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Yamareco

記録ID: 827017
全員に公開
ハイキング
甲信越

茅ヶ岳・金ヶ岳

2016年03月13日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:47
距離
8.9km
登り
1,069m
下り
1,066m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:52
休憩
1:55
合計
6:47
7:14
69
8:23
8:24
36
9:17
9:22
14
9:36
9:37
16
9:53
9:53
3
9:56
9:58
7
10:05
10:48
9
10:57
10:58
1
10:59
11:00
11
11:11
11:13
16
11:29
12:26
94
14:00
14:01
0
14:01
ゴール地点
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2016年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆経路
  韮崎IC→昇仙峡ライン
   約7.5km
◆駐車場
  深田記念公園駐車場
   約20台駐車可能
コース状況/
危険箇所等
◆深田記念公園駐車場→女岩
 駐車場奥に登山道入口
 駐車場から50mほどで分岐
 直進すると深田記念公園(東屋が一つ)、茅ヶ岳山頂は右折
 途中舗装路を横断
 二人並んで歩ける道幅
 傾斜は緩やか
 女岩は、手前約50mのところで落石のため立入禁止の表示
 山頂へは直角に右折

◆女岩→茅ヶ岳
 道幅が狭く傾斜がきつくなる
 稜線に乗ると傾斜が緩くなる
 山頂直前に深田久弥氏終焉の標柱
 茅ヶ岳山頂(1704m)は広い
 西側の木が伐採されており南アルプスの眺望が利く
 北側に金ヶ岳・八ヶ岳・中央アルプス方面、東側に金峰山、南側に富士山が望める

◆茅ヶ岳→金ヶ岳
 急傾斜を鞍部まで下る
 直径2mほどの石門をくぐる
 観音峠分岐を直進
 標識のない金ヶ岳南峰を通過し、再び下って登り返すと金ヶ岳山頂(1764m)
深田記念公園駐車場
すでに4台ほど駐車中
2016年03月13日 07:24撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 7:24
深田記念公園駐車場
すでに4台ほど駐車中
ここからスタート
駐車場を奥に向かって進む
2016年03月13日 07:26撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 7:26
ここからスタート
駐車場を奥に向かって進む
ひっそりと深田記念公園
ぽつんと東屋が一つ
2016年03月13日 07:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
1
3/13 7:29
ひっそりと深田記念公園
ぽつんと東屋が一つ
百の頂に
 百の喜びあり
2016年03月13日 07:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
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3/13 7:29
百の頂に
 百の喜びあり
深田先生と茅ヶ岳の関係を知ることができる
2016年03月13日 07:31撮影 by  ILCE-5000, SONY
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3/13 7:31
深田先生と茅ヶ岳の関係を知ることができる
少し戻って登山道に復帰
凍結はしていない
2016年03月13日 07:33撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 7:33
少し戻って登山道に復帰
凍結はしていない
荒れている廃屋の横を通過
2016年03月13日 07:38撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 7:38
荒れている廃屋の横を通過
ところどころに標識
2016年03月13日 07:47撮影 by  ILCE-5000, SONY
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ところどころに標識
舗装路を横切る
向こう正面に登山道
2016年03月13日 07:54撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 7:54
舗装路を横切る
向こう正面に登山道
少しずつ雪が増えてくる
傾斜はなだらか
2016年03月13日 08:05撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 8:05
少しずつ雪が増えてくる
傾斜はなだらか
女岩の手前50mで規制
「落石のおそれあり」と
2016年03月13日 08:27撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 8:27
女岩の手前50mで規制
「落石のおそれあり」と
直角に右折すると急登が待ち受ける
2016年03月13日 08:29撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 8:29
直角に右折すると急登が待ち受ける
左右に広がる岩の壁・女岩を見下ろす
2016年03月13日 08:33撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 8:33
左右に広がる岩の壁・女岩を見下ろす
うっすら雲がかかる空
2016年03月13日 08:48撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 8:48
うっすら雲がかかる空
深田久弥先生終焉の地
2016年03月13日 09:04撮影 by  ILCE-5000, SONY
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深田久弥先生終焉の地
木の蕾に小さな「しっぽ」
2016年03月13日 09:16撮影 by  ILCE-5000, SONY
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木の蕾に小さな「しっぽ」
茅ヶ岳(1704m)
南アルプスの展望台
2016年03月13日 09:21撮影 by  ILCE-5000, SONY
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3/13 9:21
茅ヶ岳(1704m)
南アルプスの展望台
金ヶ岳と八ヶ岳
2016年03月13日 09:22撮影 by  ILCE-5000, SONY
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金ヶ岳と八ヶ岳
石門は幅2m程度
2016年03月13日 09:35撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 9:35
石門は幅2m程度
金ヶ岳山頂(1764m)
2016年03月13日 10:06撮影 by  ILCE-5000, SONY
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3/13 10:06
金ヶ岳山頂(1764m)
金ヶ岳から望む茅ヶ岳
2016年03月13日 10:56撮影 by  ILCE-5000, SONY
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金ヶ岳から望む茅ヶ岳
再度石門をくぐって茅ヶ岳に戻る
2016年03月13日 11:12撮影 by  ILCE-5000, SONY
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再度石門をくぐって茅ヶ岳に戻る
再び茅ヶ岳山頂
八ヶ岳や・・・
2016年03月13日 11:40撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 11:40
再び茅ヶ岳山頂
八ヶ岳や・・・
南アルプスを見ながらのんびり
2016年03月13日 11:42撮影 by  ILCE-5000, SONY
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南アルプスを見ながらのんびり
ガスが広がり出したので下山
2016年03月13日 12:59撮影 by  ILCE-5000, SONY
3/13 12:59
ガスが広がり出したので下山
日なたの雪が少し溶けている
2016年03月13日 12:59撮影 by  ILCE-5000, SONY
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日なたの雪が少し溶けている
防火帯の幅広登山道を下る
2016年03月13日 13:36撮影 by  ILCE-5000, SONY
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3/13 13:36
防火帯の幅広登山道を下る
撮影機器:

