白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳


- GPS
- 14:08
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 2,288m
- 下り
- 2,292m
コースタイム
- 山行
- 12:11
- 休憩
- 1:57
- 合計
- 14:08
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
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アクセス |
感想
前回の剱岳のように到着したら車の周囲にヘッデンを灯した登山者が何名かはいると思っていた。
ところが真っ暗な静寂。
すぐに準備して歩き出すつもりがたじろいでしまった。
数分後気を取り直して準備にかかる。
車の数もはっきりとは記憶してないが10台程度ではなかったか。
大雪渓手前で明るくなってきたがまだ誰とも会わない。
ほんの一月前の大雪渓行列が嘘のよう。
その大雪渓は前回チェーンスパイクが不要なくらいあっという間だったので今回は準備してなかった。
距離的には今回も同じくらいのわけだが、時間が前回よりずっと早いため気温が低くてつるつる。
穴に靴を入れるようにして目印の線に沿って歩いていたがいつの間にか逸れてしまい、戻ろうとした
辺りで滑ってしまい数メートル滑り落ち、膝を強く打った。
その後避難小屋手前でようやく降りてきた二人連れとすれ違い、避難小屋では四人家族と会った。
四人家族の10歳くらいの息子に「早いですね。小屋まではあと20分くらいです」と言われた。
小屋とここは20分で降りてくることは出来ても登ることはできないだろう。
いや降りてくるのも無理だ。
前回より早いペースで頂上宿舎に到着。
降りてくる人もほとんどいないことから頂上宿舎、白馬山荘は閉まっているのかと思ったが頂上宿舎は閉まっていた。
登山口風の看板から自分の前を歩いていたソロの若者にどういうコースを辿るのか訊くと
「もう帰ろうと思います。2時から歩き始めてモルゲンロートを十分写真に撮せたから」と言う。
ピークへ行くことを目的としない人もいるんだなぁと感心した。
自分は杓子岳、鑓ヶ岳へ行くのは決めていて、白馬岳へ行くとは全く考えていなかったが前回のタイムを
見ると稜線からは時間的にも標高的にもさほど苦労なく行けるので迷い始めた。
時刻もまだ9時前だし行ってみようと白馬岳を目指した。
ザックは必要品だけ持ち稜線に置いて行った。
白馬山荘も閉まっていてドアの補強などの冬備えをしていた。
白馬岳頂上には7人くらいいた。
反対側から歩いてくる人もいて、始めてそういうコースもあることに思いが至った。
前回は杓子岳すら見えなかったが今回は絶景で立山劔、毛勝三山などきれいに見えた。
降りる時さっき打った左膝と右股関節外側がかなり痛んだ。
膝は我慢できなくはないが股関節はかなり痛い。
白馬で終わって戻らなきゃいけないかと思った。
荷物のところにつきベンチで休憩。
ストレッチすると調子が良くなり杓子を目指すことにする。
嘘みたいな話だがこのあとはだんだん膝、股関節の調子は良くなり最後は全く気にならないくらいになった。
杓子岳、白馬鑓ヶ岳は本当にきれいに見え、気分が相当ハイになった。
杓子はザレと聞いていたが登りは大変だった。
鑓ヶ岳を目指す頃にはモヤって来た。
白馬岳山頂に着いた時にいた二人組…40くらい?とはずっとこちらが追いついては向こうが出発するというペース。
登りは向こうがかなり早いが休憩が多く、彼らの休憩中に追いつくという感じ。
登りはほんと大変で、でもゆっくり登ればなんとかなった。
鑓温泉小屋手前で追いついた時に少し話したが、昨日は大池でテン泊し、今日は鑓温泉小屋でテン泊するという。
猿倉から登ってきて今日また戻ると言ったらすげーとびっくりされた。
鑓温泉では靴を脱ぎふくらはぎからしただけ浸かる。
お湯は熱い。
長時間登山では足に不調が出ることは多いがいい休息になった。
テントの準備をしている二人に挨拶し、猿倉を目指し反対に歩き出した。
行き止まりになり戻ってきたら「温泉の流れに沿って道があります」と教えてくれた。
鑓ヶ岳でも山頂とは思えないところで彼らが休んでいて、「ここが山頂ですか?」と聞いたし天然の人かと思っただろう。
ここからはまだか、まだか、というくらい長く感じた。
道や景色も単調で、登りも混ざり苦しんだ。
紅葉と言ってもいい景色なのかも知れないが、自分はそもそも紅葉の良さが良く分からない。
ヘッデンを使う前に戻りたかったが叶わなかった。
疲弊して到着。
途中の関節痛も加味すると前回の剱岳よりきつかったかも知れない。
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