記録ID: 8286762
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ハイキング
奥秩父
奥秩父の水源の森を歩く笠取山ハイク（一ノ瀬高原の作場平から往復）
2025年06月13日(金) [日帰り]
埼玉県
山梨県
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 801m
- 下り
- 801m
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| 天候 | ☁くもり |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●作場平駐車場 作場平へは国道411号線（青梅街道）から一之瀬線に入ります。林道の入口は2箇所あり、西側（甲州市側）は柳沢川に架かる山梨交通の落合バス停に近い落合橋の脇、東側（丹波山村側）は「おいらん淵」の近くですが、おいらん淵からは台風による林道崩壊で長らく通行止めになっています。 落合橋から駐車場までは約5.7�辧�三之瀬の「将監登山口」「一之瀬高原キャンプ場」などの約1.6�匱蠢阿砲△蠅泙后� バス便がないため、アクセスはマイカーまたはタクシーのみ。タクシーだとJR中央線・塩山駅から作場平まで約50分、料金1万円前後と思われます。駐車場は無料で利用でき、トイレ棟も併設されています。混雑時対策として、周辺に臨時駐車場が設けられていました。駐車可能台数は20台程度で無料です。 トイレ前には、手洗い用に雨水を貯めたタンクが置かれていますが、飲用ではなく周囲に水場はありません。私のau携帯は電波が不調だったようです。 なお、最寄りのコンビニは、JR青梅線奥多摩駅に近いタイムズマート氷川店（東京都西多摩郡奥多摩町氷川1421）で、営業時間は7時〜20時。無休です。 https://shitagura.co.jp/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
笠取山（かさとりやま）は奥秩父山塊の主脈にある標高1953mの山。山梨百名山に選定されています。南斜面は多摩川の水源であり、山頂直下には水干（みずひ）と呼ばれる多摩川の「最初の一滴」を見ることが出来る源頭があります。また、山頂と笠取小屋の中間地点には、笛吹川（富士川の支流）、荒川、多摩川の三河川の分水嶺があります。 今回は、国道411号（青梅街道）から一ノ瀬高原に入り、作場平から山頂と水干までを往復しました。 ●全体的に ・作場平口〜一休坂分岐は、カラマツに覆われた苔の森を歩きます。 ・一休坂分岐〜ヤブ沢峠は、沢に架けられた木橋を何度も渡りながら登っていきます。勾配は増しますが、急登と言える箇所はありません。 ・ヤブ沢峠〜笠取小屋は、幅広の作業道を20分程歩きます。小屋は平日につき営業していませんでした。バイオトイレがあるほか、一休坂に向けて少々下った場所に水場があります。 ・笠取小屋〜小さな分水嶺は、丘陵になっており、雁峠分岐からは奥秩父主脈の縦走路が続いています。 ・小さな分水嶺〜笠取山〜水干は、分水嶺先の小高い箇所から笠取山本峰の姿を見ることができます。最低鞍部からは今日イチの登りとなります。一方、南斜面には迂回路が付けられており、ここに水干があります。山頂から先へと進んで周回しても、最低鞍部まで戻っても迂回路に取り付くことができます。 ・笠取小屋〜一休坂〜一休坂分岐は、ミズナラの森を歩きます。「急坂」と書かれている標識を見かけましたが、左程ではありません。下りで使うと良いでしょう。 ・全体的にピンテは見かけませんが標識は豊富。道はよく踏まれており明瞭。一部に浮き石混じりの箇所もありますが、土の道は歩きやすいです。 ・谷筋を歩くことが多いからか、私のau携帯は稜線部を除いては電波が不調でした。 |
| その他周辺情報 | ●丹波山温泉のめこい湯 丹波山村（たばやまむら）にある「道の駅たばやま」に併設されている入浴施設です。 笠取山を水源とする多摩川は、最上流で一之瀬川（いちのせがわ）、柳沢川との合流地点から奥多摩湖までが丹波川（たばがわ）と呼ばれていますが、こちらの露天風呂は丹波川沿いにあり、渓谷と川の流れを見ることができます。 露天は40℃とややぬるめの湯加減で、長い時間浸かっていられる感じ。内風呂はぬるま湯（38℃）と43℃の熱目の湯がありました。 大人900円（15時以降は600円）。営業時間は10時〜19時、大人900円、木曜定休。 http://www.nomekoiyu.com/ |
写真
ここは一休坂分岐。右折すると一休坂を経て笠取小屋に向かいます。
この時期は花を沢山見ることができるんだな・・・。冷涼な時期によく来る山なので、知りませんでした。
笠取山直下の「多摩川の最初の一滴」である水干（みずひ）までは2.3km。
笠取小屋が見えてきました。
https://kasatorikoya.wixsite.com/official
https://kasatorikoya.wixsite.com/official
案内図によると、間もなくで分水嶺。その先に笠取山と水干があるようです。
笠取小屋は、年末年始・連休・夏休み以外の週末のみ営業しています。
分岐。左折すると雁峠、雁坂峠を経て、甲武信ヶ岳や金峰山を経て野辺山高原の飯盛山まで奥秩父縦走路が続きます。
荒川は甲武信ヶ岳が源流。埼玉県と東京都を流れて東京湾に注ぎます。どこの斜面に降るのか。少しの違いで雨水の行き先が変わるんですね。
3
6/13 9:48
荒川は甲武信ヶ岳が源流。埼玉県と東京都を流れて東京湾に注ぎます。どこの斜面に降るのか。少しの違いで雨水の行き先が変わるんですね。
鞍部の標識。水干への分岐があります。この道は縦走路の（笠取山山頂）迂回ルートにもなっています。
これは山頂標識ですが、実はこの少し先に本当の山頂と標識があります。足場が悪い箇所を通過しますので、慎重に。
では、水干に向かいます。山頂から周回する形でも行けますが、私は一旦来た道を戻ります。
ここが水干。「多摩川の源頭 東京湾まで138km」とあります。
この写真では分かりませんが、岩からポトポトと「最初の一滴」が落ちてきています。
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
|
|---|
感想
淡路島一周サイクリングの際に痛めた左膝のリハビリをしようと、先週は南アルプス深南部の黒法師岳に登って参りました。次週もリハビリを続けたいと思ってみたものの、週末は雨予報。そこで、今回は金曜にお休みをいただいて出かけることにしました。
目的地の笠取山は奥秩父ではよく訪れる山です。前回は2020年11月ですので、4年8か月振りになりました。「よく訪れる」とは言うものの、いつも冷涼期に歩いており、実は初夏に訪れるのは今回が初めて。森の中は苔が旺盛で美しく、あちらこちらでクリンソウが咲いており、目を楽しませてくれました。
生憎、雲が多かったので、山頂からは富士山を眺めることができませんでしたが、これまで水干で「多摩川の最初の一滴」を見ることが出来ていませんでしたので、今回は念願の一滴を見ることが出来て感動しました。ここから東京湾までは138km。途中は小河内ダムと奥多摩湖があります。大陸の大河川とは比べられませんが、壮大な旅が始まります。
リハビリの成果か、左膝は調子が上がってきているように感じます。やはり、動かさないと調子が良くなりませんね。
東海地方は6月9日、関東甲信は10日に梅雨入りしました。雨予報を気にしながら、次回の計画を立てたいと思います。
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