障子ヶ岳


- GPS
- 10:29
- 距離
- 15.1km
- 登り
- 1,342m
- 下り
- 1,350m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ゆったり館の方から林道を走っていくと「登山口」の立て看板があるのでそれに沿って右に進む。コンクリートの橋の手前に「天狗登山口」と「障子ヶ岳登山口」との分岐がある ・天狗の方へ進めば林道を詰めたところに駐車場あり(1か所目) ・障子の方へ進みコンクリ橋を渡ってすぐ左手に5台程度停車できる今回停車したスペース(2ヶ所目) ・さらのその林道を詰めると障子ヶ岳登山口直前の駐車場(3か所目) ■いずれもトイレなし |
コース状況/ 危険箇所等 |
■コース上すべて刈り払いもされており難儀するような場所はなかった(感謝感謝) ■ザレ場がいくつかあり周回するなら反時計の方が良いかと思う。一方、粟畑から雨量観測所までの石畳が濡れていたら滑りそうで怖いかも。 ■紫ナデから粟畑までは片側が切れ落ちており滑落したらタダでは済まない場所多し。慎重かつ大胆に。 |
写真
感想
前の週に古くなった障子の貼り替えを行ってい際に、そういえば障子ヶ岳にはまだ登ってなかったなという安直な思いつきで決めた障子ヶ岳登山。トレーニングついででテン泊装備並みの重さにして挑戦してみることにした。
コース取りは北側から登って南側から降りる周回を選択。下りが急なのは好きではないし反時計回りで周回する人が多いようなのでベターなのだろう。
駐車場が少し分かりにくかったが橋を渡ったすぐ先で若者グループが準備していたので自分もそこに駐車した。歩いてみてから知ったが駐車場は3箇所あった。周回するのなら天狗登山口前に駐車するのもアリだったかもしれない。
駐車スペースから30分程林道を歩くと障子ヶ岳登山口に到着した。一息ついてから登山道へ入ると水音が聞こえてくる。渡渉は水量少なく楽々渡れた。渡渉後すぐに急坂を登り尾根に乗る。狭い尾根上には古木の大木が並び、空も青く広がりなんとも清々しい。
6時頃になると気温が上昇して来た。急登と相まって汗の量が段違いに増えるのを帽子から滴るしずくが物語っていた。ペースを落としこまめに水分補給をする。
登山道上にはザレた急坂が何度かあり、登る分には何の問題もないが下りだと滑りそうで怖い。ここは反時計回りで歩いてきて正解だった。
紫ナデに近づくにつれ大木が減ってきて森林限界が近づいているのを実感する。既に大汗をかいていたので炎天下にでれば更に厳しい事になるのは明白で脚の攣りを覚悟した。
紫ナデに到着すると障子ヶ岳と薄いゼブラの以東岳が見えた。1回しか行けてないが感動的だった紅葉期の以東岳を思い出す。いつかは大朝日岳との縦走もしてみたいところだ。
紫ナデから一旦下って小障子に登っている途中早くも内転筋に激痛が走る。もはや夏山登山では恒例行事といっても過言ではなさそうだ。いつも同じ部分が痛むので後で筋肉の説明図を見てみたら、どうやら自分は薄筋という筋肉がウィークポイントのようだ。攣るのは鍛えればなんとかなるのだろうか。
炎天下かつ無風の中、小障子で休憩する。コース上には腰を下ろして休憩するのに適した倒木や岩などがあまりなく地べたに座って休むことを強いられた。ただし、稜線上は刈り払いが綺麗にされ整備が整っておりとても歩きやすくて助かった。
さらにペースを落とし障子ヶ岳に近づくと大きな岸壁が待っていた。見ごたえのあるスラブで昨年登った御神楽岳の水晶尾根を思い出した。
障子ヶ岳に到着する頃には大朝日岳の方にかかっていた雲がこちら側にも流れてきて日差しは抑えられ少し楽になった。それでも何でもないような小さな登りで脚の痛みに悶絶しながらどうにか粟畑まで到着した。まさか粟畑があんなにもラスボスに感じられるとは想像だにしていなかった。
当初の予定では天狗角力取山まで行くつもりつもりであったが、体力的にも精神的にも無理だったので再訪を誓って下山を開始した。石畳を歩いて行くとヒメサユリが咲いていた。普段なら手放しで喜ぶところだが重いザックと攣った脚でスクワットするのにはたいそう気合いがいった。トキソウも今までに見たことがないほど群生していたが小さい花にピントを合わせる体力は既に尽きていた。。。
下りに入って脚はなんとか回復しほぼ普通に歩けるようになった。こちらの道も雰囲気はすこぶる良い。途中で小屋番さんと遭遇し、宿泊者が全然いないので戻って泊まっていきなよと言われたが、登りの脚はもう死んでいたので断らせて頂いた。
バカ平まできてほっと一息をつく。この先はほぼフラットな道が続くので気持ち的には楽だ。ただ、標高が下がったせいか蒸し暑くなり、誰も居ないことをいい事に「あぢー!あぢー!」とわめきながら登山口に到着した。
帰りは「道の駅にしかわ」にて塩麹ソフトを食す。少し氷が入っていて火照った身体には最適だった。疲労困憊でそのまま運転したら居眠りしそうだったので1時間程度仮眠の後帰宅した。
小屋番さんは3連休なのになんでこんなに人が居ないんだ?みんなどこ行ってんだ?と嘆いてらしたが、自分としてはこんなに素晴らしい景色がみられ人が少なく静かな山でとっても幸運であった。今度来るときは小屋で一泊してゆっくり景色を堪能したいと思った。
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