【南蔵王】杉ヶ峰、屏風岳ピストンと初めて見れた御釜の絶景


- GPS
- 08:07
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 994m
- 下り
- 994m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 8:04
登山道では忙しく蜜を集めるハチと視野を埋め尽くす【トンボ】の群れ・・・一歩踏み出す度に舞い上がるトンボ達、衝突してくるヤツもいるが、ちょっと立ち止まるとストックのグリップに休憩するヤツもいる。
トンボのおかげで、小さな羽虫などに悩まされることは無かった。
小さな羽虫が少ないからか、蜘蛛の巣に悩まされることも全くなかった。
最後のエコーラインを渡った先から「草刈中」
入口で「どこまで行くのか」と声を掛けてもらい(控えめに)「屏風まで」と申告し入山しました。
帰りに山中で再びお会いし、今日はどこまで草刈りするのか尋ねると「杉ノ峰まで行けるかな〜」とのこと。
屏風岳から南屏風岳の間で足元が見えないところがあったと伝えましたが、熊野町の管轄は屏風岳までなので、その先は手が出せない(その先は白石市の管轄)とのこと。
杉ノ峰から屏風岳までは後日対応することになるとのことでした。
それにしても、一日中登山道の草刈りをしていただけるなんて感謝しかない。
「また、来てもらえるように綺麗にしておきますよ」という言葉が印象的だった。
リスペクト!!
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
平日なので昼夜ともに空いていた。 登山などの長時間駐車は第三駐車場とされているようです。 御釜観賞をしなければ、屏風岳は第三駐車場からの方が近い。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所無し。 御釜上部から刈田峠駐車場に下る途中に間違えそうなルートがある。 直ぐに深い藪になるので強制的に突っ込んでいかなければ間違えに気が付くと思うが、念のため「説明付き写真」を添付しました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
トレランシューズ
ザック
行動食770Kcal
飲料(スポドリ1500ml・水500ml)
熊鈴
笛
計画書(compassも登録済)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
スマホ
時計地図
タオル
ストック
カメラ
雨具上下
レジャーシート
ファーストエイドキット
ツェルト
アプリ(山と高原地図・コンパス・GPS・ヤマレコ)
ココヘリ
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共同装備 |
在宅者用アプリ(いまココ)
|
感想
宮城県の最高峰として蔵王連峰の「屏風岳」に行ってきました。
蔵王山の主峰「熊野岳」とは異なり南蔵王と言われる「杉ヶ峰」「屏風岳」「不忘山」の「杉ヶ峰」「屏風岳」に登ってきました。
スタート地点は刈田峠駐車場(御釜に上がるリフトがある)とした。平日なので昼夜ともに空いていたが、エコーラインの途中にある第三駐車場には「登山などの長時間駐車はこちら」と案内されていました。
熊野岳、刈田岳、御釜が目的ではなく、南蔵王のみの山行であれば、第三駐車場が適しているのかもしれません。
今回は体力的にも南屏風岳を限界としましたが、他の方の山行記録では、不忘山からの景色が絶景とされていましたので、機会があったらチャレンジしてみたいと思います。
前日の夕刻に刈田峠駐車場に到着し車中泊(下界は31℃だったが、約1600m標高を上げて外気温21〜22℃の快眠)しましたが、日没まで時間があったので駐車場から御釜の上まで下見を兼ねて往復していたので、朝のスタート準備万端。
計画では8時半スタートとしていましたが、登山口まで来ているのでスタートを5時に見直して眠りにつきました。
夜半から降り出した雨が出発しようとした際にも止んでいなかったので、スタートを7時に遅らせました。
御釜上部までは朝活としてチャチャっと登り、刈田岳手前の展望所から御釜を見下ろしたら、ややガスがかかっているものの今まで見た中では(グリーンの池面は初めて)最高の場面に出会い、幸先の良いスタート。
(開いていない)刈田神社で安全登山祈願を行って、山頂標識と三角点を写真に収めて未開の地へと向かいます。
分岐と指導標の向きがしっくりこなかったので、消去法で大黒天方向に進んでみたら、やはり計画ルートと異なっていたので、分岐に戻って仕切り直し。
しばらく、蔵王ハイラインとエコーラインを横切るルートですが、足元の踏み跡は明瞭、時々、顔の高さの藪が気になりますが、ほぼ一直線に下っていきます。
ところどころに岩がゴロゴロしていて中には広い面の岩もあり、朝方までの雨でぬれているので慎重に進んでいたつもりでしたが、見事にスリップ、ストックを持っていた右手の親指を岩にこすりつける形になり、手袋はしていましたがφ3mmの皮がむけました。ついでに、ストックに力がかかったのか身体の下敷きになったのかやや湾曲し、セットする際に向きを選ぶようになってしまいました。
更に先に進むと、本格的に登山口となっている場所に「草刈中」の案内が・・・
近づいていくとリーダーらしい方が「どこまでいくの?」と声を掛けてくれたので、先に進んで良いのだと安心し「屏風まで行けたら行こうかと」と弱気の発言(計画は、その先の南屏風なのに・・・)。
作業中の方に「草刈り機」を一旦停止してもらって先に進みます。2部隊で進めているとのことで、先の方からも草刈り機の勢い良い音が聞こえてきます。
2部隊目地点も無事通過。「帰りにも声を掛けてください」と言ってくれました。
まだまだ、体力的には余裕の中、刈田峠避難小屋に寄り道して先に進みます。
登山道の途中にいきなり出現する(山頂広場のない)前山を過ぎると一旦標高を下げるのでピークはピーク。そして、杉ノ峰山頂へ。
振り返ると刈田岳やハイライン+エコーラインが良く見える。
山頂を後にすると、一旦下りになるが、湿原が見えてくる。
「芝草平」標高1652m、ここが屏風岳との鞍部になるのだろう。
チングルマは花の時期が終わって綿毛になっていましたが、キンコウカが盛りでした。
帰りには誰もいない展望ベンチに大の字になって休憩しました。
倉石・秋山沢分岐(烏帽子岳方向)は、今月初めに発見された途中崩落で通行止め。
その先で、山ガールとスライド。本日唯一の登山者でした。
屏風岳に到着。山頂広場の入り口付近に「屏風岳」のプレートが無造作に置かれていましたが、なんと、その奥の茂みをよく見ると「一等三角点」が埋もれていました。
屏風岳で大休止。疲れた〜(体力の無さを痛感)
しばし休憩後に「やはり計画通り南屏風へ行ってこよう」と立ち上がり、先に進みます。急に低いクマザサなどですが藪が濃くなり、足元の見えないところがありましたが、先に進みます。
水引入道分岐まではアップダウンは、ほぼありません。
分岐から少し下って1750mのコルを過ぎて南屏風岳1810mに到着。
振り返ると、御釜の上部を含めた「蔵王山」が良く見える。景色の良い山でした。
帰路は、芝草平で再び大休止。
芝草平は心と身体が休まる場所でした。
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