双六谷遡行。泳ぎを楽しむも打込谷手前で敗退。(行こう！歯科健診登山部)

2025年07月21日(月) 〜 2025年07月22日(火)

• GPS: 17:45
• 距離: 38.4km
• 登り: 1,964m
• 下り: 1,952m

コースタイム

1日目

• 山行: 10:12
• 休憩: 0:25
• 合計: 10:37

距離 21.3km 登り 1,572m 下り 891m

7:24 スタート地点
7:45 金木戸発電所
9:36 9:44 池の尾発電所
10:47 11:04 広ヶ原取水堰堤
11:14 小倉谷出合
18:02 宿泊地

2日目

• 山行: 7:44
• 休憩: 0:07
• 合計: 7:51

距離 17.1km 登り 392m 下り 1,061m

6:18 宿泊地
9:51 小倉谷出合
10:03 広ヶ原取水堰堤
11:12 11:19 池の尾発電所
13:28 金木戸発電所
14:10 ゴール地点

写真

7/20 21:19

診療後に出発。

7/20 22:18

バスタ新宿。

7/20 22:27

夜行バスで平湯まで。

7/21 3:41

朝3時40分、平湯着。

7/21 5:05

7時にタクシーを予約しているので、それまで待機。

7/21 5:06

帰りのバスを確認。

7/21 5:34

プラティパスに水を補給。ちょっと穴が空いている模様。

7/21 6:38

足湯。

7/21 6:38

源泉の温度が低下？そんなことあるんだ。

7/21 7:25

タクシーで双六ダム前のゲートまで送ってもらいました。

7/21 7:30

ここから双六ダムまで、15キロの林道歩き。

7/21 7:30

自己責任で通過。

7/21 7:36

通行止め地点のダム。(双六ダムではない)

