根子岳南峰

2025年05月23日(金) [日帰り]

• GPS: 02:55
• 距離: 3.8km
• 登り: 541m
• 下り: 537m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:41
• 休憩: 1:00
• 合計: 3:41

距離 3.8km 登り 541m 下り 537m

10:05 スタート地点
10:08 大戸尾根登山口
11:38 12:38 根子岳南峰
13:42 13:43 大戸尾根登山口
13:46 ゴール地点

天候

梅雨の合間の蒸し暑い晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

【注意事項】
　このコースは立ち入り禁止ルートになっています。自己責任で参考になさって下さい。
　数週間前、偵察で当該登山口を訪れた際、近くに居られた牛飼の牧野さんに問いかけてみました「牧野への立入はやはりできませんか」それに対して「それよりも自治体や警察から登山禁止になっているはずですが」との回答。判断には困りますが、牧柵も無く荒廃した牧野を数百メートルを通るだけなのですが、、、
実はこのコースを長年整備されている方を知っていて、F氏本人からも是非登ってくれと懇願されていたこともあって、若かりし頃遭難救助隊員でもあった自らこのコースの下見を目的に登ってみた記録です。何処が危険で登山禁止なのかを検証してみました。

【コース概況】
　大戸尾根登山口三叉路の左側に位置する枯れた沢筋から入山しますが、堰堤との中間あたりを左に取り付き潅木帯を抜け、茅原野を境界から10メートル辺りを茅を避けなが100m程直上するとテーピングされた潅木帯へ入ります。しっかりとした踏み跡とテープを頼りに尾根左側から直に杉林へ入ると尾根の右手側境目辺りを辿る辺りがルートファインディングに苦慮するぐらいで、後はしっかりした踏み跡と間違いやすいポイントには矢印標識もあり、滑りやすい直登部には数箇所ロープをフィックスしてあり危険性も殆どないルートでした。何故このルートが危険ルートになっていて立ち入り禁止になっているのか疑問が残りました。最初に申しますが、頂上部は根子岳本峰を真近に望める素晴らしい眺望ですし、とても安全なルートですから早急なコースの開放を願います。

【感　想】
　5月も下旬、梅雨に入り仕事もお山登りも出来ない中、晴れの予報日を見つけて未登の当該山を目指しました。　野ボラで通いなれたアプローチを辿り登山禁止となっている大戸尾根登山口へ。何故か登山口へ導く看板は残っています。そのせいか駐車場は無いので200メートル程手前の杉林の離合帯に車を停めてスタートでした。後で教えていただいた情報によると、駐車場は大戸尾根登山口三叉路を枯れ沢を横切って更に進むと有るそうです。注意点はあくまでも赤牛が放牧されている場所ですから牧野さんのご迷惑になるような駐車は避けたいですね！
　最初はGPSを頼りにルートファインディング、しかし小さな尾根ですから不安になっても直に踏み跡は探せます。テープも結構あって迷うことはないでしょうね。ただし入山者も少ないせいか踏み跡はとても細いです！
ルート全般的に杉林と原生林の中を辿るルートで時よりの切れ目からは懐かしの高岳や高森方面が望めました。頂上部を除いては殆どが葉陰となるので夏場でも風さえあれば涼しいルートではないでしょうか！
　上部にはミヤマキリシマも点在し満開の盛りでした。周りの高岳南面や根子岳東峰の南斜面にもピンクが結構有りますね。人が近づけないせいか見事でした。
花の無いヤブレガサの群落や赤松を抜けるとあっという間に頂上です。上部に両サイド切れ落ちた細い尾根もあるのでここは慎重に通過ですね。
頂上部へ着くと本峰の天狗峯がドーンと真正面に現れ凄い迫力です。でも熊本地震で崩壊したヤカタガウドウ乗越部分の天狗の肩は大規模に崩落していて痛々しい。数十年は近づけないのでしょう！
　しかしF氏の功績は素晴らしいです。頂上標識も原木板に彫刻されてて、立派な基礎に建てられていました。眺望を良くするための整備も半端ない労力であっただろうと頭が下がります。ありがとうございます。若かりし頃同じ比叡、鉾岳エリヤで岩登りに夢中になっていたFさんお元気ですか？
それから地元自治体の皆さんこのルートの開放を切に望みます。

【下山後汗流し情報】
南阿蘇四季の森温泉　露天風呂はありませんが大浴場からは雄大な阿蘇が望め、サウナとキンキンに冷えた水風呂がたまらなく整います！大人600円
https://www.aso-shikinomori.com/information.html#info-sec3

