金峰山 〜テント泊練習と五丈岩の絶景〜


- GPS
- 10:30
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,511m
- 下り
- 1,510m
コースタイム
- 山行
- 1:40
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 3:14
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 1:58
- 合計
- 8:20
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今回の目的地は、日本百名山のひとつ金峰山(きんぷさん)。以前、瑞牆山(みずがきやま)に登った際に通った富士見平小屋からのルートが印象に残っていて、「いつかは登ってみたい」と思っていた山だった。
今回は、テント泊の練習も兼ねての一泊登山に挑戦。
昼前に登山口へ向かう途中、早めの昼食を済ませ、11時半ごろに駐車場に到着。朝から登っていた人たちと入れ替わるタイミングで、幸運にも空きがありスムーズに駐車できた。天気は快晴、気温も暖かく、順調なスタートかと思いきや……登山靴に履き替えているとアブの大群が襲来。黒い装備に反応するようで、タイツの上からでも噛まれる始末。結局、靴の履き替えも車内で済ませることになった。
目的地の富士見平小屋のテント場までは1時間ほどの登り。シェラフやテントなどを背負って登るのは、装備の重さを確かめる練習としてちょうどいい距離だった。午後の時間帯ということもあり、登ってくる人よりも下山してくる人のほうが多かった。
テント場に着くと、以前よりも登山客が少なく、空きも十分。午後の到着でも平らで張りやすい場所が残っていたのはありがたかった。ただし、テントの中は日差しと気温でサウナ状態。とても中で過ごせる状況ではなかったため、時間潰しに鷹見岩(鷹見岳)までのピストンを決行。
金峰山へ向かう登山道と途中まで同じ道を進み、標識に従って鷹見岩方面へ。分岐からは道が細く、急登+鎖場も登場。岩の上に出ると、そこは360度の大展望。瑞牆山、大日岩、そして明日登る予定の金峰山が一望できた。特に、山頂に立つ**巨大な岩「五丈岩」**の姿は、遠目にも迫力があり、明日の登頂がますます楽しみになった。
ちょうど1時間の往復行程だったが、まだ日は高く、森の中に横から差し込む光が美しかった。夕飯を済ませ、ビール片手に早めの就寝。
2日目:いざ、金峰山へ
翌朝は4時に起床。すでに出発している登山者もちらほら。朝食をしっかりとり、昨日と同じ道を進んでいく。まだ静かな森の中、澄んだ空気と朝の静けさが心地よい。
まずは大日岩へ。昨日見上げた巨大な岩を横から見ると、そのスケールの大きさに圧倒される。さらに進むと、展望の良い場所「砂払いの頭」に到着。ここからは森林限界を越え、一気に展望が開ける。金峰山へ続く稜線が目の前に伸び、横の崖は迫力満点。
山頂に近づくにつれ、歩く人も増えてきた。やがて到着した金峰山の山頂(2,599m)は、四方に分岐のある開けた場所で、ベンチ代わりの岩に腰を掛ける人たちで賑わっていた。すぐそばには五丈岩がそびえ立ち、その存在感に目を奪われる。
実は、五丈岩の背後にある一段高い場所が本当のピーク。三角点もあり、そこに登って金峰山の本当の山頂に立った。
少し休憩してから下山。稜線を振り返ると、霧が出始めていて、逆光の中に浮かぶ尾根が幻想的だった。眼下には昨日訪れた大日岩や鷹見岩が見え、登りとはまた違った景色に出会えた。
おわりに
金峰山は、アクセス・装備練習・展望のすべてにおいて満足できる山だった。
「百名山」と呼ばれるにふさわしい、奥深くも登りがいのある名峰。今度は別ルートから五丈岩を目指しても面白そうだ。
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