樽前山・風不死山《日本二百名山》


- GPS
- --:--
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,108m
- 下り
- 1,110m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2004年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 支笏湖温泉北海H\800 |
写真
感想
“すすきの”のAPAホテルを4時前に出て近くの24時間営業のレンタカー営業所で車を借た。カーナビの操作に手間取り4:40漸く出発でき支笏湖畔を目指した。一応雨は上がっているが峠道は霧が出ていた。恵庭岳の麓を通り、樽前山7合目登山口に6:00に到着した。濃いガスの中、雨具を付け6:10登山を開始した。ルートを外さないようになだらかな斜面を進み分岐点を右に折れると外輪山の最高峰東山(1,022m)に到った。樽前山の最高峰は中央墳丘の1,041mだが活火山で登れないので、ここが近づける一番近い所だ。
外輪山の縁を西に辿り樽前山神社に参拝し更に行くと西山(994m)に達した。ここから少し戻ると火口西側から北側へと回り込むと苔の洞門への下山路が分岐しているが今は閉鎖されてしまい通行できない。暫く進むと外輪山周遊路から分れ風不死岳へと進んだ。縦走路は鞍部を越えると932m峰の東麓を巻いてしまう。折角だから932m峰にも立ち寄った。天気が良ければ、樽前山・風不死岳の展望が素晴らしいだろう。風不死への道に戻るとガレ場が一挙に樹林帯となり風不死の領域に入ったことを実感した。なだらかにアップダウンしながら徐々に高度を上げて行くと軈てロープの掛かる岩場の急登となった。
難所を抜けると山頂域に乗り上がったが山頂がなかなか現れない。一番北側のピークが風不死岳 (1,103m)で小さな山頂標識があった。当て字ながら「風不死」とは良く名づけたもので風が強く吹き付けている。山名の由来はアイヌ語 で「トドマツ のあるところ」を意味する「フㇷ゚・ウㇱ」「フップ・ウㇱ」「フプㇱ」が語源である。今年支笏湖から直登するルートが開かれたようだが、通り抜けるには足の問題があり難しい。来た道を戻り7合目登山口への分岐と思しき分岐が2箇所ほどあったが見送り一番南の樽前山に近い所を左折したが結局何処を通っても同じだったようだ。樽前山麓の溶岩の岩盤を雨が削った地形を横断し登山口に10:47帰着した。
車の中で昼食を摂り、支笏湖温泉北海ホテルに立ち寄り入浴した(\800)。ここはヌルヌルの泉質で露天風呂の回りに置かれた椅子でうとうと他に客も無く気持ちのいい時間を過ごした。外に出ると風不死・樽前の輪郭が見え出していた。この1週間本格的な雨に降られず幸いだった。千歳に向かい去年も使った空港営業所でレンタカーを返した。札幌から千歳の乗り捨てになるが同一地域内で乗り捨て料は掛からずお徳だった。空港内の“ラーメン時計台”でジャンボチャーシューメンを食べ、スーパーラウンジで休息、1,000円の追加でJALのクラスJでゆったり伊丹に帰り着くと気温は34℃、関西の暑さが旅心地から一気に現実に引き戻されてしまった。
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