回想の山は好天「八甲田 雛岳」

2025年06月06日(金) [日帰り]

• GPS: 07:46
• 距離: 13.7km
• 登り: 672m
• 下り: 693m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:11
• 休憩: 0:46
• 合計: 7:57

距離 13.7km 登り 672m 下り 693m

5:04 スタート地点
5:05 箒場登山口
6:52 6:59 雛岳分岐
8:00 8:33 雛岳
9:12 9:18 雛岳分岐
10:05 箒場コース入口付近の水場
10:12 10:14 田代平駐車場
10:24 箒場登山口
11:23 八甲田温泉ゲート
11:26 八甲田温泉
12:58 八甲田温泉
13:02 八甲田温泉ゲート
13:03 ゴール地点

天候

晴れ後快晴
西の風　始め強く2〜10mくらい　9時過ぎには弱くなり1〜3m　乾いた風だった
視界はかなり良かった　岩手山・早池峰山？を見た

てんくらの予報は　晴れだったが風速15m超えで登山適否はＣ判定だった　予想より早く風がおさまった　八甲田大岳も登山日和になっただろう

アクセス

利用交通機関：

自家用車

田代高原　箒場岱登山口に駐車した
三軒有る茶屋のスペースだった

青森の街から行くと100m手前に　登山者用の駐車場とトイレが有る　300m先に広い駐車場とトイレ・靴洗い場が有る
手前の銅像茶屋に簡易トイレが置いてあった
菅野高原にもトイレが2〜3有るけど使えるか未確認
24時間営業のコンビニは24km離れた麓に有る

コース状況／危険箇所等

箒場岱の雛岳登山口から　雛岳を往復した
下山後　移動を挟んで　グダリ沼と田代湿原も歩いた

明瞭で歩き易い登山道　今シーズンに刈払いされている
道標はたくさん有る　岩場も鎖場も固定ロープも無い　道はよく乾いていた
雪は見ただけ

前半は間隔の広いブナ林で　ごく緩やかな登り　下藪は薄くて開けている

雛岳分岐から少しずつ勾配を増し　ブナは最後の方でダケカンバなどに変わる　林床は巾広めに刈り払い済の笹藪になる

展望が良いのは山頂付近
正面にゼブラ模様の屏風が　高田大岳から井戸岳・赤倉岳・前岳まで続き　その他360°見渡せる　岩手山・早池峰山？・釜臥山・大尽山などを視認した

花は端境期なのか少なかった　ユキザサ開き始め　マイヅルソウ花芽出始め

グダリ沼は　大量の湧き水が噴出　湧き口付近まで道が有る　レンゲツツジのつぼみがふくらむ　想像していた水面に写る八甲田の姿はとても見れそうにない

田代湿原は　木道歩きで　上から見て思ったわりに池が少ない？　水面に写る八甲田の姿をかろうじてゲットした

その他周辺情報

田代湿原正面の八甲田温泉は廃墟

みちのく深沢温泉を利用した
車が2台　停まって無ければ廃墟かと思うところだった
薄濁りの湯を　内湯と露天風呂に掛け流す　内湯の二つの浴槽は41℃と43℃くらい　露天風呂は40℃くらい
カランも源泉なのか(コップも置いてあった)　口に含むと鉄分を感じた
施設は廃墟系　メンテナンスは・・・　建物に一歩入れば囲炉裏で燻されたのか　暗くて黒い部屋はカオスの極み　昔の山荘か山小屋を大きくしたようなノスタルジー溢れる温泉でした
500円　シャンプー・石鹸・ドライヤー・ロッカー無し　カゴを使用する　話の種に最適

