北穂目指すが 「じじいのお手本」と名言!


- GPS
- 07:58
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 216m
- 下り
- 213m
コースタイム
天候 | 薄曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
5:20 安曇野穂高発 158号線 6:30 沢渡大橋P着 6:40 上高地行きバス乗車 7:10 上高地着 <復路> 15:40 上高地発バス乗車 沢渡大橋へ 16:20 沢渡大橋P発 17:30 自宅着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 昨年通れなかった明神への左岸ルート通れる 徳沢のトイレ新しくなる |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
2025年(令和7年)7月18日(金)
北穂目指すが 「じじいのお手本」と名言!
痙攣が起きそうで途中で帰ってきた、と妻に話すと、
(遭難しない)「じじいのお手本」と言うではないか。
えっ!すごい名言じゃん。
残念な結果だったが、うまいビールが自宅で飲めた。
本来ならば涸沢の小屋で飲んでいるビールだったが。
ここ10年ほど、年に一回は山へ、バックカントリーへ行く二人とその知人の三人の方と北穂を目指すことになった。
日頃一人で行動し、自由気ままに登る私からすると大人数の山行だ。
体調は左膝の痛み、右ハムストリングの時々ある痙攣、そして両足裏のしびれが続いている。
さらに7月に入り蝶ヶ岳、爺ヶ岳など登り歩き過ぎていたのか。
ということで心身のストレス、不調、そして疲れなどが大きなイベントで出てしまったと思う。
梅雨明けの信州は昨日まで不順だった天候も晴れ模様になった。
集合は河童橋、少し早めに着いていた私は梓川の湖畔から穂高岳の稜線や焼岳を眺め待った。
穂高岳の迫力は日差し、朝方の空気からくっきりと迫力ある山肌を見せてくれた。
焼岳も独特な荒れた山容を梓川の流れの方向に見られた。
六人がそろいい出発。
上高地はやはり涼しく空気もからっとしていて気持ちいい。
私が一番の長老で71歳、知り合いの二人も六十代。
そこに現役バリバリの四十、五十代だろう三人が加わりのパーティーだ。
近況、山の話をしながら順調に梓川沿いに歩く。
三人は缶ビールをみんなのために12本ザックに入れてきたとか、今晩飲む酒を一本持つなど勇ましい。
ザックも重そうで持たせてもらうが持ち上がらない。
私のためにゆっくり歩いてくれているのも分かる。
しかし私の右ハムストリングが昨夜痙ってしまい調子よくないのだ。
単独だったら最初から山へは行かなかっただろう。
そして普段ならば、気ままにちょい休みしながら歩くのだが皆さんに合わせることも当然ではある。
ということで徳沢を過ぎた辺りでハムストリングの違和感が強く出た。
北穂に向かうのは全員に迷惑をかけ遭難の元と判断し、横尾までは上高地散策と言うことで歩るき引き返すことを決めた。
残念だがここで無理すると痙攣を起こし山中で動けなくなり帰れなくなることが想像できた。
横尾で昼食をとり、その後下山することを伝え五人を涸沢方面へと送り出した。
痙攣防止の薬を飲みゆっくりと来た道を戻る。
残念な気持ちはあるが、帰る判断をしたことになぜか安心感も出ていた。
でも帰りの道も長い、横尾まで10km来たので10kmまた歩くことに。
時々ピックと痙りそうになるのが分かるので、歩速を緩めたり歩幅を狭くしたりと進むしかなかった。
それでも徳沢、明神と通過するに、歩けていることに感謝し周りの景色も少し楽しみつつ上高地へと近づいた。
小梨平の賑わいの中に着いた。
明神から一気に観光客の方が多くなり、河童橋は賑わい、五千尺のカフェは長蛇の列ができていた。
そんな中、歩き通した満足感に浸り痙攣することはなく上高地バスターミナルに着いた。
北穂へは登頂できず残念ではあったが良い経験になった。
「引き返す勇気」とよく言うが、横尾で引き返した判断は良かったと思う。
そして中高年の遭難の様子からか自宅に戻った私に「じじいのお手本」と向かえてくれた妻。
言葉は悪いが、思わず見事に言い当てているだけに、私は名言だと納得するしかなかった。
ふるちゃん
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