7/21 7:39

水量は…少ない？

7/21 7:41

ダムの放水注意看板。

7/21 7:44

ひたすら林道歩き。水は綺麗。

7/21 7:46

7/21 7:46

第一ゲート。
大阪ナンバーと所沢ナンバーの車が止まっていました。

7/21 8:11

何度か工事関係者の車に追い越されます。

7/21 8:15

手元の温度計は7度？壊れたかな。

7/21 8:22

何度もトンネルを通ります。

7/21 8:26

北陸電力の杭。

7/21 8:48

手堀りっぽいトンネル。

7/21 8:49

水を飲む蝶。

7/21 8:54

工事関係者用の避難小屋。

7/21 8:54

屋根付きの水場。

7/21 8:54

薪ストーブ付き。

7/21 8:54

池の尾発電所の避難小屋でした。

7/21 9:23

水量はやっぱり少ない？

7/21 9:26

高圧線のケーブル。人用のトンネルとは別に穴を掘っている？

7/21 9:26

出たり入ったり。

7/21 9:27

人用と高圧ケーブルのトンネルを分けている目的は、リスクの分散？

7/21 9:28

いい天気です。

7/21 9:31

足跡が！先行者がゼロでないというだけで心強いです。

7/21 9:32

ダム。

7/21 9:34

金木戸取水口だそう。

7/21 9:34

ダムの上に家？

7/21 9:35

水量はまだ少ない？

7/21 9:35

池の尾発電所。

7/21 9:36

多分送電線の巡視路入り口。

7/21 9:36

あれが池尾発電所？

7/21 9:37

何かの慰霊碑。

7/21 9:38

平成11年建立。西暦だと1999年なので、26年前？

7/21 9:40

何かの屋根？

7/21 9:40

水が少ないように見えます。更に上流に行くと無くなっちゃうんじゃ？

7/21 9:45

発電用の導水管。

7/21 9:45

標識。

7/21 9:47

やっぱり少ない…

7/21 9:49

標識。

7/21 9:49

左に行くと北ノ俣。詰めていくと北ノ俣岳？

7/21 9:49

分岐点。

7/21 9:54

トンネル？

7/21 9:55

割れかけてる！

7/21 10:20

沢。

7/21 10:20

苔むした橋。

7/21 10:38

水少ない…

7/21 10:42

双六ダム…と思っていたのですが、下山後に「双六ダム」で検索すると明らかに形が違います。
ここは取水ダムだった模様。では、本物の双六ダムはどこに？うーん。

7/21 10:45

車がいない…
私を追い越した車が3台はいたはずですが、北ノ俣方面に行ったのかな？

7/21 10:46

でっかい水路。ここから発電用の水を取っている？

7/21 10:47

列に分かれているのは何の為？

7/21 10:47

入山。

7/21 10:48

上流側から。

7/21 10:54

バスタ新宿で購入したサンドイッチで昼食。

7/21 10:54

食後はウンコ。今回はトイレットペーパーは持たず、携帯用ウォッシュレットのみ。水がいつでも得られる沢登りだからできます。

7/21 11:04

取水堰。

7/21 11:04

堰の上には建物が。

7/21 11:04

上流側。少し水が増えているように見えます。この取水ダムで発電用の水を取っているから、本流には水が少ないように見えた…のかな？

7/21 11:05

踏み跡を進みます。

7/21 11:07

また足跡。

7/21 11:10

なんかワイヤーと建物。

7/21 11:11

時々崩落。

7/21 11:23

踏み跡が消えたので、事前情報通り上に登ります。

7/21 11:23

薄い踏み跡を辿って50m程登りました。

7/21 11:37

踏み跡発見！

7/21 11:50

最初の踏み跡より不鮮明ですが、進みます。

7/21 11:54

岩のトンネル。

7/21 11:59

禁猟区の標識。

7/21 12:13

素足で歩くと痒くなってきたので、タイツを引き上げます。植物の樹液がつきました。痒い原因はこれか。

7/21 12:14

ロープの貼ってある崩落地。

7/21 12:15

渡った後。

7/21 12:19

水が足りなくなってきました。夕食用にとっておいたスコールをちびちび飲みます。

7/21 12:28

沢で水を補給。

7/21 12:40

ザックにくくりつけていたトレッキングポールがなくなっています。
多分踏み跡を探しに50m程藪漕ぎをした時に、枝に引っ掛けて落としたのでしょう。
今更取りに戻る気力もなく、このまま進むことに。

7/21 12:55

沢を渡る箇所で、また踏み跡を見失いました。

7/21 12:55

30分ほど踏み跡を探しますが、見つかりません。

7/21 13:03

踏み跡探しを断念。沢を下降して双六谷本流に降りることにしました。

7/21 13:03

本来、道を見失った際に沢を降りてはいけないとされていますが、今回は懸垂下降用のロープもあるのでよしとします。

7/21 13:27

沢装備にチェンジ。

7/21 13:27

最初は緩かった沢。

7/21 14:17

双六谷本流に降りる手前に難所が。（写真は降りた後）。

7/21 14:18

ロープを出して懸垂下降。

7/21 14:19

双六谷本流。

7/21 14:23

下流より水量が増えているような…

7/21 14:32

泳ぎが多い沢なので、ファイントラックのラピッドラッシュパドルグローブ。
結論から言うと、今回はあまり役に立たず。水かきがあれば流れに逆らってでも泳げる…と目論んでいたのですが、無理でした。
流れに逆らって泳ぐより、なるべく泳がずに行けるルートを探し、どうしても泳がなければならない時は距離をなるべく短くするというルート取りの方が大事でした。

7/21 14:32

楽しい遡行。

7/21 14:43

へつり。

7/21 15:00

水量多い！いっぱい泳げて楽しい！

7/21 15:00

歩ける場所を探し、左右に渡渉や泳ぎを繰り返します。

7/21 15:13

転んだり、水中の岩に膝をぶつけたり。

7/21 15:32

お助けロープ。ありがたく使います。

7/21 15:33

途中で降ってくる3人パーティとすれ違いました。小倉谷を登り、打込谷を下降してきたとのこと。多分笠ヶ岳まで登ったのでしょう。
しばし情報交換。

7/21 15:37

トロ。

7/21 15:47

打込谷出合手前の二条の滝。
中央突破は論外。両岸ともルートが見出せず、高巻きも困難そうです。
仮に高巻きでクリアしたとしても、撤退する際にまたここを通過しなければなりません。
悔しいですが、ここで敗退としました。まだ私には早かったか…ぐぬぬ。

