塔ノ岳(大倉バス停〜塔ノ岳 往復)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,277m
- 下り
- 1,275m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
崩落箇所が2箇所程ありましたが、しっかりと舗装されていました。 |
写真
感想
山行三日前。せっかくの稀な二連休だったのに雨が降り、二日間家に引きこもっておりました。
その二日間のどちらかにお山に行きたかったのですが、雨が降った次の日の山行は自分の技術的にNGなので、一日目に降った時点で取りやめでした。
でも、幸い次の日の仕事が終わればまた次の日は休みでしたので、その日にお山に出掛けようと思いました。
二日間引きこもっていたおかげで、普段から蓄積されていた疲れがすっきり解消されたので、この状態なら次の日が仕事でもそんなに疲れが溜まらないのでは、と考えました。
仕事の疲れが溜まってる状態でお山に行くことなんて普通ですが、実は去年行くのを中止した塔ノ岳が気になっていたのです。
でも、色々調べたおして、大倉尾根往復だとしても今の私にはレベルが高いお山だと感じていました。
去年の記録を見ると、行くのを中止した時点ではそうは思っていなかったようですが(笑)。
まず、大倉尾根往復で私の足では12時間くらいかかる計算でした。
多少盛ってますが、思ったより時間がかかってしまうことは私にはよくあることなので、いつも多めに計算してます…。(思ってたより遅くなるよりかはいいですよね?)
技術はあまり必要なさそうですが、キツイキツイ言われている大倉尾根なので、仕事疲れが蓄積されている状態での登山→次の日仕事、というスケジュールでは、体力が問題でした。(かと言って、表尾根は技術的にももっとキツそうなイメージあるしひとりで行くのも少し不安あるし)
でも、二連休→一日仕事→休日という今なら、体力的にもチャンスです! ヒルの目撃情報もまだ聞いてないし。
次の日の仕事は少し不安が残りますが、駄目そうなら途中で引き返すのもなしではありません。
登山道もまず道迷いはない整備された場所と聞いていたので、高尾山方面でしかソロ山行を許してくれない家族を説得しやすかったです。
…と、前置きが長くなりましたが、当日は始発から二本目のバスに乗るつもりでしたが、下山まで12時間くらいかかることを考慮して、結局始発に乗ることにしました。
写真撮影もよっぽど気に入らないとき以外はオート撮影にすることにしました。
写真撮影も私の足が遅い理由のひとつですから、少しでも時間詰めないとです。
予定では19時下山ですが、ぶっちゃけそんな不安な時間までお山にいたくないですからね(汗)。
よっぽど慣れ親しんでるお山なら場合によってはいいかもしれませんが…。
大倉バス停付近のお花を軽く愛でたあと、登山開始。
ヒルの脅威が恐ろしくて必要以上にキョロキョロしてしまいます。
でも、周りを見るとそこまで防御固くしてる人はあまりいないし、大丈夫だよね…??
しばらくは高尾山の4、6号路のようななだらかな道が続き、ほどよい疲れを感じながら見晴茶屋へ到着。
ここで、ハプニングが起こります。
なんか、足首に違和感があるような…!?
まさか、と思って靴下ごしに足首を確認します。
なんか、自分の肌じゃない柔らかくて湿った長細い膨らみが…!!
後からきた人には全て道を譲っていたので、沢山の方に抜かれ、周りには誰にもいません。
いえ、誰かいたとしてもこんな若作りの限度がきたおばさん、誰も助けてくれないでしょう。自分でなんとかするしかありません。
すぐさま塩水の入ったスプレーを靴下の上から吹き掛けます、が。角度がよくなくて上手く水が出ません。
仕方ないので、塩そのものを靴下の上から落とします。
靴下脱いでからやれよ、という話ですが、一刻も早く振り切りたいのと、そいつが足首に引っ付いてるところを見たくなかったんですよね。
その後、素早く靴下を引っこ抜きます。
裏返しにします。…何もいない?
まさか、穿いてきたヒートテックのタイツのほうに潜んでいる??
ヒートテックをめくります。…何もいない??
じゃあ、足首とか肌のほうに…?? いえ、何もいません。
そこで、思い当たります。
その膨らみ、ヒートテックのよれだ…。
ヒートテックの丈が長いので、靴下の中にその部分を伸ばして入れてたんです。
それが歩いてるうちにズレたり蒸れたりして、生き物チックな感触を生んだんですね…。
そいつではなかったと分かっても、なんだかしばらくはその部分が気持ち悪かったです…。
また、今後ヒートテックのよれだと思って放っておいたら実はそいつだったというオチが待ってる可能性を考えたら叫び出しそうになったので、なるべく考えないように登山再開しました…。
気を取り直して。
堀山の家からは少しずつ登山道のレベルが上がり、入笠山の登山道のような岩のごろごろした道もありましたが、ほとんどが階段になります(笑)。
上るにつれ気温が下がってきているのは分かりましたが、動いているので全然寒くありません。
息が白く見えて、そこまで気温低いの!? と、びっくりしたのもつかの間、よく見るといつの間にか雲の中にいたようで、雲が登山者の方々と一緒にお山を登ってきてました。
バカ尾根と呼ばれている階段はここなんですね…。
雲で下界が真っ白でしたが、雲がなかったら「バカ」と言ってしまうのが可哀相なほど眺めがいい場所なんですけどね。(※ただし一区間のみ)
実はここ、帰りは雲が晴れて素晴らしい景色を拝みがら下りることができたんです。その景色がその日一番のご褒美でした。
…というのも、山頂は風で荒れ狂っていて、まともに景色が見えなかったんです。
雲の流れが物凄く早かったので、たまに少し景色見えたのですが、よりにもよって富士山方面は死守されていました。
しかも、激寒!!
震えながらご飯を食べ、たまにチラ見えする景色に満足したら、そそくさと退散。
富士山見たかったな…。
山頂をあとにした途端に風は止みましたが、山頂だけだったってことなのかそれとも私の運が悪かっただけなのかは分かりません…。
そして、地獄の下り階段のオンパレードの始まりです。
途中で、もう勘弁して! と何度か弱音を吐きそうになりました。
こういうとき、誰かが一緒だと気が紛れるのですが、お一人さまのツライところですね〜。
堀山の家からは高尾山みたいなものだと行きで知ったので、そこからは気持ち的に楽になりましたが、日が落ちて真っ暗になってしまわないかはちょっと心配でした。
でも日が長くなったおかげで、17時少し前バス停到着でしたが、まだ全然明るかったです。
さてさて、疲労具合はというと、最悪でした。
仕事にぎりぎり支障が出ない程度でしたが、ふらふらでした。
筋肉痛の度合いは、登山はまりはじめの頃に谷川岳や半月山に行ったときのようなそれに近いものがありました。
調べてみたら歩き方にコツがいるようで、今度はそれを意識しながら山登りしてみようと思います。(←実践するのが遅い)
今回の塔ノ岳、山頂からの景色がちょっと残念だったので、またヒルのいない時期の晴れの日に挑戦してみたいと思ってます。今期はもうそろそろ駄目そうですね…(汗)。
あと、次の日仕事が休みのときがいいですね!
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