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記録ID: 8223731
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ハイキング
白山

梅雨の最中の大長山と赤兎山

2010年07月10日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 石川県 福井県
 - 拍手
GPS
07:05
距離
10.0km
登り
938m
下り
938m

コースタイム

日帰り
山行
5:55
休憩
1:10
合計
7:05
6:15
6:20
30
6:50
60
7:50
8:20
45
9:05
25
9:30
25
9:55
15
10:10
25
10:35
11:10
20
11:30
30
12:00
35
天候 曇りのち時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2010年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
小原登山口の駐車場に駐車しました。
小原登山口駐車場。周りの山の稜線はまだ雲の中。
小原登山口駐車場。周りの山の稜線はまだ雲の中。
駐車場から林道を歩いて登山口に着く。
駐車場から林道を歩いて登山口に着く。
緩やかな登りが続く小原峠への道。道端のギンリョウソウなどを見ながら行く。
沢を3回渡るとやがて登りもややきつくなる。
緩やかな登りが続く小原峠への道。道端のギンリョウソウなどを見ながら行く。
沢を3回渡るとやがて登りもややきつくなる。
霧に包まれた樹林の中の道を登って小原峠に着く。
奥の祠にお参りをしたあとこれからどうしようかと考えが、天候の回復はすぐには望めないようなのでまず大長山に登ることとした。
霧に包まれた樹林の中の道を登って小原峠に着く。
奥の祠にお参りをしたあとこれからどうしようかと考えが、天候の回復はすぐには望めないようなのでまず大長山に登ることとした。
時折ぱらつく雨の中を、薄暗い樹林の道を登って行く。一番目のピークを越え、鞍部まで下って登り返すうちに木々の背丈も低くなってくる。
苅安山の急坂にさしかかると道の脇にササユリが咲いていた。
時折ぱらつく雨の中を、薄暗い樹林の道を登って行く。一番目のピークを越え、鞍部まで下って登り返すうちに木々の背丈も低くなってくる。
苅安山の急坂にさしかかると道の脇にササユリが咲いていた。
可憐なササユリを見て鬱陶しい気分も少しは晴れる。
可憐なササユリを見て鬱陶しい気分も少しは晴れる。
苅安山山頂。展望も何もないので写真を撮ってすぐに大長山に向かう。
苅安山山頂。展望も何もないので写真を撮ってすぐに大長山に向かう。
樹林の中に立ち込めた霧は動かず、天候が回復する気配はない。ただ黙々と大長山へと続く稜線を歩いて行く。
樹林の中に立ち込めた霧は動かず、天候が回復する気配はない。ただ黙々と大長山へと続く稜線を歩いて行く。
霧で先の見通しが利かないこともあり、大長山への道のりは結構長く感じた。
苅安山から下ったあとはしばらく起伏の少ない稜線を行くが、そのうち大長山への急登が始まる。道端には再びササユリが姿を見せ始めた。
霧で先の見通しが利かないこともあり、大長山への道のりは結構長く感じた。
苅安山から下ったあとはしばらく起伏の少ない稜線を行くが、そのうち大長山への急登が始まる。道端には再びササユリが姿を見せ始めた。
色鮮やかなアザミも咲いている。
色鮮やかなアザミも咲いている。
頂上に近づくにつれて道の両側にゴゼンタチバナが沢山見られるようになる。
頂上に近づくにつれて道の両側にゴゼンタチバナが沢山見られるようになる。
何箇所かのガレ場の側を通り、ちょっとした岩場をロープで登ったりして7時50分に霧に包まれた大長山に辿り着いた。
何箇所かのガレ場の側を通り、ちょっとした岩場をロープで登ったりして7時50分に霧に包まれた大長山に辿り着いた。
大長山の山頂に咲くササユリ。
大長山の山頂には、それほど広くはないがニッコウキスゲやササユリが咲く草原があった。
大長山の山頂に咲くササユリ。
大長山の山頂には、それほど広くはないがニッコウキスゲやササユリが咲く草原があった。
頂上に咲くニッコウキスゲ。
今年は時期が遅いのか、あるいは当たり年ではないのか、特にニッコウキスゲは期待したほどは咲いていなかった。
頂上に咲くニッコウキスゲ。
今年は時期が遅いのか、あるいは当たり年ではないのか、特にニッコウキスゲは期待したほどは咲いていなかった。
時折日が差し始めた大長山の山頂で30分ほど過ごしてから赤兎山に向かう。
苅安山を下る頃から霧が晴れ始めて、前方に第一ピークが見えてきた。しかしその背後の赤兎山の稜線はまだ雲の中だった。
時折日が差し始めた大長山の山頂で30分ほど過ごしてから赤兎山に向かう。
苅安山を下る頃から霧が晴れ始めて、前方に第一ピークが見えてきた。しかしその背後の赤兎山の稜線はまだ雲の中だった。
小原峠には9時半に戻ってきたが、そこは賑やかな団体さんに占領されていて休む場所もなさそうだった。
やむを得ずそのまま赤兎山に向かう。登るうちに青空が覗き始めて日も差すようになってきた。
小原峠には9時半に戻ってきたが、そこは賑やかな団体さんに占領されていて休む場所もなさそうだった。
やむを得ずそのまま赤兎山に向かう。登るうちに青空が覗き始めて日も差すようになってきた。
ぬかるんだ道を急登して9時55分に大舟山への分岐に着く。記憶ではここから山頂まではもう少しのはずだった。
ぬかるんだ道を急登して9時55分に大舟山への分岐に着く。記憶ではここから山頂まではもう少しのはずだった。
分岐から少し行くとササユリが咲いていた。日差しを受けたその花は、霧の中のものとは違った華やかさがあった。
分岐から少し行くとササユリが咲いていた。日差しを受けたその花は、霧の中のものとは違った華やかさがあった。
ほどなく前方に赤兎山の山頂が見えてきた。あと一登り。
ほどなく前方に赤兎山の山頂が見えてきた。あと一登り。
10時10分に赤兎山の山頂に着く。日は差し始めたものの、まだ周りの展望はない。写真を撮ってから最終目的地の赤池に向かう。
10時10分に赤兎山の山頂に着く。日は差し始めたものの、まだ周りの展望はない。写真を撮ってから最終目的地の赤池に向かう。
山頂から赤池に向かって少し行くと、前方にたおやかな稜線が波打つ広闊な眺めが展開していた。その果てには避難小屋が見える。
山頂から赤池に向かって少し行くと、前方にたおやかな稜線が波打つ広闊な眺めが展開していた。その果てには避難小屋が見える。
草原に咲くニッコウキスゲ。しかし、大長山と同じくここでもちらほらと咲いている程度だった。今年は不作なのだろうか。
草原に咲くニッコウキスゲ。しかし、大長山と同じくここでもちらほらと咲いている程度だった。今年は不作なのだろうか。
泥濘の道や木道を歩いて避難小屋のある赤池に着く。
泥濘の道や木道を歩いて避難小屋のある赤池に着く。
赤池の木道を行く。両側にはニッコウキスゲが咲き乱れる。
赤池の木道を行く。両側にはニッコウキスゲが咲き乱れる。
と言いたいところだったが・・・
と言いたいところだったが・・・
赤池の周りも寂しい限りです。
赤池の周りも寂しい限りです。
避難小屋には10時35分に着く。4年前に雨に降られて1時間ほど休んだところです。中の作りは三ノ峰の小屋とよく似ている。周りでは多くの登山者が休憩していた。
避難小屋には10時35分に着く。4年前に雨に降られて1時間ほど休んだところです。中の作りは三ノ峰の小屋とよく似ている。周りでは多くの登山者が休憩していた。
小屋からさらに進んで、白山の展望台のようなところまで行く。そこには4輪の花をつけたササユリが咲いていた。
小屋からさらに進んで、白山の展望台のようなところまで行く。そこには4輪の花をつけたササユリが咲いていた。
天気はかなり回復したものの白山はまだ雲に覆われたままだった。しかしかすかに見える稜線の様子から、その途方もない大きさが容易に想像できるのだった。
天気はかなり回復したものの白山はまだ雲に覆われたままだった。しかしかすかに見える稜線の様子から、その途方もない大きさが容易に想像できるのだった。
赤兎山から下る途中で大長山を見る。それは遙かに遠く大きかったため、はじめは大長山とは信じられなかった。
赤兎山から下る途中で大長山を見る。それは遙かに遠く大きかったため、はじめは大長山とは信じられなかった。
小原峠で小休止したあと、明るい夏の日差しを受ける木々や花々を見ながら山道を下って行った。梅雨の最中にしては天気はまずまずで、ササユリもほぼ期待通りだった。
小原峠で小休止したあと、明るい夏の日差しを受ける木々や花々を見ながら山道を下って行った。梅雨の最中にしては天気はまずまずで、ササユリもほぼ期待通りだった。
しかし不作の年なのか、ニッコウキスゲの群落が見られなかったのは心残りとなった。次の機会に期待することにしよう。
帰途、100円の割引券を使って勝山温泉“水芭蕉”に浸かる。帰宅は午後6時。往復の走行距離530km。
しかし不作の年なのか、ニッコウキスゲの群落が見られなかったのは心残りとなった。次の機会に期待することにしよう。
帰途、100円の割引券を使って勝山温泉“水芭蕉”に浸かる。帰宅は午後6時。往復の走行距離530km。