7/21 16:03

安全な泊地を求めて下降します。ライフジャケットを装備。

7/21 16:05

時に流れに飛び込み、プカプカ浮いて下降。

7/21 16:08

流れの落ち込み部の吸い込みや、ホワイトウォーター部分でのライフジャケットの浮力低下を確認。

7/21 16:24

岸壁のコケと降り注ぐ水。

7/21 16:32

この箇所で危うく溺れるところでした。

滝つぼの引き込み➕空気を多く含んだホワイトウォーターによる浮力低下で、ライフジャケットを着用していたにも関わらず滝つぼ直下で危うく溺れそうに。
咄嗟の判断で引き込みに逆らわずあえて潜り、川底を下流方向に蹴って脱出。
今回はたまたま滝が小さく引き込む力が比較的弱く、滝つぼ下が引き込まれた際に足がつく程度に浅かったから脱出できたが、危なかった。
泳ぎの沢は楽しいが、もっと勉強しないと。
パニックになって「浮く事」に固執していたら多分溺れてました。事前に水難事故のパターンを予習して、脱出方法を色々想定していたのが幸いしました。

7/21 16:48

ビバーク適地を見つけたので、今日はここに泊まることに。

7/21 16:48

水から近い。

7/21 16:48

かつ、後は緩やかな斜面になっているので、万が一の増水時にも逃げることができます。

7/21 17:22

タープを貼りました。

7/21 17:42

トレッキングポールを失ったので、落ちていた木の枝を使いました。

7/21 17:47

夕食は、やはりバスタ新宿で買った惣菜パン。

7/21 17:50

ジュースも作ります。

7/21 18:02

誰もいないのをいいことに、フルチンで休みます。

7/21 18:47

熊が怖いので、枕元にゴルジュハンマーを置いておきます。多分熊が本気でやりに来たら勝てませんが。

7/22 6:42

熊は出ず。熟睡できました。撤収。
携帯は通じませんが、インリーチメッセンジャーでメールの送受信はできました。
友人の増岡先生に頼み、ネットで確認した双六岳の明日の天気予報を送って貰います。
15時ごろににわか雨があるとの予報ですが、それまでは晴天。
15時までに取水口に着けば、安全圏に入れます。

7/22 6:42

日が登って気温が上がるのを待って7時前に出発。

7/22 6:46

朝の水は冷たい。

7/22 7:02

谷間に日が差してきました。一気に暖かくなります。

7/22 7:08

遡行してきた部分なので、理屈の上では下降は容易…な筈ですが、水線突破のルートが見出せず高巻き。

7/22 7:33

高巻き後。

7/22 7:33

この岩を懸垂下降しました。

7/22 7:39

ホワイトウォーターの箇所を避けて、ライフジャケット着用の上泳ぎます。

7/22 7:41

へつったり、泳いだり。

7/22 7:43

食料はまだ1泊分あるし、時間も早いので安全なルートを探しつつゆっくり下降。

7/22 7:59

自撮り。

7/22 8:04

水流に飛び込んだ際、予想よりも流れが早く水中の岩に足をぶつけました。
左足首を軽く捻った（グキっと音がしました）ものの、幸い折れてはいない模様。岩に挟まれて溺れたりしなくてよかった。
しばし休んでから下降再開。