【腹ごしらえ】

長野女子と行った高森田楽や地鶏焼き屋さんも良いけど台湾料理の龍駿園の本場牛肉麺がお勧めです。今回は貸切で諦めました。営業時間は気をつけて下さい。

https://map.yahoo.co.jp/v3/place/bMGj0cyDI92?fr=sydd_p-grmspot-1-header_gs-ttl&from_srv=search_web

写真

5/23 10:04

大戸尾根登山口の手前の杉林の離合帯に車を停めてスタートです。牧野の一部には赤牛の放牧もされていますから通行の邪魔にはならないように！倉庫の周囲への駐車はやめましょう！

5/23 10:06

手前が目指す南峰で崩落部の右側をルートに取ります

5/23 10:08

大戸尾根登山口の三叉路。右へ行くとゲートを越えて大戸尾根ですが直進して直ぐの枯れ沢から入ります

5/23 10:08

左が南峰のピークですが実際は見えていません

5/23 10:09

堰堤との中間辺りを左へ入りますがはっきりしていません

5/23 10:12

茅

5/23 10:17

5/23 10:22

管理されていない杉林、山が荒れる元凶ですねー

5/23 10:28

赤と白のニシキウツギが盛り

5/23 10:30

植林が盛んだった頃の名残ですね！

5/23 10:32

左は下部から見えていた崩落部の

5/23 10:35

崩落最上部と高森方面

5/23 10:44

多分F氏が設置したであろうフィクスロープ

5/23 10:46

降る際に間違えやすそうな部分には手作りの矢印道標、見事です

5/23 10:50

赤松が20本程佇んでいました

5/23 10:56

尾根上最初のミヤマキリシマです。ヤマフジとのコラボ！

5/23 10:56

ヤマフジ

5/23 11:00

杉林と違って原生林は新緑が綺麗で気持ちが良いですね！でも暑くて汗だくでした

5/23 11:02

東峰方面、山肌にはピンクが

5/23 11:06

この辺一体はヤブレガサ群落、どんな花だったかな？

5/23 11:15

点在も可愛いですね

5/23 11:17

東峰

5/23 11:17

東峰

5/23 11:22

ここにも太いロープのフィックス

5/23 11:27

阿蘇南岳の手前高岳斜面は広範囲にピンクが広がっていますがルートはあるのかな？

5/23 11:35

高岳た根子岳本峰をバックに

5/23 11:35

南阿蘇谷方面、原野は鍋の平キャンプ場、数年前まではお月見会のどデカいキャンプファイヤーやっていましたね！

5/23 11:36

痛々しい天狗峰

5/23 11:43

見事な頂上です

5/23 11:53

若い頃よくザイルを使って縦走してましたね！メンバーが居れば日尾峠から天狗までは行けるのだけど！

5/23 11:54

かなりの規模で崩落し、一般登山道ではなくなりました。再度崩落しそうな雰囲気です

5/23 11:55

5/23 11:57

潅木のムロに寄生したミヤマキリシマ、盆栽のよう

5/23 11:59

やっぱりマッタリとコーヒータイム

5/23 12:08

再度南岳方面のピンク帯

5/23 12:09

東峰南斜面のピンクはそちらからは見えないよね！

5/23 12:09

5/23 12:19

最近レイションにゆで卵、マヨネーズと新鮮野菜。ケトジェニックダイエットを始めて半年、体調がすこぶる良いのです。シャリバテも殆どなくなりました

5/23 12:23

Fさん、これは何の暗号だろうか？
2001/09と2023/03
後者は設置した日付かな
となれば整備開始年が前者かな‼️

5/23 12:30

Googleで調べるとツクバネウツギ

5/23 12:32

ピンクが綺麗

5/23 12:32

薄いピンク

5/23 12:40

Googleで調べたらホウチャクソウ

5/23 12:53

イワカガミ　葉っぱが丸くテカテカと輝いています

5/23 13:10

フジ

5/23 13:14

ヘビイチゴ

5/23 13:29

踏み跡がはっきりしているようなないような

5/23 13:30

ニョイスミレ

5/23 13:33

荒れた杉山

5/23 13:42

登り始めた枯れ沢に降りてきました。なんとなく腕を水平にポーズ

5/23 13:44

赤牛さんいっぱい牧草食べて大きくなってねー

5/23 13:46

林道両脇は側溝があるので注意して⚠️

5/23 14:14

オカオグルマ

5/23 14:17

アマドコロ

5/23 14:20

シライトソウ

5/23 14:39

サクラソウ

5/23 14:51

ワスレナグサ

5/23 15:27

小さなトキワハゼ

5/23 15:50

帰路見返り根子岳、右から東峰、南峰、天狗峰、、、

撮影機器：

iPhone 13 Pro Apple