感想

◆茅ヶ岳は3月に
 茅ヶ岳に登るのは3月にしたいと思っていました。
 皆さんのレコを見ると南アルプスの展望が見事な茅ヶ岳。
 まだまだ冬山の美しい姿を間近に見て楽しむことが期待できます。

 さらに、茅ヶ岳は「日本百名山」の著者・深田久弥先生がその命を終えたヤマ。
 先生のファンではありませんが、百名山には関心が高いので好んで登ります。
 先生が生誕した日と亡くなった日が3月ということもあり敬意を表して3月に登ることにしました。

◆「日本百名山」
 ヤマ歩きの端くれとして深田先生の名は自然と知ることとなりました。
 先生の代表作である「日本百名山」で選定されたヤマには、思いついた時に勝手気ままに登るヤマ活を送っています。
 しかし「日本百名山」を読破したことはなく、ぱらりと立ち読みしたことがある程度。
 100座にも及ぶ日本の名峰を独自の選定基準で、かつ、豊かな文学的表現で記されている「日本百名山」。
 読後に登頂すると先生の感性に流されて先入観を持ってしまうような気がしていたので敬遠していました。

◆深田先生
 先生の作家としての活動や私生活については、お手本とはならない側面もあったようです。
 しかし、ヤマを歩くときは社会生活上のシガラミをまとっていないので、お会いしていたら自然に接することができたかもしれません。
 「日本百名山」によりヤマ歩きがブームとなり、ヤマに親しむ人が増え、日本の美しい自然に目が向くようになりました。
 ヤマが生活や仕事の場としてではなく、レジャーやスポーツ、憩いの場として注目され、その存在価値の広がりが認められるキッカケとなる功績を残しました。

 よく見かける写真では柔和な表情をしているので、もし、おヤマでお会いしていたらこちらから声をかけていたかもしれません。
 また、先生のヤマ活は、第二次大戦を境にそこに傾けた情熱たるや当時としては相当なものだったろうと想像できます。
 きっと楽しいヤマ話をたくさん聞かせていただけたのではないかと想像しながら登山道を歩いて行きました。

◆終焉の地
 女岩から急登を喘いで登り稜線を進んで頂上まであとわずか。
 「深田久弥先生終焉之地」と刻まれた小さな標柱が登山道の片隅に設けられています。
 親しいヤマ仲間と茅ヶ岳山頂を目指していたときに脳卒中で倒れた場所のようです。
 麓の深田記念公園に設けられた説明書きに
    「イワカガミが咲いてキレイです」
との仲間の言葉に
    「そうですか」
とうなずいたのが最後だったと記されていました。
 ヤマの花を思い浮かべ、また、ヤマの仲間に見送られたこと、ヤマで命を終えたことは、ヤマ好きのご本人にとっては悪くなかったのかもしれません。
 1971年3月21日、先生が68歳のことです。
 静かに手を合わせて山頂に向かいました。

