早池峰山


- GPS
- 05:01
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 864m
- 下り
- 873m
コースタイム
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 5:02
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
前回はコロナ流行時だったので岳集落から小田越までの道路歩きが厳しかったが、今回は河原坊からと半分以下の距離で登り始める事が出来た。小田越ルートは登山口やそのすぐ上にトイレや携帯トイレブースもあり、山頂避難小屋も含め設備は都と持っている。二合目から上の蛇紋岩の岩場も高山植物の植生を考えたルートでロープも張られており、安心して歩けるし、お花も堪能出来る。 |
その他周辺情報 | 矢巾温泉に入浴 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
携帯トイレ
サーモス
|
---|
感想
最近の高温傾向から高山植物も早めに咲くのではと考え、東北の花の名山を歩こうと、早池峰と秋田駒ヶ岳を目標にし、併せて妻の実家への里帰りを目論見、東北への山行旅行を開始。国道4号を中心に岩手県まで進み、山行前日の6月17日に道の駅「はやちね」まで移動し前泊する。この辺りはクマの出没があったようで車のロックを確認して就寝する。朝4時過ぎに起床して、お湯を沸かしてチーズトーストとコーヒーの朝食を食べてから、岳集落を通り河原坊の駐車場まで車を走らせる。
すでに山開きをしていたが、河原坊までの林道は土日以外は通行可能で駐車場も余裕で余裕で停めることができた。河原坊のトイレで用を済ませ、6時30分に小田越までの舗装道路歩きを始める。終始緩やかな上り勾配の道をのんびりと進み、6時59分に小田越に到着。ここで登山届けを書き、投函して、木道へと続く登りを開始。緩やかな樹林帯の登りから始まり、二合目あたりから蛇紋岩の露出した道に変わっていく。それにつれて登山道周辺の植生も早池峰固有のものに変化する。すぐにお目当てのハヤチネウスユキソウが一輪岩陰に咲いているのを見つけ写真に収める。かなり形の良い綺麗な花だ。石柱で出来た三合目標識を7時51分に通過、相変わらず蛇紋岩の岩場登りが続く。花は標高が上がるにつれ種類も数も多くなる。ミヤマアズマギク・キンロバイ・イワウメ・ミヤマシオガマ・ナンブイヌナズナなど登山道の左右に色とりどりの花を見ながらの登りで、ペースも自然と落ちてしまう。稜線直下の急斜面ではヒメコザクラの可憐な白い花やミツバオウレンを見つける。剣ヶ峰分岐を8時37分に通過、ここからは稜線上の緩やかな道が山頂まで続く。それに合わせて植生も変化しているようで、ショウジョウバカマ・コイワカガミやミネザクラ、珍しい「白い」すみれのチシマウスバスミレ(ネットで調べなければ名前が分からなかった)を写真に収めながら山頂に向かい、最後に残雪を踏み締めて登り切ると早池峰の山頂、8時51分に到着。赤い金属製の社や11面観音像が鎮座する場所に登頂の感謝を込めて参拝。その後山頂周辺から四周の景色を堪能する。残念ながら遠くは霞ではっきりとした姿や稜線は見えなかったが、北上高地、北上の街並みを眼下に収め、対面する薬師岳を見下ろして気分は良い。山頂避難小屋脇をお借りし早めのランチタイム休憩を取り、いつものようにカップラーメンと菓子パン+コーヒーを頂く。山頂部にも結構花が咲いていて、ミヤマキンバイやチシマアマナを休憩の合間に写真に収める。9時37分、休憩終了で下山開始。登りの際の山腹での強風と雲の湧き具合から、当初予定していた剣ヶ峰登頂は諦め、小田越へ直接下山することにし、剣ヶ峰分岐をそのまま降り始める。復路は往路の際ほど強風は吹いていなかったので、ハシゴを降った後は、足元の花を見ながらの下山となった。ミヤマアズマギク・ミヤマオダマキ・ホソバイワベンケイと風に揺られた花々を見ながらゆっくり下る。往路では1つしか見つけられなかったハヤチネウスユキソウも蕾から三連星の花など幾つか見つけることが出来た。二合目を過ぎ樹林帯に入れば、後は歩くことに専念し、11時6分に小田越到着。その手前では携帯トイレブースも見つけるが、今回はお世話にはならず、そのまま河原坊まで車道歩きで戻る。車道上から山頂部が見える場所があったが、11時を過ぎて、山頂部は雲に覆われていた。早めの山行開始で天候には恵まれたようだ。河原坊の駐車場手前のカーブに分岐があり、中に入ると宮沢賢治の詩を刻んだ碑があった。この詩のごとく、早朝は「底なしの蒼い空気の淵に立つ大きな菓子の塔」を眺められた事を思い返していた。11時30分河原坊の駐車場に到着、登山用具を片付け、妻の実家近くの矢巾温泉に向け車を走らせる。
ハヤチネウスユキソウにはちょっと時期が早かったが、たくさんの花々を見ることが出来た素晴らしい山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する