7/22 8:04

より慎重に下降。

7/22 8:04

一応歩けますが、やはり痛い。

7/22 8:07

休憩中は水に突っ込んで左足首を冷やします。

7/22 8:11

ボルタレンを2錠飲みます。よく効いてくれて、下山までは痛みなく歩けました。

7/22 8:12

妻に持たされた魔除けのタバコ。これのおかげで熊は来なかった？

7/22 8:35

先行者の足跡。昨日会った3人パーティのもの？

7/22 8:50

トロ。

7/22 8:53

淀み。汚い。

7/22 8:53

トロ。

7/22 8:54

川にかかるワイヤー。人工物があると言うことは、取水口に近づいたと言う事です。

7/22 9:02

徐々に流れは緩やかに。

7/22 9:50

そろそろ踏み跡に登れそうだったので、荷物を置いて偵察。
ちょっと川から登ったら踏み跡がありました。

7/22 9:16

沢装備を解除。

7/22 9:46

脱渓。

7/22 9:50

左足首は、平地を歩く分には支障なし。

7/22 9:52

温度計は3℃。やっぱり壊れた。

7/22 9:56

取水口近くのはしご。

7/22 9:57

折れかけた木橋。

7/22 10:02

取水口に戻ってきました。安全地帯に戻ってホッとします。
後は林道を15キロ歩くだけです。

7/22 10:04

今日もいい天気。

7/22 10:08

林道は虫が多い！虫除けを全身に塗ります。

7/22 10:08

何度も転び、岩にぶつけた脛は傷だらけ。

7/22 10:23

やはり、取水口で水量が激減しているような。

7/22 10:54

工事関係者の車。乗せてくれないかな…

7/22 11:58

休憩。誰もこないのをいいことに、蒸れた股間に風を当てます。

7/22 12:08

7/22 12:21

冷風が吹木出ていた穴。しばし涼みます。

7/22 12:22

林道に突き出た岩。

7/22 13:26

第一ゲート。

7/22 13:27

昨日あった大阪、所沢ナンバーの車はありませんでした。無事に下山して何より。

7/22 14:13

通行止めの看板まで戻りました。帰りの林道が長かった。

7/22 14:13

電話でタクシーを呼びます。

7/22 15:01

タクシーで平湯まで。

インリーチメッセンジャーでも天気予報が見れます。概ねヤマテン、てんくらと同じでした。

7/22 15:05

平湯の森で汗を流します。
朝に飲んだボルタレンの効き目が切れたのか、左足首が痛くなってきました。

7/22 17:41

松本駅で夕食。この頃には、左足首だけでなく両腕も太ももも凄まじい筋肉痛が。
歩くだけでなく、泳ぐ、岩をよじ登る等の滅多にやらない運動を2日間みっちりやったからでしょうか？

7/22 18:09

松本駅前のサイクルステーション。今度は輪行で来ようかな？

7/22 18:09

28℃。横浜よりは涼しい。

7/24 9:46

下山してから左足首が痛くなり、翌日には歩くのも困難に。
湿布を貼って一日大人しくしていたら徐々にマシに。
捻ってから15キロの林道歩きがいけなかったのかな？

撮影機器：

iPhone 16 Pro Max Apple

感想

wakodental

当初は双六谷を遡行して双六小屋まで抜ける予定。
1日目の小倉谷から打込谷の間で踏み跡を見失い、途中から双六谷を遡行。途中の滝でこれ以上は自分の技量では進めない、戻れないと判断して敗退しました。

敗退を決めた1日目の降りで、危うく溺れるところでした。

滝つぼの引き込み➕空気を多く含んだホワイトウォーターによる浮力低下で、ライフジャケットを着用していたにも関わらず滝つぼ直下で危うく溺れそうに。
咄嗟の判断で引き込みに逆らわずあえて潜り、川底を下流方向に蹴って脱出。
今回はたまたま滝が小さく引き込む力が比較的弱く、滝つぼ下が引き込まれた際に足がつく程度に浅かったから脱出できたが、危なかった。
泳ぎの沢は楽しいが、もっと勉強しないと。
パニックになって「浮く事」に固執していたら多分溺れてました。事前に水難事故のパターンを予習して、脱出方法を色々想定していたのが幸いしました。

２日目には水中の岩に足首をぶつけて捻挫。ボルタレンの服用で自力下山できました。しかし、これを書いている下山翌日も左足首は痛く、泳ぎや岩登りで酷使した両腕と太ももは久しぶりの猛烈な筋肉痛に苦しんでいます。結果的に敗退の判断は正しかったのかな。
去年の赤木沢は割と簡単に行けたので、ガイドブックに中級と書いてあった双六谷も行けるだろう…と思っていたのですが、甘かったです。もう少し初級の沢をこなさないと。