赤城 銚子の伽藍


- GPS
- 06:07
- 距離
- 4.7km
- 登り
- 652m
- 下り
- 647m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
写真
装備
個人装備 |
沢グローブ
沢靴
ザック
ヘルメット
行動食
非常食
地形図
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
携帯
時計
ナイフ
ハーネス
カラビナ
スリング
ビレイデバイス
ハンマー
ピトン
ツェルト
ファーストエイドキット
|
---|---|
共同装備 |
ロープ40m
カム
ナッツ
ガス缶
コッヘル
|
感想
前日は沼田市内にある健康ランドで寝たせいか随分と疲れが取れた。夜の宴会も楽しく、ここを起点にまた山行を計画したいと思えるほどの良い場所だった。
朝6時に健康ランドを出発。
駐車場から登山道を使い、沢沿いのつつじが峰通りを下降。途中の尾根を使い沢へ。
今回は沢底がジャリジャリして足の裏が痛い。(今回モンベルのサワタビを履いて来た。この靴はソールが薄いので歩いていて足裏が痛かった。しかしその反面足裏感覚が良いので厳しい登攀には持ってこいの沢履だと思う)
沢が北西へ曲がるまで暫くは普通の沢歩き。
前日の大沢川は全然進まないのに、何もない沢だとあっという間に距離を稼げる。
北西へ曲がる辺りから形相が変わる。
途中沢でえぐれて半分トンネルみたいな形相は圧巻。ここから入渓しても良いかも。
登れない大滝が続き、高巻きを強いられる。
途中沢へ戻ったら、キャニオングのパーティに遭遇。
この人たちは私たちが高巻きした大滝全てを見れるのか!?少し羨ましいと感じた。また彼らのお陰で!?ほぼ滝上にラッペルリングがある。
進退極まってジャンピングする必要もない。
高巻きが終わって遡行開始するも、目の前の滝も登れずまた高巻き。
沢へ戻ると更に形相が変わる。見惚れてしまうほどのゴルジュ地形。空が糸のように見えるほど狭いゴルジュ。苔むしたゴルジュ。美しく恐ろしい世界。
少し歩くと今回1発目のロープを出す滝4m??が現れる。
恒例の?リードジャンケン。負けてホッとするww
Negarockさんが果敢にリード。ここ粘土質な岩でボロボロ剥がれる。そしてハーケンが効かない。よって支点も取れずに行くしかない。上部は水圧に耐えながら、且つノーランナー状態の恐怖に耐えながらの登攀。
落ちたら腿の深さしかない釜。水圧で飛ばされたら左の岩に頭が当たるんじゃないか!?と色々想像が膨らんでしまう登攀。
Negarockさんは大分粘ったが、やはり上部の水線へ出る所で断念。
リードを交代し私の番。
しかしー!!やはり上部が怖くて登れん!!!
水流の中のフォールドを掴むとカッパの袖口から冷たい水が脇を伝い体へ…不快。
また水圧が凄くてカッパの袖がビロビロ?いってて、カッパ脱いだ方が少しは水圧を避けて良かったか!? でも寒いよね!?もし吹っ飛ばされたら…と頭の中をよぎる。
皆んなよくコレ登ってんな!!支点が一個でも取れれば大分変わるのに!!
って事で敗退決定!
その後は巻道へ戻り、登り返して登山道へ。
また宿題が増えたが、今回は格闘した感がなかった。ここのリードはスキル云々よりメンタルが試される。弱々の私はまた来てもリード出来る気がしない。
今回二日間敗退続きだったが楽しかったので、また皆さん遊んで下さいね!
ゴルジュ系日帰り沢2本目は銚子の伽藍へ。
ゴルジュまで行くのにそこそこ面倒な行程だったが岩質と水量で無念の撤退…
雰囲気はすごく良かっただけに残念ではあるがよっぽど水量が少なくないと登れる気がしないからリベンジはないかな…
【詳細】
沼田から赤城山方面へ移動し牛石峠の路肩スペースへ。
なにやらめちゃくちゃ本格的な無線のおじさまが駐車しておりでかいアンテナがあったため、声をかけてケーブルを踏まないよう慎重に駐車。
ちなみに帰路でも同様の本格的アンテナの車が3台ありメッカな様子。
銚子の伽藍はめちゃくちゃ短いし登山道からすぐなので下降からの遡行の記録が多いが、我々は東側尾根を下降し1030m付近に入渓するルートを選択。
銚子の伽藍を上部から覗き込むとゾッとするほど深くて暗い。
上流は何もない平和な里川なのになぜいきなりこんな深い亀裂になるのか…
尾根下降はかなり蒸し暑くて不快だし案外下りが急で長くてちょっと面倒。
入渓してからもそこそこ暑いので積極的に水線を攻め水を浴びにいく。
とは言え序盤は基本川原歩き、徐々に巨岩チックになっていくがしばらく単調で、面白くなるのは1150m付近から。
大きく抉れた地形や巨岩が出てきた後、大滝に直面、ここから大巻き開始。
地形図には出てない谷が何本かあってルート取りに少し苦慮しながら過去ログも参考に進む。
沢に復帰してからまた巻き、ようやく銚子の伽藍の手前に降りたらキャニオニングのパーティがいた。
ここからネオプレンを装備しいざゴルジュへ!といったん入るもすぐ登れない滝なのでまた巻き。
左岸から攻めてみるもモンキークライムが必要だったり柔らかい土壁に阻まれたりして断念、右岸に戻ったら素直に巻けた…
いよいよ登攀対象の滝に到着。
落口は水線を行くしかないが見るからに水圧強そうかつ支点もなさそうで厳しめ。
昨日に続きここも勝ちたくないリードジャンケンとなり見事Negarockさんが勝利してくれたw
一段上のバンドに登攀してからハーケンを試していたがボロボロと岩や土が剥がれるばかりで全く効く気配はなく、しかも案の定水圧が強いようで水線を一瞬試してすぐNG判断するレベル…
mjunさんも同様の判断だったので僕は試さず撤退が決定。
撤退は左岸側から尾根に上がる。
ところどころボロボロのトラロープが張ってあったがキャニオニングの脱渓用か?
割としっかり登って登山道に合流。
このルートで入渓して銚子の伽藍のみ遡行するのが最も効率よく楽しめる様子。
ただ、撤退した滝はフリーで登る以外に方法はなさそうだし、よっぽど水量が少なくないと無理な気がするのでリベンジはいいかな…
撤退ではあったが2日間楽しく沢遊びさせてもらった。
ありがとうございました!
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