと進み、約500m上ると若杉山駐車場 ○城山、湯命館駐車場 ・南北いずれからであれ、国道313号で関金へ。「関金宿」交差点から県道115号で南東へと進むと、約300mで湯命館 ・城山登山口付近には駐車余地がないので、湯命館駐車場などに駐車する。あとで施設を利用するなどを心掛けたいところ ・登山口は、「関の湯共同温泉」へと上っていく細道の途中から城山への遊歩道が分かれている。その登山口には「亀井公園」への案内が示されている （2025.5現在） |
| コース状況／ 危険箇所等 |
○若杉山 ・途中までは未舗装林道。緩やかな登りが続く。道標はないが、それらしい枝道もない。リンドウの園地などがあるあたりで道は山道に変わり、園地を過ぎると山頂部への斜面となる。ジグザグに進み、やや急な坂を登りきると山頂部の稜線となり、ひと登りで山頂へ。360度の展望が待っている ○城山 ・登山口から山頂まで遊歩道となっており、途中までは舗装路になっている。道なりに進むと北端で折り返しすぐさまトイレへの分岐が現れる。その先すぐで北側から山頂部に至る ・遊歩道を登り始めてすぐ、右手山側へと分かれる細道が山頂への近道で、こちらは山道。山頂へは南側から到達する （いずれの記述も2025.5現在） |
| その他周辺情報 | ●買う、食べる ○若杉山 ・三朝あるいは倉吉の街中から先にコンビニエンスストア等はないので、買い物は街で ・飲食店も同様で、倉吉、三朝あるいは蒜山にある ○城山 ・市街から近い山なので、すぐではなくともコンビニも飲食店も見つかりやすい ●日帰り温泉 ・近隣は温泉密集地。関金温泉、三朝温泉、羽合温泉、東郷温泉などがある。それぞれに日帰り入浴できる施設もある （いずれの記述も2025.5現在） |
写真
【若杉山：登山口駐車場にて】
オキナグサは絶滅危惧�粁爐忙慊蠅気譴討い泙�
【若杉山：登山口にて】
なんかの目印でしょうか
【若杉山：登山口〜園地】
【若杉山：登山口〜園地】
【若杉山：登山口〜園地】
名もなき園地のようです
【若杉山：園地にて】
レンゲツツジでしょうか
【若杉山：園地にて】
植生再生のような取組みでしょうか
【若杉山：園地にて】
ジグザグ、やや急な斜面、山頂稜線と開放的な登りが続きます
【若杉山：園地にて】
丘状の地形はいくつかあります。
奥は津黒山
【若杉山：園地〜山頂】
蒜山はまだ雲の外のようはあります
【若杉山：園地〜山頂】
そちらは後ほど
【若杉山：園地〜山頂】
【若杉山：山頂稜線にて】
一つだけのベンチが、いい空間を演出しています
【若杉山：山頂にて】
大山、蒜山に厚い雲が差し掛かっています
【若杉山：山頂にて】
ずっと見下ろしながら下降します
【若杉山：山頂〜園地】
この道筋は花がたくさん。
これはレンゲツツジ
【若杉山：山頂〜園地】
【若杉山：山頂〜園地】
【若杉山：山頂〜園地】
二人組とちょうど交錯しました
【若杉山：山頂〜園地】
【若杉山：園地〜登山口】
オキナグサの案内をもう少ししっかり見てから出発すべきでした
【若杉山：登山口にて】
昼食後は城山へ。こちらに駐車しました。
予定変更のため入湯できませんでした。
いつか埋め合わせます、すみません
【城山：湯命館駐車場にて】
1
こちらに駐車しました。
予定変更のため入湯できませんでした。
いつか埋め合わせます、すみません
【城山：湯命館駐車場にて】
【城山：湯命館駐車場〜遊歩道入口】
【城山：湯命館駐車場〜遊歩道入口】
【城山：遊歩道入口にて】
「入口」とあるのでこの道を進みます
【城山：遊歩道入口にて】
緩やかに続きます
【城山：遊歩道入口〜山頂】
地理院地図では先もあるように見えますが、ただの折り返し点です
【城山：遊歩道入口〜山頂】
【城山：遊歩道入口〜山頂】
左は山頂、奥は下山に使う南向き下降の山道
【城山：山頂にて】
お城のような展望台があります
【城山：山頂にて】
【城山：山頂にて】
こちらは遊歩道ではなく山道です
【城山：山頂〜湯命館駐車場】
湯の神様でしょうか
【城山：山頂〜湯命館駐車場】
駐車場に戻り、旧倉吉線へと向かいます。廃線跡が名所になっています。
廃線跡のステーションから徒歩でここへ
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅にて】
1
廃線跡が名所になっています。
廃線跡のステーションから徒歩でここへ
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅にて】
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅〜旧山守駅】
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅〜旧山守駅】
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅〜旧山守駅】
人智が凌駕された姿でもあります
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅〜旧山守駅】
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅〜旧山守駅】
