白川又川本谷(奥剣又谷)



- GPS
- 24:21
- 距離
- 18.4km
- 登り
- 2,579m
- 下り
- 2,505m
コースタイム
- 山行
- 11:27
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 11:29
天候 | 晴れ 始終涼しい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高速で行者還駐車場🅿️1000円/1日 |
コース状況/ 危険箇所等 |
行者還登山口により入り、弁天の森より火吹谷まで約900m標高を下げる。沢までの10m懸垂下降 |
その他周辺情報 | あるきの温泉♨️800円 |
写真
装備
共同装備 |
30mロープ2本
ガス2台
カム#0.5、#0.75、#3
|
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感想
登攀あり、泳ぎありの白川又川本谷(奥剣又谷)へ行って来ました。
1年ぶりの沢登りは、予想を遥かに超えるハードさで、初日は12時間、2日目は13時間という、体力の限界ギリギリまで使い切った2日間でした。
【1日目】
弁天の森から火吹谷へと、標高差900mを一気に下る。尾根は激下り、最後は10mほど懸垂して入渓。いきなり泳ぎからスタートするが、得意だったはずの泳ぎが、ザックが邪魔をしてうまくいかない。
へつりにも苦戦し、ロープで引き上げてもらう場面も。水に浸かるたびに体力が奪われ、さらにロープや泊まり装備の重さが身体に堪える。水の冷たさに手が震える。低体温症が怖い。お湯を沸かし体を温める。ウェットスーツを着ていて本当に良かった。
途中、不気味なほど赤い岩壁が現れる。
しばし見惚れる不思議な光景。
そんな中、沢中で偶然知り合いと遭遇!
挨拶を交わすだけだったけど、こんな所で会うなんて!彼らは水晶谷手前に降りる尾根を下ってきたよう。
そういう降り方もアリなんだ。
今回は、明らかに私が足を引っ張ってしまった。ルーファイにも時間を要したこともあり、時間切れ、予定地点には届かず、やむなく手前で幕営。
【2日目】
遅れを取り戻すべく、早朝から行動開始。
しかし、いきなりへつりに失敗してドボン…。気を取り直して進むも、その後の岩登りが連続し、だんだん弱気になりロープに頼る。
20m滝の巻きではルートを外し、恐ろしい傾斜のトラバースへ突入してしまった。大きな岩でも不安定に動き、頼れるのは木の根っこだけ。
落ちたらタダでは済まないという緊張感の中、何とか通過するものの、急登は続く。背中の荷物もあり体力が枯渇する。足取りは重く、ペースもどんどん落ちていく。
高巻きし過ぎてしまった。沢に戻りそこから詰めるか、それともこのまま尾根を登るかで協議。皆の体力消耗が激しくそのまま尾根を上ることになり、藪漕ぎが始まった。一面シダが生えた少し傾斜が緩くなったところにでると八経ヶ岳山頂が見えてきた。
どうしても「看板の裏から登頂したい」とこだわるメンバーの足手まといになるので、そこで別れて私は尾根を直登して登山道と合流。そこから先行して登頂、山頂でメンバーを待つ。
程なく彼らも登頂!頑張ったね!
集合写真を撮り下山開始。
何とか明るいうちにおりれて、本当にホッとした。
泳ぎ、登攀、トラバース、急登と久しぶりに全力を出し切った沢登りとなった。これも強いメンバーのお陰!
忘れられない2日間になりました。
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