経ヶ岳



- GPS
- 11:22
- 距離
- 13.5km
- 登り
- 988m
- 下り
- 992m
コースタイム
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体に整備されていて案内もしっかりして迷わないと思います。特にコイノコまでの登山道は、管理されている方々の思いが伝わってきて素晴らしいです。コイノコから山頂まではアップダウンもあり、自分たちの体力では厳しい登山道でした。なおクマ目撃情報ありますので、熊鈴を持っていったほうが良いかと思います。 |
写真
装備
個人装備 |
速乾性長袖シャツ
速乾性ズボン
靴下
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
レジャーシート
GPS
日焼け止め
携帯
時計
サングラス
手ぬぐい
ツェルト
雨具
熊鈴
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感想
ササユリが見頃を迎える季節、長野の経ヶ岳を歩いてきました。今回は権兵衛峠からのルート。ササユリの名所として知られるだけに、この時期は多くの登山者でにぎわうとのことで、私たちも朝早めに家を出発。駐車場に着いたのは6時15分。すでに8割がた埋まっていましたが、気温は17℃とちょうどよく、清々しい空気のなかで歩き出すことができました。
登山道は最初からよく整備されていて歩きやすく、特にコイノコまでは快適な道のり。足元には踏み荒らし防止のロープが丁寧に張られ、ササユリ保護の取り組みに頭が下がる思い。道の両側には、白や淡いピンク、赤みを帯びたササユリたちが咲き誇り、風にそよぐ様子はまさに花の回廊。その景色に魅了されながら、私たちも自然とペースがゆっくりに。ここまで整え、守り続けてくれている方々への感謝と、経ヶ岳への深い愛情を感じる時間でした。
コイノコから先は、山頂を目指す本格的な登山道に様変わり。0.5km手前の急登は体力を消耗し、妻はかなりバテ気味に。2km登るごとにこまめに休憩を入れ、カロリーと水分、塩分タブレットで何とか回復を図ります。それでも、0.5kmポイントを越えると勾配もやや緩み、山頂までの道のりをしっかりと味わうことができました。
そして山頂。幸運にも雲が一瞬切れ、西駒ヶ岳や宝剣岳の姿が望めました。登り切ったご褒美のような景色に、思わず手を合わせて「ありがとう」とお礼。今日のこの登山が天候にも恵まれたことに感謝しました。
…が、ここでまさかのアクシデント。下山を始めてしばらくして、私のスマホが無いことに気付きました。どうやら山頂に落としてしまった様子。動揺しながら戻ろうとしたところ、ちょうどすれ違ったソロの女性登山者が「慌てずまず電話してみては」と冷静な助言。妻がスマホにかけてみると、なんと山頂で拾ってくださった方が出てくださり、届けてくださるとのこと。
その後、私たちは日本中央分水嶺のポイントで待機。やがて、若いお兄さん2人が笑顔でスマホを届けてくれました。その瞬間の感動は、ササユリに勝るとも劣らないものでした。山の中で、見知らぬ人たちの親切に助けられ、温かい気持ちになった一日。山を愛する人たちに生かされていると実感し、このご恩は、また別の誰かに返していこうと思います。
経ヶ岳とササユリ、そして優しさに満ちた登山者たちに感謝したい、そんな忘れがたい山行になりました。
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