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記録ID: 85321
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

凍てつく千曲川源流から甲武信岳・十文字峠(毛木平発着・日帰り)

2010年11月03日(水) [日帰り]
 - 拍手
GPS
10:21
距離
16.7km
登り
1,425m
下り
1,415m

コースタイム

7:20 毛木平駐車場(標高1,433m)-9:00 ナメ滝-10:20 千曲川(信濃川)源流着-10:30 同発-11:00 縦走路分岐
-11:25 甲武信岳(標高2,475m)-12:15 同発-12:50 三宝山(標高2,483m)-13:30 尻岩
-14:00 武信白岩山(標高2,288m)-15:00 大山(標高2,196m)-15:40 十文字峠(標高2,035m)
-17:35 毛木平駐車場
天候 3日 快晴 出発時気温3℃
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
【行き】
 自家用車:1:00 高井戸-(中央道)-双葉SA(仮眠)-5:45長坂IC-清里・野辺山経由-7:00 毛木平駐車場
 高速代 1,300円 ETC休日夜間割引

【帰り】
 往路を帰る。
 18:00 毛木平発 21:10 高井戸帰着
 高速代 1,400円 ETC休日割引

【駐車場】 毛木平: 無料
【走行距離】 約380km
 ガソリン:28L, 約3,500円
--------------------------
 合計 約6,200円
コース状況/
危険箇所等
【危険箇所】
 毛木平-千曲(信濃)川水源地-甲武信岳間はなし。凍結危険箇所もなし。
 甲武信岳-三宝山-武信白岩山-大山-十文字峠間は鎖場多数あり。
 十文字峠から毛木平への下山路、八丁坂を下って五里観音から沢を左岸に渡った後尾根を左にトラバースするところは倒木が多く、また落ち葉で道が覆われてミスコースしやすいので注意。
【水場】
 毛木平〜千曲(信濃)側水源地間と、十文字峠〜毛木平間は沢水多数。
 縦走路分岐〜甲武信岳〜三宝山〜武信白岩山〜大山〜十文字峠間は水場なし。
【トイレ】
 毛木平駐車場、十文字小屋
朝焼けの富士山。八ヶ岳高原大橋から撮影。
2010年11月03日 06:23撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 6:23
朝焼けの富士山。八ヶ岳高原大橋から撮影。
毛木平駐車場(標高1433m)到着。最後の数キロだけ未舗装ですが、駐車場は舗装されており、トイレも完備。本日の装備は水食料込み7.5kg
2010年11月03日 07:07撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 7:07
毛木平駐車場(標高1433m)到着。最後の数キロだけ未舗装ですが、駐車場は舗装されており、トイレも完備。本日の装備は水食料込み7.5kg
駐車場から千曲川本流沿いの登山道を歩いて行きます
2010年11月03日 07:43撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 7:43
駐車場から千曲川本流沿いの登山道を歩いて行きます
落葉松の紅葉。秋の落葉松林のハイキングは大好きです。
2010年11月03日 07:45撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 7:45
落葉松の紅葉。秋の落葉松林のハイキングは大好きです。
これも落葉松の紅葉
2010年11月03日 07:47撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 7:47
これも落葉松の紅葉
ダケカンバは紅葉終わりです。
2010年11月03日 08:23撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 8:23
ダケカンバは紅葉終わりです。
歩き始めて1時間半後、ナメ滝を通過
2010年11月03日 09:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 9:03
歩き始めて1時間半後、ナメ滝を通過
支流を分けるにつれ、だんだんと水量が減ってきます。
2010年11月03日 09:31撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 9:31
支流を分けるにつれ、だんだんと水量が減ってきます。
この時期は水も澄んでますが、冷たそうなので触れません。
2010年11月03日 10:05撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:05
この時期は水も澄んでますが、冷たそうなので触れません。
千曲川源流まで、あと少し。
2010年11月03日 10:07撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:07
千曲川源流まで、あと少し。
ところどころ小川が凍っています。
2010年11月03日 10:15撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:15
ところどころ小川が凍っています。
10:20 千曲(信濃)川源流に到着
2010年11月03日 10:22撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:22
10:20 千曲(信濃)川源流に到着
木の根からこんこんと湧き出しているのがその最初の一滴。ここからはるか日本海まで流れていくんですね。
2010年11月03日 10:25撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:25
木の根からこんこんと湧き出しているのがその最初の一滴。ここからはるか日本海まで流れていくんですね。
源流からの最初の流れ出しです。
2010年11月03日 10:26撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:26
源流からの最初の流れ出しです。
源流はシラビソの樹林の中にあります。ここから甲武信岳の頂上はすぐです。
