万助小屋泊で鳥海山巡り

2025年07月26日(土) [日帰り]

• GPS: 13:07
• 距離: 20.3km
• 登り: 1,860m
• 下り: 1,865m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:04
• 休憩: 0:40
• 合計: 8:44

距離 13.3km 登り 1,224m 下り 1,425m

8:40 湯ノ台口
8:53 滝ノ小屋
9:48 9:49 河原宿
11:55 11:56 伏拝岳
12:37 新山・外輪分岐
12:40 12:53 七高山
12:58 12:59 新山・外輪分岐
13:15 13:25 鳥海山
13:40 13:42 鳥海山山頂御室参籠所
14:44 14:45 外輪山・千蛇谷分岐
14:50 七五三掛
14:59 15:00 八丁坂
15:08 御田ヶ原分岐
15:15 15:16 御田ヶ原
15:25 15:26 御浜小屋
15:37 15:42 御浜・鳥海湖分岐
15:56 15:57 鳥海湖分岐
16:14 蛇石流分岐
16:25 16:26 仙人平
16:46 16:47 ドッタリ
17:24 万助小舎

日帰り

• 山行: 4:02
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:14

距離 7.0km 登り 635m 下り 440m

6:10 万助小舎
6:56 ドッタリ
7:26 7:27 仙人平
7:50 7:51 蛇石流分岐
8:03 8:04 丁字分岐
8:45 幸次郎沢
9:23 9:31 河原宿
10:09 10:10 滝ノ小屋
10:24 湯ノ台口

天候

1日目、晴れのち曇り。平地の最高気温33℃
2日目、曇りで標高1500m以上がガス。平地の最高気温31℃、風速3m。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

その他周辺情報

湯の台温泉・鳥海山荘￥520
・ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩温泉
・空調設備工事で臨時休館となっていたが、7月1日から営業を再開した
・日帰り入浴は11:00から。