◆深田先生が見たかった景色
 茅ヶ岳山頂から南アルプスが一望できました。
 中央アルプスも八ヶ岳も奥秩父の峰々、そして富士山。
 ご自身が選定した百名山が東西南北取り囲んでいる茅ヶ岳。
 ワタシが見た時のようにまだ雪に覆われて白く輝く山々を先生は目にすることなくこの世を去りました。
 きっと、仲間と思い出話に花を咲かせたかったことでしょう。
 せめて登頂した後、下山途中であったならと・・・
 素晴らしい展望を存分に楽しみガスが広がり出したのを機に下山を始めました。

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コメント

百名山
賛否両論はあるにせよ、百名山を選定したという功績は大きいですよね。
山ブームのきっかけや、山歩きの基準値の一つにはなりましたしね。
百名山に踊らされているという声も聞きますが、
それでも百名山という全国各地の山歩きを達成された方には敬服です

もちろん百名山だけが山ではないし、
みんなに「マイ百名山」があるはずですが、
こうやって考えさえられるのも、深田先生のおかげかも!?

山で寿命が尽きるのは、なんとも言い難いですが…。
後世に語り継がれる人ならではなのかもですね。深田先生

そして、3月に登りたかったというLArcさん、目の付け所が違いますねー
2016/3/18 21:55
wwさん★
 いつもご覧いただきありがとうございます。

 今回は景色も狙ってましたが、3月に登るといろいろ感じられて面白いかなと思って行ってきました。
 茅ヶ岳のピークに着くまで眺望が利かないので、自然とあれこれ思いが湧いてきました。

 で、著書である「百」は、百座登って百座選定したのではないんですよね。
 たぶん、それよりはるかにたくさん登った上での選りすぐりの百座。
 スゴイですよね〜(*´ω`*)
 そう思うと「マイ百名山」なんてワタシはまだまだ・・・
 今まで何座登ったのかなぁ。。。
 数えたことないんですけど、100には届かないんじゃないかと。

 そんなこんなの茅ヶ岳。
 「百」を登っていないのに、普段以上に「百」を意識することができるイイおヤマでした。
2016/3/19 0:51
茅ヶ岳だっ!
レコを書くのをサボっていた頃に、同じルートで職場の同期と登りに行ったことがあります。
確かに山頂までは眺望が閉ざされていました。
あの頃は漠然と南アルプスを眺めていましたが、今なら少しは山座同定…できるかなぁ。
金ヶ岳よりも茅ヶ岳のほうが眺望が良かったので、戻って昼食にしたことを覚えています。

「百名山」に批判的な方もいらっしゃいますが、登る山を選ぶ上でのメルクマールの一つにはなっているかと。
全く所縁のない地方で一から考えるのも難儀しますし、その一方、所縁のない土地の山に登ってみようという動機付けにもなるわけですし。
南アや北アを縦走されたLArcさんは、百名山ではない山にも素晴らしい山はたくさんあることを身をもって経験されてると思いますし、それで十分な気がします。
私もそんな山登りができればいいなぁ。
2016/3/19 16:52
rgzさん★
 いつもコメントありがとうございます。

 山頂までひたすら登らないと眺望が得られないツンデレなおヤマでした。
 ピークは程よく伐採されていて南アの連なりがとてもキレイでした。
 金ヶ岳は枝葉で邪魔されてイマイチ。
 ワタシも茅ヶ岳まで戻って眺望を楽しみながらのんびり食事を摂りました。

 「百名山」に対していろいろな考え方があってもイイと思います。
 指標として制覇するもヨシ、「マイ百」を選定するもヨシ、ワタシのように「つまみ食い」しても。。。
 また、百ものたくさんのヤマではなく、お気に入りのヤマに通い詰めるもヨシ。
 著書である「日本百名山」は、深田先生が設けた基準に従って、先生が評価し、先生が選定したもの。
 「あのヤマはふさわしくない」とか「このヤマこそ選定されるべき」という批判があっても、深田先生の著書としての「日本百名山」は変わることはありません。
 反対に「日本百名山」至上主義とばかりに他のヤマを認めない、という考え方をする人がいたとしてもそれはそれ。
 誰からも強要されることなく、誰もが自由にヤマを楽しみたいものです。

 この茅ヶ岳も名峰を眺めることができる上、標高がそれほどなく、比較的容易に登頂できる点で名山ですね。
 また、この景色を観たくなったら行ってみようと思っています。
2016/3/19 21:24
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