2010年11月03日 10:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:27
源流はシラビソの樹林の中にあります。ここから甲武信岳の頂上はすぐです。
2010年11月03日 10:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:28
登山道は至る所、霜柱。積雪はありません。歩くのには支障なし。
2010年11月03日 10:55撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:55
登山道は至る所、霜柱。積雪はありません。歩くのには支障なし。
水源地から30分、シラビソの斜面を登りきると秩父山地縦走路の尾根に取り付きます。
2010年11月03日 10:59撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 10:59
水源地から30分、シラビソの斜面を登りきると秩父山地縦走路の尾根に取り付きます。
縦走路はこんな感じです。
2010年11月03日 11:08撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:08
縦走路はこんな感じです。
ここでようやく今日の目標、甲武信岳が見えてきます
2010年11月03日 11:10撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:10
ここでようやく今日の目標、甲武信岳が見えてきます
山頂部は岩場ですが、特に鎖場などはありません。
2010年11月03日 11:21撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:21
山頂部は岩場ですが、特に鎖場などはありません。
分岐からはたった30分。甲武信岳(2,475m)登頂。甲武信岳は北に伸びる尾根が荒川と千曲川の分水嶺、西に伸びる尾根が千曲川と富士川の分水嶺であり、ちょうど日本の水系図で十字路のような位置にある山です。
2010年11月03日 11:26撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:26
分岐からはたった30分。甲武信岳(2,475m)登頂。甲武信岳は北に伸びる尾根が荒川と千曲川の分水嶺、西に伸びる尾根が千曲川と富士川の分水嶺であり、ちょうど日本の水系図で十字路のような位置にある山です。
甲武信岳山頂で雁坂峠からの道、十文字峠からの道と合流します。
2010年11月03日 11:26撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:26
甲武信岳山頂で雁坂峠からの道、十文字峠からの道と合流します。
甲斐駒ケ岳も見えます。冠雪はしてないようです。10月に登頂した時の記録はこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80648.html
2010年11月03日 11:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:28
甲斐駒ケ岳も見えます。冠雪はしてないようです。10月に登頂した時の記録はこちら。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-80648.html
縦走路の先に、国師ヶ岳(2,592m)、金峰山(2,595m)。縦走路の手前側は富士川水系。
2010年11月03日 11:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:28
縦走路の先に、国師ヶ岳(2,592m)、金峰山(2,595m)。縦走路の手前側は富士川水系。
今日歩いてきた千曲(信濃)川源流の谷です。信濃川水系。
2010年11月03日 11:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:28
今日歩いてきた千曲(信濃)川源流の谷です。信濃川水系。
国師と金峰の間に、白峰三山が見えています。右から北岳(3,193m), 間ノ岳(3,189m), 農鳥岳(3,051m)。昨日おとといの降雪で真っ白に冠雪しています。10日前に登頂した際の記録はこちら。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-84290.html
2010年11月03日 11:53撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:53
国師と金峰の間に、白峰三山が見えています。右から北岳(3,193m), 間ノ岳(3,189m), 農鳥岳(3,051m)。昨日おとといの降雪で真っ白に冠雪しています。10日前に登頂した際の記録はこちら。http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-84290.html
富士山も山頂部が冠雪しています。
2010年11月03日 11:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 11:58
富士山も山頂部が冠雪しています。
下山はほとんどの人が往路を下ります。そこを敢えて十文字峠を目指すことに。まずいったん下降した後、三宝山(2483.3m)に登り返します。この山は千曲源流域で最も標高が高く、縦走路のどこからも見えます。山頂が平坦で樹林帯の中なので展望が得られないのが難点ですが、山の大きさ、貫禄といい名山の風格たっぷりです。甲武信岳は言われないとどれがそれかわからないほど存在感が薄い、というのが正直な感想。
2010年11月03日 12:48撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 12:48
下山はほとんどの人が往路を下ります。そこを敢えて十文字峠を目指すことに。まずいったん下降した後、三宝山(2483.3m)に登り返します。この山は千曲源流域で最も標高が高く、縦走路のどこからも見えます。山頂が平坦で樹林帯の中なので展望が得られないのが難点ですが、山の大きさ、貫禄といい名山の風格たっぷりです。甲武信岳は言われないとどれがそれかわからないほど存在感が薄い、というのが正直な感想。
三宝山頂の道標です。
2010年11月03日 12:49撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 12:49
