[個人山行] 谷川岳 一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁南稜登攀 (バリエーション、アルパインクライミング)



- GPS
- 14:58
- 距離
- 6.6km
- 登り
- 1,113m
- 下り
- 966m
コースタイム
- 山行
- 15:16
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 16:41
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
□ 谷川岳登山指導センターの近くにゲートあり(車両は入れない) □ 一ノ倉沢出合までの道は舗装で落石等もなし □ 雪渓は一ノ倉沢出会いまで伸びており、大きな割れ目なし、テールリッジまでの雪渓歩きは問題なし □ 前日の雨の影響で岩は濡れており、濡れていいる岩は滑るので注意が必要 □ 極めてブヨが多い |
写真
先行パーティーは中央稜を登る男女二人のパーティーの様です。2ピッチ位しか登って無いように見えたけど「降りまーす」と言ってました。
今考えると、岩が濡れてて撤退したのかな
装備
個人装備 |
半袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
行動食
水筒
トポ
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
ナイフ
クライミングシューズ
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラ
ナ
カラビナ
アルパインヌンチャク
スリング
ロープスリング
セルフビ
イランヤード
軽アイゼン
|
---|---|
共同装備 |
ツェルト(T沢)
ダブルロープ50mx3(T沢
I上
A部)
|
感想
参加者:T沢(CL)、I上(SL)、KS本、A部
一週間前に梅雨入りして、前日まで雨の日が続き、やっとこの日から晴れ間が出てきた。
朝出るとき快晴で意気揚々と出発した。雪渓も斜面もだんだん急になって来たが軽アイゼンを利かし、テールリッジに取付いた。南陵テラス手前の急斜面のトラバースも慎重に通過して難なく南陵テラスに付いた。南陵テラスで靴をデポして出発した。
T沢がトップで、次にI上とA部が続き、A部がKS本のロープを引いて登ることにした。
1ピッチ目は直上してチムニーまで登る。チムニーの取付きは足場が濡れていてフリクションがきかず、四苦八苦する。右側にスリングがかかっていたので、それに立ちこみ何とか登りきる。
2ピッチ目は急斜面で、支点が全くなかったが、ホールドがしっかりしており難なく終了。
3ピッチ目は草付きを進む。
4ピッチ目は左から回り込み上の支点まで行く。4ピッチ終了点は足場やや傾斜がありさらに濡れているので、慎重にビレー。
5ピッチ目の始まりはやや傾斜した平坦な岩場だか水が流れていてつるつるで、1ピン目をかけたあとすべてしまった。1ピン目からルートは右に回り込みさらにそのうえで左にリッジに沿って登るため、ロープの流れが悪くなってしまった。もう少しオバーランして支点を取ったり、ダブルロープの利点を生かして支点をとるべきであったが、その余裕はなかった。5ピッチ終了点手前のチムニーで片一方のロープが重く、どうしても登れないので、重いロープを外して登る。5ピッチ目の終了点も傾斜して濡れて滑りやすくなっており足場が悪かった。
6ピッチ目の取付き足場が濡れており、登攀するのが無理と判断して、ここから懸垂下降で降りることにした。
4ピッチ目の終了点に全員が降り、ロープを回収しようとした時ロープの結び目が引っかかって引けなくなってしまった。A部が途中まで登り返して、結び目を通過させた。下降しようとしたとき、マッシャーから確保器に切り替えようとした。その時ロープに振られて左足のかかとを打撲してしまった。
以後慎重に懸垂下降を続け南陵テラスまで戻った。南陵テラスからも中央陵取付き近くまでロープを使って慎重に下った。テールリッジ上も岩場では時々ロープを張った。
テールリッジ取付きから雪渓になり、I上が先に行って車を一の倉沢出会いまで持ってくることになった。I上が車で迎えに来ようとしたが、20時を過ぎておりゲートがしまっていたため、警察に連絡してあけてもらおうとした。警察が来て、A部を迎えに行き、マチガ沢と一の倉沢の中間地点で合流した。警察の車に乗って指導センターまで行き、そこで事情聴取を受けた後、帰宅の途に就いた。
[感想]
I上:1年半越しの目標だった谷川岳一ノ倉沢 烏帽子沢奥壁南稜(通称 一ノ倉南稜)登攀に挑戦となりました。
色々学びがあり、課題も出来たので、さらに修行に励みたいと思います。
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