【白河】新緑の権太倉山 風穴コース〜山頂〜源流コース


- GPS
- 03:29
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 660m
- 下り
- 663m
コースタイム
- 山行
- 2:51
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 3:16
天候 | くもり時々はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
風穴登山口(聖ケ岩ふるさとの森登山口)より入山。風穴コースの前半は歩きやすい登山道ですが、鞍部の先からガレ場、切れ落ちた斜面のトラバースを通過するところが出てきます。馬の背分岐から先は、急なところはありますがおおむね歩きやすい道です。下山に使った源流コースの方は特に危険個所がないので、そちらからのピストンを検討してもいいと思います。 聖ヶ岩ふるさとの森ビジターセンターのHPに権太倉山登山の情報ページがあります。 詳細なハイキングマップも掲載されているので参考になります。 https://hijirigaiwa.oops.jp/%e7%99%bb%e5%b1%b1/ |
写真
感想
福島旅行の最終日。宿泊先のひばり温泉で朝風呂を楽しんだ後、宿をチェックアウト。途中、国道沿いの松屋に立ち寄り朝食を済ませると権太倉山に向けて出発です。須賀川から白河に入り、ひたすら西進。徐々にクルマの行き違いが難しいくらい細い道へ入ってきたところで、権太倉山の登山口に到着です。
【聖ヶ岩VC〜風穴コース】
聖ヶ岩ビジターセンターの駐車場を利用させてもらい、風穴登山口から入山して馬の背分岐を経て山頂まで行き、分岐まで戻り源流コースで下山する周回コースを歩くことにしました。センターの登山ポストに入山届を提出、登山マップも配布されているので1枚もらっていきましょう(この地図はセンターのHPで公開されているので事前ダウンロードも可能です)。
駐車場から車道へ出て、少し戻ったところに風穴登山口があります。低山では登山口周辺は植林地のことが多いですが、ここは最初から広葉樹の雑木林が広がっています。新緑の時期だけにとても気持ちよく歩けます。登り始めるとすぐに風穴、続いて炭焼小屋跡があります。風穴は入り口が塞がっていますが、手をかざすと隙間からかすかに冷気が漂ってきます。さらに進むと暗部に出て、その先で道はガレ場、切れ落ちた斜面のトラバースへと変化していきます。ロープが張ってあるところもありますが、滑落注意な危険個所が続きます。下山にはあまり使いたくないところです。
【馬の背分岐〜山頂〜馬の背分岐】
馬の背分岐まで出れば一息つけるようになります。源流コースへの道を左に見送り、山頂方面に歩を進めます。一部急なところもありますが、山頂まではおおむね歩きやすい道が続きます。前日に歩いた阿武隈の山は いかにも里山といった雰囲気でしたが、こちらには そこはかとなく深山の雰囲気が漂っています、聞こえてくるのは風の音や鳥のさえずる声だけで、道標の他には人工物らしい人工物もありません。とても1000mを割る山とは思えない雰囲気です。と、そんなことを考えているうちに山頂に到着しました。
山頂は木々が生い茂ってあまり展望がよくありませんが、西には特徴的な二岐山の双耳峰を認めることができました。途中の登山道ではほとんど見かけませんでしたが、ちょうとツツジが盛りのようで数は少ないながらも山頂周辺では鮮やかに咲き誇っていました。サーモスのお湯でコーヒーを淹れ、スコーンやクッキーを軽く撮むと、下山に取りかかります。山頂直下の下りだけは少し緊張しましたが、その後はズンズン下っていくことができます。あっという間に馬の背分岐まで戻ってこられました。
【源流コース〜林道〜聖ヶ岩VC】
下山は源流コース登山道に進路を取ります。風穴コースにくらべると終始安心して歩ける道でした。少し下ると、視界にハイマツのような植物が入ってきました。「こんな標高の低いところにハイマツが?」と思っていると、植物案内の表示があり、それによるとハイイヌガヤ(這犬榧)という植物のようです。雪の多い日本海側によく見られる植物で、この辺に自生しているのはめずらしいんだとか。やがて道は階段状になり、沢の音が聞こえてくると源流コースの核心部となります。何度か渡渉を繰りかすと、沢の左岸に沿うような道が続きます。水量が少なければ登山靴で沢の中にも入れるとの情報を仕入れていたので、この日は長靴登山でした。上手いこと沢に入れそうなところを見つけると、ナメ状の沢の中へわけ入り、しばらくそのまま下って行きました。沢登りならぬ沢下りというわけです。ただ、調子に乗って下り続けると、並走していたはずの登山道がいつしかずっと高い位置に遷移していたりします。登山道へよじ登ることも、上流へ登り返すことも難しくなるなんて可能性もあるので、頃合いをみて登山道へ復帰するようにしましょう。一度登山道へ戻り、道なりに下っていくと、ふたたび登山道と沢が同じくらいの高さになってきます。その後も何度か渡渉地点がありますが、ここでも長靴を履いていれば川床を歩いていくことができます。とはいえ流れが速いところや、局所的に水深が深いところもあるので、充分注意が必要であろうことは言うまでもありません。夏場などは鉄砲水への警戒も必要でしょうね。やがて林道へ出れば、駐車場のあるビジターセンターまではもうすぐです。
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