下ノ廊下と湯めぐり
- GPS
- 49:19
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 1,767m
- 下り
- 2,654m
コースタイム
10/10 阿曾原温泉小屋06:25→09:48欅平10:10→10:40山小屋祖母谷温泉(泊)
10/11 山小屋祖母谷温泉07:50→08:20欅平
天候 | 10/9 雨時々曇り 10/10 雨時々晴れ 10/11 雨のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:欅平08:55(黒部峡谷鉄道トロッコ列車)→10:20宇奈月温泉11:00(富山地方鉄道)→11:27新魚津/魚津12:08(はくたか11号)→13:54越後湯沢14:02(Maxとき)→15:20東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
先ず、下ノ廊下〜水平歩道で景色を見るときは、かならず立ち止まりましょう! <黒部ダム〜内蔵助谷出合> 現状、特に危険箇所はありません。 朝方、黒部ダムは放水中でしたが、ダム下の橋は渡れました。 夏に高巻きしなければならなかった雪渓も消えて、丸太の橋がかかっていました。 <内蔵助谷出合〜黒部別山谷出合〜白竜峡〜十字峡〜S字峡〜仙人ダム> 雨が降っていたため、とても滑りやすく(特に丸太の橋・梯子)、気を使いましたが、滑落危険箇所にはワイヤーの補助が設置されています。 ほとんどの区間で、一人が歩くには十分な道幅がありますが、滑落したらアウトな断崖絶壁の上が多いので、念のためワイヤー補助を利用した方が良いかと思います。 また、足元ばかり注意して、頭上の岩に頭をぶつける人が多いそうです。 前方注意は、上下バランス良く! 十字峡の吊橋前に、テントを設営出来るほどの小広場あり (十字峡を覗きこめる箇所は、足場が悪いので注意!) <仙人ダム〜阿曾原温泉> 現状、特に危険箇所はありません。 仙人ダムの旧日電歩道トンネル内の蒸し暑さには驚きました! 未だに軌道も残っているので、列車に注意とのことです (なお、登山ルートから外れるとかな〜り暗いので、注意) 仙人ダムから阿曾原峠の最後の登りがつらいですが、がんばって! 阿曾原のテント場は、それほど広くないので、混み合う時期には、早めの到着を! また露天風呂は、テント場から10分弱下ったところにあります。 帰りは登りになりますので、足元はしっかりした格好の方が良いかも また、昼間は男女入れ替え制で、夜間は混浴になります。 露天風呂だけで、洗い場等はありません。 (脱衣所は一応ありますが、荷物をまとめる袋を持参した方が便利) <阿曾原温泉〜オリオ谷〜志合谷〜欅平> 滑落危険箇所にはワイヤーの補助が設置されていますが、ほとんど断崖絶壁の脇ですので、歩行には細心の注意を! (10/9も年配の方が滑落したという情報が無線に入っていました。) また、足元ばかり注意して、頭上の岩に頭をぶつける人が多いそうです。 特に志合谷のトンネルでは、足元は割と整地されているので、頭上を要注意! また、オリオ谷の堰堤トンネルは水が溜まっている場合があります。 万が一に備えて、水抜き法を阿曾原温泉小屋のHPで要確認 <欅平〜祖母谷温泉> 欅平駅前の橋を渡り、祖母谷川沿いに林道をひたすら登ります 途中、落石が多い地帯が何か所かあるようです 祖母谷温泉の露天風呂は、テント場隣で至極便利 男女別の露天風呂あり(ただし、女性風呂は展望がまったくありません) 小屋泊の人は内湯も利用できます 歩いて数分の源泉の河原(祖母谷地獄)では、源泉と川の水を引き込んで自作の湯船を作れます。 ただの河原ですので、当然、脱衣所等はありません |
写真
感想
扇沢のトロリーバスターミナルに着くと、生憎の雨
チケット販売時間まで、朝食を食べながら本日の計画に頭を悩ますが、
とりあえず黒部ダムまで行くことに・・・・
トロリーバス改札で並んでいると、夏に八ヶ岳と表銀座で会った方と2度目の再会
世間というか、登山の世界は狭い?(笑
黒部ダムから登山道へ出ると、思いの外、小雨
この程度なら大丈夫だろうと出発!
内蔵助谷出合までは、夏に通った道だが、小雨降る黒部は雰囲気が違っている
高巻きに苦労した雪渓もなくなっているし、雲の隙間から覗く山々は秋の色合い
内蔵助谷出合からさらに進むと下ノ廊下の核心部
そそり立つ絶壁と白く逆巻く黒部川の奔流、雲間に浮かぶ立山・後立山の高峰
まるで水墨画の世界のような下ノ廊下
冠松次郎の「黒部渓谷」の記述を思い出しながら、松次郎はどこをへつったのか?を想像しながら歩くのは楽しい時間でした
仙人ダムの旧日電歩道のトンネル内の熱気は、未だに「高熱隧道」通りで驚き!