【旧倉吉線廃線跡：旧泰久寺駅にて】
感想
今日は、もともとは数人での蒜山行きを計画していた。ところが、良否どちらに振れるか分からない天気予報が間際まで続き、中止を判断することにした。せっかく遠方から来てもらうのに、眺望がなければ蒜山も活きない。
とはいえ、終日ダメな天気でもないことを思えば、終日家で悶々としているのももったいない。急きょ、短時間あるいは標高を折り合わせた計画を立て、まず若杉山、午後から城山へと登ることにした。
鳥取県中部には、行ってみたいとところも残っており、ちょうどいい。
○若杉山
若杉山へは蒜山経由で向かう。行きも帰りも同じ道とはせず、周回を楽しむこととした。
蒜山を走る左には、蒜山三山が姿美しく居並んでいる。ひょっとしたら今日行くことができたんじゃないかと怪訝になる。県境を越える国道482号は思っていたよりもいい道で、路肩は不十分にしてもセンターラインがあるような道幅で、あまり疲れずに走れるものであった。最後に走る県道283号は、ありがちな登山道への細い道筋で、すれ違いもギリギリな狭さが続く。「登山口」を案内する分岐から登っていくと、舗装路の終点が登山口となっている。
登山口終点までに倒木があり、それをどけないと進めない。残念ながらノコギリなどは持ち合わせていない。仕方なく、力業で枝を払い、ツタに絡まれて折れない幹を道脇に除けた。予想以上の作業となり、改めて走り出した頃には汗だらけになっていた。登山前から一仕事だ。
登山口から先も作業道は続いており、山頂へもそれを進む。道は未舗装だが、車幅の路面が続く。雑草に覆われこともなく轍もない歩きやすい道だ。
鬱蒼とした植生を抜けると園地が現れる。最初の高みには「リンドウ（竜胆）」という札が掲げられ、登ってみると植生再生中のような囲いがある。次の高みには撤去された札はあるが名前はない。下山後に確認すると、そこがオキナグサの保護地だったのかもしれない。三朝町の方に聞くと、どうやら植物を荒らされる懸念から、オキナグサ群生地を紹介することはやめているそうだ。絶滅危惧種の保護には一方ならぬ苦労がある。
園地からは道どりは山道となり、しばらくではあるが急傾斜も登る。見晴らしが利くので今日のように晴れた日には気分よく登ることができる。ほどなく山頂両線の端部に出て、緩く登っていくと長細い山頂部に到着する。全く樹木がないため360度の絶景が展開している。
一つだけ置かれたベンチが今日のように誰もいない日には絶好であり、一人佇みながら物思いにふける。見れば大山と蒜山が重なるあたりには海側からの雲が迫っており、その姿は次第に見えなくなってきた。海側を除けば展望が開け、蒜山近傍の三平山や間近の津黒山などが連なって見える。
登山口でもお会いした二人連れの到着を見て、こちらは下山へ。帰りには、途中の分岐から先にある「山乗大権現」へと立ち寄る。と思ったが、途中からはへつり斜面の薮道となり、滑り落ちるリスクもあると考え、終点手前で挫折し、引き返すことにした。それでも、途中にはメインルートになかったイワカガミの群生もあり、楽しむことができた。
下山後は、倉吉に立ち寄り昼食。食べている間に空模様は悪化の一途をたどり、次の移動のころには小粒の雨が降ってきた。
〇城山、泰久寺の旧倉吉線廃線跡
天気予報が予想通りの展開を見せる中、濡れるとも濡れないとも言えないほどの雨の中、城山へ。
関金の街を進み「亀井公園」を案内する看板に従い、遊歩道へ。遊歩道をジワリ登っていくと、あっという間に山頂へ到着した。
そもそも亀井公園とはこの山頂の狭い広場を指しているようだ。広場の中には展望施設があり、上ってみると、関金の街を眼下に見下ろすことができる。遠くには旧倉吉線の廃線跡もたどることができる。後ほど行ってみたい場所だ。
あまり登山の気分にはならないままに下山へ。なにしろ今は降っていないがいつ改めて降り出すかもわからない空模様だ。長居をする必要もない。
下山には南側の山道を使ってみた。こちらは先ほどよりもさらに短距離であり、あっという間に遊歩道入り口に帰り着いた。
下山後は旧泰久寺駅近くの廃線跡へ。
クルマを置いて1kmほど歩いていかなければならないのだが、鉄道好きとしては「日本で一番美しい廃線跡」を見ないわけにもいくまい。引き続く小雨の中をとぼとぼと歩いていく。廃線から40年は経つというのに、いまだに線路が残されている区間が点在する。生活道に寸断されてはいるが、往時の姿を容易に想像できてしまう。
旧泰久寺駅から終点山守駅側へと歩くと、そこには竹林に囲まれた閑かな空間がある。いまだに列車が来るかもしれないと思うほどの軌道とそれを否定するかのように迫る竹林とを合わせ見ると、想像の世界を見ているような気分になる。いっぽうで人間が自然に対して勝てない努力をしているむなしさをも感じてしまう。今の日本には、そんな現実が各地に蔓延している。
小雨の中を米子へと戻るときにも、巡らせた思いは止まることなく続き、なんだかどんよりしてしまった。
少しでも未来に役立つことをしたいものだと改めて思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
若杉山の最新記録
城山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する