愛宕山・愛宕神社
- GPS
- 07:30
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,144m
- 下り
- 1,142m
コースタイム
天候 | 午前晴れ→午後曇りがち 台風接近のためか、風は強め。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
阪急嵐山駅(http://rail.hankyu.co.jp/station/arashiyama.html) 嵐電嵐山駅(http://randen.keifuku.co.jp/map/13.html) JR嵯峨嵐山駅(http://www.jr-odekake.net/eki/top.php?id=0610704) 京都バス清滝バス停(http://www.kyotobus.jp/) 清滝の地区は行き止まり構造になっているので、これより奥に車が通り抜けることは出来ません。そのため駐車場に必ず止めてください。駐車場は、京都バスの清滝バス停より更に奥、清滝の中心部にあります。いつも徒歩なので使ったことがないため不確かで申し訳ありませんが、平日500円・休日1000円だったような気がします。今度通った際、改めて見てみます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
愛宕神社から月輪寺経由で空也の滝へ至る経路に、いくつか先のわからない分岐がありました。月輪寺付近で足元が非常に狭いところがありますが、普通に歩いている限りは、問題ないと思います。 愛宕神社で休憩していたら、風でかいた汗が冷たくなり非常に寒かったです。動けば問題なかったのですが…また、指先がかじかみました。防寒対策はしっかりして頂くことをオススメします。 10月中旬、東海自然歩道高雄方面と舗装道路の月輪寺方面・清滝方面との合流点傍にある木に、熊の爪あとのようなものが発見されていますので、御通行の際には注意なさってください。 |
写真
感想
9:30 阪急嵐山駅を出発、ふと思い立って小倉山に寄って行こうと嵐山公園亀山地区へと入っていったのですが…公園の端から続く道を行くと山頂が全然左手に来ず、桂川沿いの崖を進むような状態に。ついに倒木らしきもので先が見えずに引き返すことになりました。帰ってから調べなおすと、公園端から入ったすぐ近くで少し右に折れるようですが、まだ真相は明らかにならず…このときは、時間の都合もあるので、いつも歩きなれたコースに戻りました。
10:40 嵐山公園亀山地区から仕切り直し。大河内山荘の脇を抜け、右下にトロッコ嵐山駅を見遣る。少し急な坂を下りると、左前方が小倉池、池畔に御髪神社があります。真っ直ぐ北上し、常寂光寺の角を右折。次の角を左折します。ここは、落柿舎の見える雰囲気のいい場所です。二尊院前を通り過ぎ、更に北へと進むと鳥居本の町並み保存地区に来ます。ここには、化野念仏寺があります。入口にあるもみじは、既に色づき始めています。
落柿舎付近で、数名の制服を着た女子学生たちが道に迷っていたようだったので声を掛けてみました。彼女たちは、兵庫県から遠足で来ていたとのこと。化野念仏寺まで行かなければならないけれども、途中で道を見失ったんだとか。完全に経路途中だったので、じゃあ一緒に行きましょうと案内することにしました。ちょうど真東に比叡山が見えるので、そんな話をしていたら、さすがは学生。最澄だ、空海だ、比叡山だ、高野山だと、そういえばこの組み合わせすっかり忘れたなぁというようなワードが続々出てきました。普段なかなかおしゃべりする機会のない世代との会話は、なかなか新鮮で楽しかったです。そうこうしているうちに、化野念仏寺までやってきました。ここでは、先生らがお出迎え。ご丁寧にお礼の挨拶まで頂き、オリエンテーリングのチェック証明でしょうか、写真撮影に是非といわれ、一緒に収まってしまいました。ここで、生徒さんたちとはお別れ、私は一人、先を進みます。(この先の平野屋辺りまでは見てほしかった気はしましたが…。)