感想

赤兎山には4年前の7月にも登っており、そのときはササユリやニッコウキスゲを見ることができたが、梅雨の間のことで天気の方はさっぱりだった。今回も梅雨の最中だったが、天気予報では晴れ間もあると言うことで、白山などの眺めも期待して11日の午前1時に家を出発した。
福井北ICで高速を出たあとは国道416号を進み、勝山からは国道157号を谷峠方面に向かって木根橋トンネルを抜けてしばらくで小原林道の入り口に着いた。大きく右に曲がって林道に入り、小原の集落を通り過ぎるとほどなくして目の前に突然ゲートが出現した。一体どういうことかと車を降りて見てみると、午後6時から午前7時までは林道は通行止めとなっている。時刻は4時半ごろで、あと2時間半ここで待たなければならない。
仕方がないので傍らの駐車スペースに車を止めて一休みしようとしたところ、ゲートの横の小屋から管理人が出てきて、早く登りたいのだったらゲートを開けてあげるという。願ってもないことだったので早速300円の通行料を払って登山口に向かった。
登山口には5時頃に到着。駐車場には車が1台止めてあり二人の方が出発の支度をしていた。聞けば昨日の夕方に入って車中泊したそうだった。二人が出掛けたあと車に戻って簡単な朝食をとり、支度をして5時半にまず小原峠目指して駐車場を出発した。
結果は、梅雨の最中にしては天気はまずまずで、ササユリもほぼ期待通りだった。 しかし不作の年なのか、ニッコウキスゲの群落が見られなかったのは心残りとなった。また白山の眺めも前回に続いてダメだった。これらは次の機会に期待することにしよう。

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