阿曾原に到着後は、さっそく露天風呂〜
ここでも、脱衣所代わりのトンネルは、熱気ムンムンのまるでサウナでした
翌日は、水平歩道から絶景を眺めながら欅平まで歩き、絶景が続きます。
欅平からは、さらに祖母谷温泉へ
ここは、テント場のすぐ横に露天風呂があって最高ですが、
さらに、源泉がある祖母谷地獄の河原は、超おススメ!
祖母谷川の激流のすぐ脇にある源泉から熱湯が流れだしており、河原に掘った窪みでお湯と水を適度に混ぜることが出来れば、湯船の出来上がり!
こんな激流のすぐそばの露天風呂、最高です!
ただ、源泉の湯があまりに熱いので、火傷に注意する事と、祖母谷川の激流に流されないように!(笑
こんにちは
私も今週末に廊下を歩きたいと思っています
レコを拝見させていただくと雨でも何とか歩けるようなので
ちょっと背中を押していただいた感じです
水墨画の世界に足を踏み入れたいと思います
本当は2泊したいところですが
扇沢に車を停めて廊下歩き後、テント泊
そして宇奈月からまた電車バス
を使って扇沢に戻ると言う
ちょっとあららな感じで行こうと
思っています
to4さん、
雨なら水墨画、晴れていたら紅葉がすすんだ錦秋の黒部峡谷が見れるかも?
何にしろ絶景を楽しんできて下さい!
こんばんわ。
目もくらむような絶景の連続、
だまし絵の様なはしご、
足の下の激流丸見えの吊り橋、、、
怖がりの私には考えられないような場所ですね。
途中でくじけてしまいそうになりませんでしたか!?
sakusakuさんは、きっと想像力が豊富で、いろいろ考えちゃって怖くなっちゃうんじゃないですか?
実は、自分も高所恐怖症なんです。
歩いていて、ふと足元へ目をやって、あまりに深い黒部峡谷(つまり自分が断崖絶壁の高所に居る)に驚きの声をあげていました
でも、滑らないように歩くのに必死だったのか、怖いと思う前に歩いてました
daizさん、はじめまして!
三連休、往路・復路の交通機関も含め、全く同じ行程を歩いていた者です。
天気は微妙でしたが、雨に濡れた下ノ廊下も中々素敵でしたね。
daizさん、お早うございます。
下ノ廊下、楽しまれたようで。
歩いて楽しいところは、天気に関係なく色々な風景を
楽しませてくれるようですね。私もまた行きたくなり
ました。今年はもう無理ですが、来年も再訪したく思
います。秋の深まった時期に。 〜
tayukayuさん、
いただいたアドバイスのおかげで、頭を岩にぶつけて怪我することなく、満喫してきました
いやぁ〜、ホントに素敵な所ですね
自分もまた紅葉の深まった時期に行ってみたくなりました
今度は、是非、快晴の下ノ廊下を!
tianshanさん、
コメントありがとうございます!
少し紅葉した樹木が雨に濡れて、秋の気配を感じさせてくれて良かったですよね
祖母谷温泉の源泉で、大々的に湯船を工事していたグループの方ですか?
山行記録の写真を覗いたら、祖母谷温泉源泉の写真の端っこに自分が写ってました
あの時は、皆さん水着で入られているのに、隣で真っ裸で入ってしまい、すみません
下ノ廊下、いつか歩いてみたいコースです。
しかしだまし絵のような階段、雨に濡れるとメッチャ恐そうです(><)
私も足元が真っ逆さまに抜けてしまったいる場所は腰が抜けそうになる、へたれヤマノボラーです ^^;
yshikoronさん、
コメントありがとうございます!
ハシゴは、手でも握っているので、それほど怖くないんですよ
丸太の橋の方が、足元は見えるは、滑ったら一巻の終わりだわで、ちょい怖かったです
是非、天気の良い日に歩いてみてください!
木のハシゴ、滑りそうで怖いですね!
私は微妙にハシゴ恐怖症?なので、ちょっと超えられそうもない気がします
下が見える吊り橋はまだ平気ですけど・・・
そしてその恐怖を乗り越えた先のご褒美に祖母谷温泉。
こういうところ行ってみたい。
素直にそう思いました。
・・・でもハシゴがなぁ
tszkさん、
下ノ廊下は、ちょっと歩くごとに新たな絶景が現れるので、至る所にご褒美いっぱいですよ〜
daizさんの記録参考に先週行ってきました。
予想通りというか予想以上に素晴らしいところで、なぜもっと早く行かなかったのかと...
参考にさせていただいたおかげで、スムーズな山行にできました。
あ!、私は財布事件というとんでもないハプニングがありましたけど(汗)
行かれた皆さんの記録見ると、感動ポイントが同じなのか、写真のアングルがほぼ一緒で、自分のか人のか分からなくなりました(笑)
sakura0725さん、
お財布戻ってきて良かったですね!
でも、もし阿曾原に忘れてきたらなんて考えたら、大変ですね〜
素晴らしい景色はいっぱいあるけど、絵になるポイントは皆一緒なんでしょうか
(雑誌等で掲載された写真の影響もあるのかも)
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