三宝山頂の道標です。
この縦走路、シャクナゲの宝庫です。シーズンは綺麗でしょうね。今日の寒空では葉っぱも堅く閉じてしまっています。
2010年11月03日 12:54撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 12:54
この縦走路、シャクナゲの宝庫です。シーズンは綺麗でしょうね。今日の寒空では葉っぱも堅く閉じてしまっています。
尻岩。同じような形で瑞牆山に”桃岩”っていうのがありますけど、発想は同じ。
2010年11月03日 13:35撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 13:35
尻岩。同じような形で瑞牆山に”桃岩”っていうのがありますけど、発想は同じ。
尻岩道標の拡大です。
2010年11月03日 13:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 13:27
尻岩道標の拡大です。
水溜りも凍ってました。
2010年11月03日 13:28撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 13:28
水溜りも凍ってました。
武甲白岩山から北側の岩峰。ロープが張ってあり、登ってはならないということのようです。
2010年11月03日 14:03撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:03
武甲白岩山から北側の岩峰。ロープが張ってあり、登ってはならないということのようです。
武甲白岩山から信州方向。こちらは浅間山連峰です。
2010年11月03日 14:11撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:11
武甲白岩山から信州方向。こちらは浅間山連峰です。
武甲白岩山北側岩峰付近の道標です。岩峰はロープで立ち入りが規制されてます。
2010年11月03日 14:18撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:18
武甲白岩山北側岩峰付近の道標です。岩峰はロープで立ち入りが規制されてます。
尾根から秩父側を俯瞰。この尾根の東側は荒川水系で東京湾に注ぎます。
2010年11月03日 14:27撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:27
尾根から秩父側を俯瞰。この尾根の東側は荒川水系で東京湾に注ぎます。
秩父の武甲山と、その向うに埼玉、東京方面の市街が見えます。
2010年11月03日 14:33撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:33
秩父の武甲山と、その向うに埼玉、東京方面の市街が見えます。
大山から今日の縦走路を振り返ります。右から三宝山、武信白岩山
2010年11月03日 14:57撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:57
大山から今日の縦走路を振り返ります。右から三宝山、武信白岩山
同じく雁坂峠方向。
2010年11月03日 14:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:58
同じく雁坂峠方向。
大山から武州方向。正面は両神山。
2010年11月03日 14:58撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 14:58
大山から武州方向。正面は両神山。
樹林帯の尾根を急降下
2010年11月03日 15:35撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:35
樹林帯の尾根を急降下
本当に美しい森です。
2010年11月03日 15:36撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:36
本当に美しい森です。
十文字峠直前、秩父方面からの道を分岐します。
2010年11月03日 15:39撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:39
十文字峠直前、秩父方面からの道を分岐します。
十文字峠小屋(標高2,035m)到着
2010年11月03日 15:42撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:42
十文字峠小屋(標高2,035m)到着
十文字峠小屋 道標です。
2010年11月03日 15:50撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:50
十文字峠小屋 道標です。
十文字峠から少し歩いたところ。ここから分水嶺の尾根を外れて下降します。梓山の上に手書きで小さく毛木平とあるのがややくせ者ですね。
2010年11月03日 15:53撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 15:53
十文字峠から少し歩いたところ。ここから分水嶺の尾根を外れて下降します。梓山の上に手書きで小さく毛木平とあるのがややくせ者ですね。
下り始めは尾根伝い。夕日が射してお散歩気分。
2010年11月03日 16:02撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 16:02
下り始めは尾根伝い。夕日が射してお散歩気分。
下部の八丁坂は沢づたい。しかしこの沢、倒木だらけ。これがこの後面倒なことに...
2010年11月03日 16:25撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
11/3 16:25
下部の八丁坂は沢づたい。しかしこの沢、倒木だらけ。これがこの後面倒なことに...
落葉松林まで下山したところ。この後日没になり、写真はここまでです。
2010年11月03日 16:52撮影 by  RICOH GX200 , RICOH
1
11/3 16:52
落葉松林まで下山したところ。この後日没になり、写真はここまでです。
下山路でミスコースした部分の拡大図
下山路でミスコースした部分の拡大図
撮影機器:

感想

先週末の台風が去った後なかなか天候がすっきりしませんでしたが、文化の日にようやく晴マークが。前々から計画していた甲武信岳登山を決行しました。東京からだと南麓の西沢渓谷入口からのアクセスが近いのですが、千曲(信濃)川源流を訪れてみたい、の一心で車を北麓の毛木平まで走らせました。

 夜明けとともに、上空の雲が徐々に取れてくるにつれ、3,000m峰はすっかり雪化粧、2,800m台の八ヶ岳も冠雪した姿を現してきました。標高がそれ以下の山の雪はまだです。放射冷却もあり、登山開始時点での気温は3℃。地面は霜柱、水溜りは氷が張り、つららも見られました。
 毛木平からは千曲川を単調に詰めるだけで、登りは緩やか。ちょうど3時間で源流に到ります。源流は一本の木の根元から絶えることなくこんこんと湧き出しており、ここからはるか遠く日本海まで(万代橋までというべきか?)流れていくのか!と感じ入りました。

 源流のある斜面を詰めると秩父山地の縦走路に出、そこから尾根伝いに行けば甲武信岳山頂。ここまでキツイ登りも、岩場も皆無で天候さえ良ければ誰でも登れます。

 帰りのルートは十文字峠経由に決めました。甲武信岳山頂から武州方向の展望が得られなかったためです。登りのルートに比べるとこちらは峻険そのもの。幾度と無く登り返しを経てその度に岩を攀じり梯子に掴まり鎖にぶら下がり。ずっと樹林帯の中でほとんど展望も無し。その代わり、一番北の大山頂上から関東平野から浅間山までの大展望が得られます。苦労はしましたが、本当に来て良かったと感じるひと時でした。

 この日十文字峠からの下山コースを採ったのは2〜3名。実は武信白岩山からもう一人の単独行の登山者と一緒でした。私が先行し、休憩ポイントで彼が追いつくというパターンを何度か繰り返してました。ポイントでの待ち時間はだんだんと長くなって行き、彼のペースがガクンと落ちてきていることは明らかでした。彼が本日の最終下山者なのは間違いないのですが、コースタイムから逆算すると日没までの下山は彼のペースでは無理。こちらもペースを落として彼と付かず離れず相前後して歩くことにし、下山を見届けることにしました。

 十文字峠で彼から「ヘッドランプもありますし、もう大丈夫ですから待たなくて良いので先に下山してください」と言われたので「そうですか」と先に降りることにしましたが、果たして十文字峠からの下山中、八丁坂を下って五里観音付近で日没(16:42)となりました。ここでみずな沢を渡り返した後尾根を左岸側にトラバースするところをミスコースして沢沿いに直進し千曲川本流との合流点まで下ってしまいました。まだ残照があったので数百メートル上流の正規ルートには戻らず、間もなくみずな沢と千曲川本流の合流点付近に工事用車両の渡渉ポイントを発見しました(17:11)。キャタピラー跡が浅瀬の向こう側まであることから水深が浅いのは明らか。しかもここを渡れば地図上では駐車場まで直線数百メートル。いまならまだ明るいので行くべきかどうか迷ったのですが、少し待っても彼が降りて来ないので心配になりいったん登り返すことにしました。案の定、彼もミスコースしたようで真っ暗な森の中でヘッドランプを点けて地図を広げ、どっちに行ったら良いかと途方に暮れてました(17:21)。彼を引き連れて渡渉ポイントまで戻った時にはとっぷりと日も暮れ、暗闇の中2人で千曲川本流を渡りました(17:27)。水深はせいぜいくるぶしくらいまででした。彼は初めビビってましたが、自分が先に渡ってみせたところ、行くしかないと覚悟を決めたようで後ろから渡って来ました。地図の通り対岸の工事用道路を辿って行くと、数分で毛木平駐車場に到着しました(17:35)。

日没から彼を発見して駐車場に到着するまでわずか1時間にも満たない小事件でしたが、もしあの時戻らなかったら11月の気温で彼が一夜を明かしたらどうなっていたかと考えると、今でもぞっとします。

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コメント

本日、行ってきました
kumaneko22さん こんばんは、はじめまして。
情報参考にさせていただき本日同ルート走破してきました、源流を詰めやっと視界が開けた縦走路肩から見た甲武信岳になにか物足りなく、小屋側へ下り木戒山あたりから眺めた本峰が私のBEST甲武信岳でした、十文字峠まではそこそこハードで、岩場ありナイフリッジありでひやひやでしたが大山からの展望には感動いたしました、
お互いこれからも気をつけ山を楽しみましょう有難うございました。
2010/11/7 0:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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