写真

7/26 8:20

湯の台の駐車場に8時過ぎに到着。3〜4台分の空きがあってホッとした。

7/26 8:43

準備をして出発。小屋泊なので時間にも気持ちにも余裕がある♪

7/26 8:55

1kmと離れてないところに滝の小屋がある。ここでもトイレが使える（￥100）。

7/26 9:10

滝の小屋を過ぎて八丁坂を登る。河原宿跡まで標高差250mほど。

7/26 9:25

高度が上がって庄内平野を見渡せるようになる。

7/26 9:30

八丁坂はトウゲブキを中心に、ハクサンシャジン、クルマユリなどが咲いていた。

7/26 9:45

河原宿小屋跡から鳥海山の心字雪渓を見る。

7/26 9:58

雪渓が解けたばかりの斜面ではヒナザクラや、、、

7/26 10:04

コシジオウレン（ミツバノバイカオウレン）が咲いていた。

7/26 10:08

チェーンスパイクを履いて一つ目の雪渓を登る。

7/26 10:30

渡った先で急にミヤマキンバイが咲く道に変わる。

7/26 10:31

今年は出会い損ねたと思っていたので嬉しくなった。

7/26 10:35

7月も末という時期にチングルマやミヤマキンバイが咲き誇る。

7/26 10:36

絨毯状になっている。雪が遅くまで残る鳥海山ならでは。

7/26 10:37

7/26 10:43

ミヤマアキノキリンソウとハクサンボウフウ。雪解け直後と夏後半の花が同居している。

7/26 10:44

ミヤマホツツジ。雌しべが象の鼻みたいに上に曲がる。

7/26 10:55

チングルマのカーペット。

7/26 11:00

2つ目の雪渓も道を外して登る。

7/26 11:01

東側にチングルマの絨毯が見えたので。

7/26 11:01

これが7月末の心字雪渓の様子か〜。

7/26 11:06

雪渓の後はアザミ坂といって標高差250mを登る。

7/26 11:18

高度が上がって道のりが一枚の構図に収められる。独立峰ならではの達成感がある。

7/26 11:23

ミヤマダイモンジソウ。これから続々咲いていく。

7/26 11:36

やがて心字雪渓を見下ろす構図になる。

7/26 11:47

庄内平野や日本海、飛島も見えてくる。

7/26 11:51

外輪山の伏拝岳（2132m）に着いた。御室小屋と新山のドームを見る。

7/26 11:52

秋田県側の稲倉岳も見える。

7/26 11:54

外輪山のガレ場で植生が大きく変わる。まずイワギキョウ。

7/26 12:00

イワブクロ。

7/26 12:04

チョウカイアザミの花園。

7/26 12:07

チョウカイアザミの斜面の向こうに、900mの高度差で辿ってきた道のりが見える。

7/26 12:09

イワブクロと一緒に咲いている小さい花は？

7/26 12:10

これも固有種のチョウカイフスマ。

7/26 12:12

五角形の組み合わせがエレガント。

7/26 12:15

早く進みたいのだが、、、

7/26 12:27

花園が続いてなかなか先に進まない。

7/26 12:29

7/26 12:33

7/26 12:42

七高山（2229m）に着いた。

7/26 12:43

百宅口の唐獅子小屋を撮った。標高1600mくらいにある。

7/26 12:44

秋田県の矢島口の方向。

7/26 12:46

東側の広大な裾野。

7/26 12:59

分岐から急斜面を下って新山に向かう。

7/26 13:05

下ったところにホソバイワベンケイがきれいに咲いている。

7/26 13:21

溶岩ドームを登って山頂へ。4年ぶり3度目。

7/26 13:22

珍しく混雑してないので溶岩ドームの様子を撮った。

7/26 13:23

7/26 13:39

その後、御室小屋まで下りて休憩。

7/26 13:57

千蛇谷を下る。

7/26 14:15

途中、アオノツガザクラが一面に咲いている広場があった。

7/26 14:36

真下の雪渓横断のとき、ミヤマキンポウゲが密集した火口壁を見上げた。

7/26 14:38

火口壁への登り返しで、下りてきた谷を振り返った。

7/26 14:41

ここで咲いていた白い花は？

7/26 14:41

オニシモツケかな。

7/26 14:46

外輪山分岐に着いて笙ガ岳方向を見る。

7/26 14:55

ハクサンイチゲやニッコウキスゲの道を通る。

7/26 14:59

続いてチョウカイアザミとトウゲブキの斜面を見る。

7/26 15:02

ヤマハハコとハクサンシャジン。

7/26 15:05

御田ヶ原の分岐で地図を広げて、残り時間と行程を考える。

7/26 15:25

御浜小屋から見た鳥海湖と鍋森。

7/26 15:27

広大な裾野と稲倉岳。

7/26 15:33

湖と鳥海山の定番の眺め。

7/26 15:39

笙ガ岳は時間切れで行けない。湖の方に下る。

7/26 15:47

ここに遅くまで雪が残るけど、もう心配なかった。

7/26 15:53

湖と鳥海山。

7/26 15:57

千畳ヶ原の方向に下りる。

7/26 16:07

途中で急な雪渓を渡り、真下で融雪水を汲んだ。

7/26 16:13

千畳ヶ原と万助道の分岐にはペンキで印がある。

7/26 16:20

ミヤマキンポウゲの道標に従う。

7/26 16:21

キアゲハの成虫。

7/26 16:24

庄内平野の方向に下る。

7/26 16:48

樹林帯のあと小さな湿地を通る。これがドッタリ。

7/26 17:17

ドッタリから下は整備されていた。ありがとうございます。

7/26 17:25

標高1000m部分に万助小屋がある。

7/26 17:26

万助小屋から見た笙ガ岳。

7/26 17:27

小屋のすぐそばに冷たい水が流れている。

7/27 5:43

50年以上前から続く日誌。

7/27 5:44

小屋の内部。トイレや毛布もあって過ごしやすい。

7/27 7:27

2日目はガスガスの日。遠方から来た人のためにも晴れてくれないかと願ったが。

7/27 7:28

仙人平部分はチングルマの花穂が多かった。7月半ばが見ごろ。

7/27 7:36

曇り空でもステキなところだと分かる千畳ヶ原。

7/27 7:40

ミヤマキンポウゲを踏まないように進み、、、

7/27 7:45

ミヤマツボスミレもここでだけ咲いていたので忘れないで撮っておく。

7/27 7:56

ギリギリで視界が残っている千畳ヶ原に向かう。

7/27 8:25

標高1500m以上がガスだった。

7/27 8:35

振り返り。

7/27 8:38

久しぶりに見たミズギク。

7/27 8:40

滑らないように気をつけて辛次郎沢を登る。

7/27 9:14

月山森〜河原宿跡の区間もチングルマの花園だった。これも7月半ばが見ごろ。

7/27 9:29

河原宿から見た心字雪渓方向。遠くから来た人にはショックが大きいであろう光景。

7/27 10:23

あとは駐車場まで下ってきた。

7/27 11:16

帰りは鳥海山荘で温泉に浸かった。ピアノを久しぶりに弾いた。

7/27 12:56

次に玉簾の滝を見に行った。落差63mとか。

7/27 12:48

この岩壁は1500万年前の溶岩。鳥海山の形成は60万年前。

7/27 13:22

ちょうど1年前の豪雨災害で湯の台に登る入口が崩落した。その様子。もう一つの迂回路も片側交互通行で復旧工事中だった。無事に登山できることに感謝。

撮影機器：

NIKON D5600 NIKON CORPORATION

感想

りがとみ〜ぬ

去年豪雨災害で行けなかった鳥海山に登ってきました。
日帰りの弾丸登山スタイルだと長距離運転の疲れも相まって、生活へのダメージが大きいので、小屋泊にしました。

鳥海山は1400m以上が森林限界だとして、、、心字雪渓部分、千畳ヶ原、鳥海湖〜笙ガ岳エリアの3つの見どころがあると思います（今までの経験から）。
外輪山の山頂到達も含めて、日帰りでこれらを全部見て回ることは私には無理です。駆け足で通り過ぎることになってしまいます。

あとは何かを断念するか。今回は笙ガ岳のみ辿り着けませんでした。山頂到達を断念して笙ガ岳と千畳ヶ原の紅葉を見て回ったこともあります（2023年）。

今回は小屋泊にすることで時間に余裕が生まれ、それぞれの山の様子、花の様子をじっくり見て回ることができました。チングルマは心字雪渓部分が豊か、ハクサンイチゲやニッコウキスゲは笙ガ岳〜鳥海湖部分が豊かなど、時期により場所により違いがあります。

7月半ばにもう一回、今回のルートを巡ってみたいです。
最上地方の国道47号線も含めて、災害の爪痕は大きかったです。こうして登山できることにただただ感謝します。