先ほど声を掛けた落柿舎近くでは、2週間ほど前には、千葉県からやってきた修学旅行生5人組に、声を掛けられました。この子達も道に迷ってしまったらしく、集合場所までせっかくなので少し観光を混ぜながら案内していました。どちらの子達も礼儀正しく、かつ硬くなりすぎず(往々にして私は硬くなり易いですが)、いい雰囲気を持っていましたよ。道案内してよかったと、清清しい気分です。京都を少しの間だけど、楽しんでいってほしい。いつも私はそういう願いを持って、道に迷っている(いそうな)人に声を掛けています。
11:10 愛宕山の鳥居(平野屋前)を過ぎると、人家が途絶えます。トンネル手前にあるのは愛宕念仏寺。清滝隧道は片側交互通行のトンネルです。トンネル内は狭いですが、普通のサイズの路線バスも通りますし、清滝側ではカーブもしていますので、通行には注意してください。トンネルを抜けて、急坂を下っていくと清滝の拠点に着きます。ここには、地区唯一の駐車場と公共トイレがありますので、山行の準備にはちょうどよいと思います。
公共交通機関で来る人は京都バスの清滝バス停を、自家用車で来る人は清滝の駐車場を利用されるかたが大半のようだと思います。
11:30 愛宕山登山口から山へと入ります。お手洗いは、山頂の愛宕神社のみ。標準登頂時間は2〜2.5時間(4km)とされています。いくらか小屋がありますが、ごく始めにお助け水なる湧き水がある以外は水源もありません。また、本来どこの山でもそうあるべきでしょうが、ゴミは全て持ち帰りしてください。捨てるところはありません。山道というよりは、石段がそこかしこにあるので、やはり参詣道というという方がイメージしやすいです。もちろん、普通の山道もあります。ほとんどの箇所は、高い木々に覆われて、外部への眺望はあまりよくありませんが、ところどころで見える保津峡や京都市内に思わず心を奪われてしまいます。ただ、あまり余所見をして歩くことは勧められません。柵がありませんので、もちろん崖へまっさかさまです。
私の場合、4kmの道のりを休憩を含んでほぼ500m15分のペースで進みました。
13:20 愛宕神社に到着。頂上の風は冷たく、じっとしていると指先がかじかんでうまく動きませんでした。せっかくここまで登ってきたので、本殿にも御参りしましたが、小さく簡素なものかと思いきや、結構立派な建物で、彫刻が非常に美しかったです。あえてというか、畏れ多くて撮影は出来ませんでしたが。
14:05 かすかに入った携帯の電波でインターネットに繋いだ後、月輪寺経由で下山することにしました。月輪寺への分岐からすぐのところで、視界がいったん開けます。愛宕神社境内から見るよりも、ここのほうが眺望はいいです。すぐ下には、大岩がごろごろと転がっていて、その間を抜けるように進んでいきます。こちらも、ほとんどは木々の中を進むので、ほとんどのところで外部視界はありません。
14:40 月輪寺まで辿り着きました。明智光秀手植えの石楠花や親鸞聖人手植えの時雨桜があり、斜面のごく狭い場所にぎゅっとお寺の機能が凝縮されています。境内を横切るように登山道があるという感じです。この月輪寺は、麓の嵐山や市内からもその存在を確認できます。逆に言うと、この場所からの眺望も開けています。
空也の滝への合流点まで下っていきますが、沢の音が騒がしくなってくると坂も急になってきますので、膝への労りが必要になってくるかもしれませんね。
15:20 空也の滝・首無地蔵・月輪寺・清滝とそれぞれの方面へ向かう合流点に到着。 空也の滝は、ここから10分もあったら十分辿り着けます。この場所からは、舗装道路を通って清滝へ戻ります。2週間ほど前、この先の東海自然歩道との合流点(高雄方面との分岐点)傍にて、熊の爪あとらしいものが発見されていますので、ご注意ください。
15:50 清滝に到着。小休憩を経て、約1時間で阪急嵐山駅へと戻ってきました。
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