写真

6/6 3:38

早暁の菅野高原から
八甲田を見る
右がロープウェイの有る田茂萢岳
左のピークは前岳
雛岳は陰になっていた

6/6 3:58

菅野高原を過ぎると
林床に残雪を見るようになる

6/6 4:00

銅像茶屋は営業しているのか？
簡易トイレが置いてある

6/6 4:16

田代高原
三軒の茶屋が有る
正面のピークは黒森

6/6 5:07

トイレを探して
300mも行けば
大きな駐車場が有った
トイレに靴洗い場も付属していた
背景は雛岳

6/6 5:21

牧場？の奥へ

6/6 5:24

道標はたくさん有る

6/6 5:26

小さなスミレ

6/6 5:33

ブナのかいわれ畑

6/6 6:00

二ヶ所
頑丈そうな木橋を渡る
尺角ありそう
どうやって運んだのか？

6/6 6:06

サンカヨウちらほら

6/6 6:09

時々エンレイソウ

6/6 6:25

千手？ブナ

6/6 6:29

タチツボスミレ？

6/6 6:33

ユキザサ開き始め
たくさん有った

6/6 6:41

ヤマザクラ？満開

6/6 6:42

主張する白
ヤブデマリ

6/6 6:43

ズダヤクシュ咲き始め
田代湿原にたくさん咲いていた

6/6 6:48

一ヶ所だけ雪の横を通る
倒れた木をまたぐ
どうして　その瞬間に
立ち上がるかね？
それも勢いよく！
ぬかるみは　ここだけだった

6/6 6:52

雛岳分岐
大岳などの方向は
難路と書いてある
６と言うのは六合目のことか？

6/6 7:04

タケシマラン二輪開花
あと三輪で開花宣言だ
ちょっと風でブレた

6/6 7:29

木の間から井戸岳
左は八甲田大岳

6/6 7:39

スミレ
サイシン？

6/6 7:43

９だ
九合目？
徐々に勾配が増す
ブナは無くなる

6/6 7:55

あれっ？　９の次は１
１０？十合目にしては
山頂はまだ

6/6 7:56

ツバメオモト
一株見ただけ

6/6 8:00

読めない道標と三角点

6/6 8:01

先の方が少し高い
高田大岳が見えてくる

乾いた風が爽快
写真を撮るのに
少し苦労する

6/6 8:02

雛岳山頂
八甲田主稜の展望台

6/6 8:07

左が高田大岳
中央奥に八甲田大岳
右は井戸岳と赤倉岳が重なる
箒場岱ツアーのドロップ斜面は
どのあたりだったか？

6/6 8:16

八甲田大岳にズーム
噴火口が見て取れる
避難小屋は右の向こう側
左は小岳　小岳の肩？
ツアーの足前が揃うと
小岳の肩から
エントリーしたこともある

6/6 8:05

高田大岳の左は南八甲田

6/6 8:17

青森市街を見下ろす
蓬田袴腰岳は背景の
どこか

6/6 8:18

田代湿原を見下ろす
池塘がたくさん有る
背景は別荘地なのか？

6/6 8:20

夏泊半島の方向
手前は高森山一帯
陸奥湾を挟んで
右に釜臥山
左は大尽山

6/6 8:21

はるか南に
片富士　岩手山だ！

6/6 8:21

岩手山の左に
早池峰山？

6/6 8:26

三沢付近

6/6 8:30

八甲田主稜を見納める
右手前の岩が
お立ち台？
風もおさまり
後続の二人が来た

6/6 8:42

帰る
ヤマツツジちらほら

6/6 9:45

ブナ純林
明瞭な道に
道標はたくさん有る

6/6 10:01

地元東海地方なら
名前を付けて
崇めるようなブナ

常連さん
ユウシュンラン？
ギンランか？

普通にはえている

6/6 10:04

茶屋方向に進むと
カウンターが有る
登りには通ってない

もう少し上に置かないと
だいぶ漏れると思います

6/6 10:10

祠の先で茶屋に到着

6/6 10:13

正規？の登山者用駐車場
5台ほど停まっていた
山中で会ったのは
ペア一組　ソロ六人

6/6 10:18

国道近くでシラネアオイ

6/6 10:22

茶屋の端に案内看板が
二種類有り

6/6 10:24

牧場？越しに雛岳

6/6 10:36

グダリ沼まで移動した
避難小屋みたいな建物は
閉鎖してある
公衆電話有り

6/6 10:46

湧き口まで道が有る
豊富な湧き水が流れる

6/6 11:01

駐車場まで戻る
雛岳と井戸岳
レンゲツツジは
つぼみが出たばかり

6/6 11:12

キジムシロ？と八甲田

6/6 11:12

キジムシロ？

6/6 11:14

鶴の群舞
マイヅルソウ畑

6/6 11:23

八甲田温泉　田代湿原まで
移動した

6/6 11:33

エメラルドのような沼

6/6 11:47

湿原のヒメシャクナゲ
八甲田といっしょに
写そうとしたけど・・・

6/6 11:52

ニッコウキスゲ
つぼみが伸びる

6/6 12:01

広大な湿原の風景
左　雛岳
その右　高田大岳
右端は井戸岳か赤倉岳

6/6 12:02

中央　井戸岳か赤倉岳
右端は前岳

6/6 12:17

雛岳と高田大岳

6/6 12:25

モウセンゴケ

6/6 12:28

左から
雛岳　高田大岳　赤倉岳

6/6 12:46

色味の濃いスミレ

6/6 12:59

八甲田温泉は廃墟だ

6/6 13:45

みちのく深沢温泉
屋内は囲炉裏で
燻されたのか黒く暗い
クラシックな山荘の趣き

6/6 14:02

菅野高原から振り返る
朝とだいたい同じ場所

6/6 14:09

岩木山展望所から

6/7 5:33

翌早朝　街中から八甲田を見た
左端が雛岳
中央左は高田大岳
中央右は赤倉岳たぶん
その右は八甲田大岳か？
前岳か？

撮影機器：

Canon EOS R8 Canon

感想

つうぶう

　酸ヶ湯のスキーツアーも、3月になって天候が安定すると箒場岱まで行くことがある。
前日に発表されると、歓声があがる。
大岳のコルにある避難小屋で休んでから、井戸岳のオープンバーンに着いたらシールを外す。
ドロップする前に、ガイドさんから　右手に見えるコンパクトで端正なピークが、雛岳だと教わった。
その雛岳に登ると決めたら、懐かしく感慨深い。

八甲田には連日雲がかぶり、西風も強く吹いて荒れ模様が続いた。
今朝のてんくらでも、登山適否はＣ判定・・・だけど　よく見れば、時間予報は晴れが続き、見晴らしはとても良いとなっている。
風が強いから不適判定なのか、ならば問題無い。
かえって涼しく歩ける。
見晴らしの良い日を見逃すことは無い。

岩手山まで見えたのは、最近に無い好展望。
風も予報より早くおさまって、暑いくらいの陽気だ。
雛岳の他に、グダリ沼や田代湿原などの見どころも巡り、良い歩きができた。