九重連山(久住山、中岳、平治岳)公共交通機関利用:東京から1泊2日


- GPS
- 11:22
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,367m
- 下り
- 1,686m
コースタイム
- 山行
- 3:38
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 4:44
- 山行
- 6:12
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:07
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
06:20発 羽田空港(JAL623) 08:05着 熊本空港 08:29発 熊本空港(産交バス、九州横断バス) 11:02着 牧ノ戸峠 (2日目) 15:32発 くじゅう登山口(長者原)(産交バス、九州横断バス) 18:14着 熊本空港 20:15発 熊本空港(JAL638) 21:55着 羽田空港 産交バス、九州横断バスの時刻表 https://www.sankobus.jp/bus/oudan/jikoku/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
メジャーな山域であり、良く整備されていると思います。ただし、平治岳へのルート(坊ガツルと大戸越の間の樹林帯)はやや滑りやすく要注意と感じました。 |
その他周辺情報 | 長者原ヘルスセンターは長者原の登山口の脇にあります、日帰り入浴500円でした。食事もできます。https://www.kuju.jp/?page_id=585 |
写真
感想
なるべく公共交通機関を利用しながら関東地方より日本百名山に挑んでいます。今回は1泊2日で大分県の九重連山に行ってきました。
首都圏から九州の百名山に登る場合、九重山と阿蘇山、場合によっては更に祖母山もセットにして、1回の遠征で2山あるいは3山に登る方が多いと思います。自分も当初はその目論見だったのですが、自分の都合と天候が上手く噛み合わず、結局この3山はそれぞれ単独遠征なりました。時間と経費の効率は凄く悪くなってしまいましたが、それぞれの山を良いコンディションの中で楽しむことができました。
特に今回の九重連山の遠征は、過去2回の計画が悪天候で流れ、3度目のトライでした。懐具合的にはやや厳しいものでしたが、前から気になっていた法華院温泉山荘に宿泊できたこと、平治岳まで足を延ばして見事なミヤマキリシマを堪能できたこと、などから「出費を補って余り有る」位の素晴らしい山行となりました。
九重連山に関しては、百名山ハント的には、牧ノ戸峠〜久住山の日帰りピストンで済まされる場合も多いと思います。しかし、可能であれば、是非とも1泊して、中岳の御池、西千里浜、坊ツガル等の景観も楽しむことができると良いと思います。場所によって異なった魅力が有り(おそらく季節によってもまた違う魅力があるのでしょう)、人気のある山域であることを改めて実感させられました。
【参考:首都圏から公共交通機関利用での九重山】
以下は今回自分なりに調べた事項のまとめです。どなたかの参考になれば幸いです(あくまで、個人的に調査した2025年5月時点での情報です。誤りがあるかもしれませんので、ご注意下さい)。
(1)首都圏から日帰りで九重山に登る場合
これをやる人は少ないと思いますが、敢えてやるならば、熊本空港から九州横断バス(産交バス)利用、コースは牧ノ戸峠〜久住山ピストンの一択ではないかと思います。現地滞在時間は約4時間半となります(熊本空港発 08:29 牧ノ戸峠着 11:02、牧ノ戸峠発 15:41 熊本空港着 18:14)。中岳まで行くか否かは各人の体力次第と思います。
熊本空港で朝の九州横断バスの1便(8:29)に間に合うには、羽田発6:20のJAL便に乗る必要があります(熊本着8:05)。
(2)首都圏から1泊2日で、九重山と阿蘇山に登る場合
九州横断バスは、熊本空港と九重の間で阿蘇駅にも止まります。阿蘇駅からは別途、阿蘇ロープウエイ駅行のバスも出ており(片道約30分)、阿蘇ロープウエイ駅からは熊本空港直行のバスもあります。したがって、上記(1)のバリエーションとして、阿蘇駅付近に宿をとれば、公共交通機関利用で2日間で九重山と阿蘇山の両方に登ることも可能です(自分は当初はこれを計画していました)。
※東京から公共交通機関利用で阿蘇山日帰りの記録はこちら。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-8142497.html
(3)首都圏から1泊2日で、九重山に登る場合
【飛行場】熊本空港と大分空港の2つの選択肢があります。いずれの場合も登山口(牧ノ戸峠、長者原)までは産交バスの九州横断バスを利用します(熊本空港からは約2時間半、由布院温泉からは約1時間)。熊本空港からは直接九州横断バスに乗ることができますが、大分空港の場合はまず由布院温泉または別府駅に別のバス出てから(大分空港から由布院まで所要約1時間)、九州横断バスに乗り換える必要があります。
産交バス:https://www.sankobus.jp/bus/oudan/jikoku/
ちなみに、牧ノ戸峠と長者原は隣接したバス停です。両方を繋ぐ足としては、九州横断バス(上下とも1日3便)の他、九重町のコミュニティバス等が毎日数本出ています。バスであれば所要10分程度ですが、歩くと1時間程度の模様です。
九重町のHP:https://www.town.kokonoe.oita.jp/docs/2018091900022/
【宿泊】山中に宿泊するのであれば、法華院温泉山荘の一択となると思います(牧ノ戸峠から約4-5時間、長者原からは約2時間)。別の選択肢として、長者原の登山口の付近にも幾つか宿泊施設があります(キャパシティ的には山荘の方が予約が楽に感じます)。長者原に前泊して翌日に早出をすれば、1日間で長者原〜牧ノ戸峠(あるいはその逆)の周回コースを歩くことも可能かもしれません。
ちなみに、大分空港を利用して由布院に宿泊し、九重山と由布岳を楽しむ方もいる模様です。由布院から九州横断バスを利用して牧ノ戸峠まで日帰りで往復すると、現地滞在時間は約5時間40分になります。
【周回の方向】自分は牧ノ戸峠から長者原の方向で周回しました。標高は牧ノ戸峠の方が約300m高いので、体力的にはこちらの方がやや楽かもしれません。逆回りの際は、法華院山荘から北千里浜、北千里浜から久住分れまでの急登が少々厳しいのではないかと思います。
長者原に前泊して1日で周回する場合、牧ノ戸峠スタートとするならば、まずは長者原から牧ノ戸峠の登山口まで移動する必要があります。これには前記のコミュニティバスを利用するか(平日:8:26発、土日祭日:8:05発)、自力で歩く必要があります。
上記のとおり、可能であれば是非1泊して様々なルートを歩いてみる価値のある山域だと思います。
(以上)
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