【魂の放牧地その9】風不死岳に登り2つのリストコンプリートとする。


- GPS
- 06:21
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 647m
- 下り
- 651m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
70台まで それ以上増えると下の方に停めさせられるらしい。 |
その他周辺情報 | きのこ王国 道の駅「壮瞥情報館I(アイ)」 道の駅「とようら」 豊浦温泉 |
写真
感想
この日は、この旅2つ目の山「風不死岳」に登りました。どうしてこの山に登ろうかと思ったかと言うと、昨年、北海道から戻ってきて数日後「酒温泉B級山歩き」「60歳からの山温泉」という2つの全国的リストが上梓されたからだ。いずれも風不死岳1座でコンプリート、1座で2度美味しいというわけだ。
2つのリストが挙げられてから1年間、登るのを楽しみにしてきたところでもある。待ち遠しい気持ちも強かっだ。
さて、風不死岳に登るには、2つのルートがある。1つ目は、今回私が登ったルートですが、もう一つは北側から一気に直登するルートである。ただし、昨年事故が相次ぎ死亡者も出たということから、現在はあまりお勧めしていないとの事。私は素直に樽前山7合目ヒュッテから歩くことにしました。
片道4.2キロの道、前半は、樹林帯と裾野を緩やかに登っていく道、後半は急登りと騙しピークに挑む道だ。前半は特記事項はない。
後半は、途中の急登りの最中に3箇所ほどロープ場が出てくる。この3箇所が全ていやらしい。ロープが頼りになるのだが、手をかけるところや、足をかけるところが、つるつる滑りそうであったり、一歩一歩が大きかったり。この3箇所のロープ場の上り下りが1番の核心部だと思いました。
その後は、笹の中を歩く道。笹が気になって足元が見えません。上りは良いのですが、下りは足を置いた瞬間にずるっと滑ってしまったりすることもあります。
騙しピークは3箇所4箇所、最後の騙しピークを過ぎると本当の山頂が見える。眺望は相変わらず良いのだが、山頂に登ってから眺望を見ることが1番良いのではないかと思う。
眺望は、支笏湖越しに後方羊蹄山、尻別岳、恵庭岳。反対側には、樽前山が大きい。樽前山は過去に既に登ったことがあるため、今回は登る予定は無い。樽前山の溶岩ドームからは噴煙がひっきりなしと出ている。そう、この山はいつ噴火してもおかしくない山なのだ。
火山といえば、風不死岳も立派な活火山だ。最後に噴火したのは4500年ほど前、水蒸気爆発の跡が残っているそうだ。ひょっとすると、この辺は縄文文化にも影響与えたのかもしれない。
また、この山は、ヒグマが多い山としても知られている。1976年には2グループの山菜取りの人たちをヒグマが襲い、2名死亡3名負傷という結果になっている。ヒグマの山に無事に登らせていただき、帰ってこれただけでも天啓なのだ。
樽前山7合目ヒュッテ駐車場は私が戻ったときには満車だった。ほとんどの人たちは、樽前山に向かったのだろう。ヒュッテの下の方にも路上駐車が結構あった。私は車の中で残った飲料を飲み干し、体に染み渡ることを確認した時点で車を出したが、すれ違いで上に登っていく車も10台近くあった。これから登っていくのだろうか。
さて、私はそのまま昼食を取ろうときのこ王国に向かいました。ここには、かつて道の駅があったのですが、道の駅の横にきのこ王国ができ、道の駅にはあまり人が寄り付かなくなったため、道の駅が閉鎖されました。今はきのこ王国のためにみんなが寄っていく感じです。
私はここできのこの天ぷらそばを食べ、お土産をあさり車を西に走らせました。この日は結構気温が高く、道の駅ではソフトクリームが飛ぶように売れていました。
そして、豊浦まで来てしまったのです。豊浦温泉に入り、静狩パーキングエリアで車中泊。ここまで来るともう函館に向かうしかありません。次の日は函館あたりを歩き、フェリーで青森に渡ることになります。
1年間温めておいた計画で風不死岳に登ることができて良かったと思っています。残り1個で達成と言うリストを2つクリアすることができました。ランキング表を見て、ニヤニヤする度合いがまた増えると思います。
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