光岳 暴風雨で心が折れて聖岳は断念

2025年08月12日(火) 〜 2025年08月13日(水)

• GPS: 13:22
• 距離: 18.6km
• 登り: 2,283m
• 下り: 2,240m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:31
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:09

距離 8.9km 登り 1,941m 下り 255m

5:57 スタート地点
6:07 6:14 易老渡
7:34 7:46 面平
8:44 8:51 標高1800m地点
10:25 三角点
10:48 11:00 易老岳
11:49 三吉平
13:06 県営光岳小屋

2日目

• 山行: 4:41
• 休憩: 1:19
• 合計: 6:00

距離 9.7km 登り 342m 下り 1,985m

4:51 県営光岳小屋
5:04 5:20 光岳
5:30 5:36 県営光岳小屋
5:50 5:52 イザルヶ岳
6:24 三吉平
7:21 7:36 易老岳
7:52 8:05 三角点
8:57 標高1800m地点
9:26 9:53 面平
10:48 易老渡
10:51 ゴール地点

天候

1日目：曇りのち雨。強風ガスガス。。
2日目：曇り。

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

道の駅遠山郷に隣接するかぐら山荘に前泊。
今年から復活した道の駅遠山郷〜易老渡間をタクシー利用（要予約）
往路便：4:30発
復路便：13:00発

写真

8/11 17:21

易老渡までの予約タクシーが復活したのを7月下旬に知ってすぐに予約！
発着地点である道の駅遠山郷に隣接するかぐら山荘に前日入り。

8/11 17:41

芝沢ゲートまで行く覚悟はしてたけどタクシー確保できて安心だ。ただし、安心料は往復で約3万円。。。

8/11 17:50

目の前には易老渡のさらに奥から流れてる遠山川。ここ数日の雨で物凄い激流になってる。。

8/12 5:36

翌朝4:30に出発して芝沢ゲートまで来た。駐車車両はこの数日悪天候のため10台と少ない。ゲート開けてさらに奥へ。

8/12 5:54

前日に易老渡付近で土砂崩れがあり転回できないため、タクシーは1km手前までとなった。歩くのには問題ないとのこと。

8/12 5:55

光橋からスタート。

8/12 5:58

芝沢ゲートまでの道中を車窓から眺めていたけど、度々停車して木の枝や落石を撤去しないと走れないほどハードな道だった。そして日中は発電所工事のためダンプも通ると聞いて、下山後に出会ったらキツ過ぎるのでタクシーでよかった。

8/12 6:07

レコで何度も見た易老渡に到着。今年は自転車も禁止のため1台も無し。そして眼下の遠山川は濁流激流。

8/12 6:15

たしか易老岳で30だったと思う。
なんとか小屋まで雨降らんとってほしい。

8/12 6:46

人生初のヤマビルにやられた〜
序盤の九十九折急登の途中でちょい休憩してたら何か付いてるなあとよく見たらヒルやん！すぐに右手ではらったけど血がどくどく流れてくる（これは水で洗い流してすぐの写真）

8/12 7:46

面平に到着。ここまで登ればヒルもいないと思うので休憩。

8/12 7:46

易老岳まで約3時間かぁ

8/12 7:47

ここで11番ということはまだ3分の1なの？

8/12 9:28

その後、いきなり土砂降りの雨と強風で写真どころではなかった。まだ風雨は続いてるがパン食べるついでに撮影。

8/12 10:47

なんとか登りきったか。

8/12 10:48

易老岳に登頂するも、レインウェアの下は汗だくで止まると途端に冷えて寒すぎるのですぐ出発。

8/12 12:39

静高平までが長くて超辛い修行だった。。。
雨は少しマシになったけど強風は変わらず。ここの水場で水筒を満タンにしたけど地面に落としてしまいベコッと凹んでしまった。ヤバい。

8/12 12:55

イザルガ岳分岐だが、今日は行っても無駄なのでスルー。

8/12 13:03

こ、小屋や〜

8/12 13:05

スタートして6時間ちょいで光岳小屋にヘトヘト到着。光岳まで片道15分だけど暴風雨なのでムリ〜

8/12 14:11

レインウェア干して服を着替えて荷物整理して熱いお茶を飲んでやっと生き返る。
テント泊の人もみんな小屋泊に切り替えてた。

8/12 14:36

登山中盤以降、ずっと「もう帰りたい」のループで体力的には問題ないけど精神的にやられてしまった。
体も温まって改めて冷静に考えた結果、タクシー会社に電話して予約変更できたので聖平小屋をキャンセル。聖岳までの縦走は断念することにした。

8/12 16:58

夕食はカレー。

8/12 17:13

雨は小降りになったが相変わらずの暴風吹き荒れてる。明日は百間洞山の家まで縦走してゴールは広河原ですと平然と言っていた人や今日で9泊目（停滞含む）の人もいて、このエリアは猛者揃いだと実感した。

8/13 4:51

翌朝3時に目覚めたが、まだ暴風雨が収まらず様子見。食堂で弁当食べたりしてるうちにようやく雨も止み風もマシになったのでレイン着込んで空身で出発。

8/13 5:03

そしてついにここまでたどり着いた。

8/13 5:04

日本百名山93座目。
光岳に登頂。

8/13 5:04

三角点タッチ。

8/13 5:04

ヘッデンに照らされて文字通り光岳や〜（笑）

8/13 5:04

お団子標柱にも光を！

8/13 5:04

昨日来なくて正解やったな。
ここで23時に芝沢ゲート出発してきた登山者と出会った。このあと聖平小屋まで縦走するとのこと。やっぱり南アルプスは変態ばっかりやん（笑）

8/13 5:20

話してるうちにガスが取れて聖岳が見えたっ！

8/13 5:20

そして朝焼けの富士山も！

8/13 5:36

小屋に戻ってレイン上だけザックをに放り込んで下山スタート。易老渡に13時厳守なので余裕をもってゆっくり下ります。

8/13 5:37

昨日は真っ白暴風雨で小屋から出ることもできなかったので、眺望があるだけで嬉しい。

8/13 5:37

南アルプスの山深い景色が最高！

8/13 5:38

テン場はもちろん空っぽ。

8/13 5:43

曇ってるけど視界があるって素晴らしい！

8/13 5:51

イザルガ岳に登ってみたけど、ここはまだ強風吹き荒れてる。

8/13 5:51

あの稜線を縦走できないのは残念だけど後悔はない。

8/13 5:52

休憩どころではないのですぐ下山。正面には光岳小屋と奥が光岳かな。左の斜面は崩落してるのか。

8/13 6:00

静高平の水場で補給。昨日落として無惨な姿となった水筒。

8/13 6:01

めっちゃええとこやん。

8/13 6:03

昨日とは別世界。

8/13 6:53

普段よりもさらに人の少ない南アルプスを満喫中。

8/13 6:54

遠景も視界バッチリ。

8/13 7:17

易老岳の分岐に着いた。
あれ？なんか早すぎたかも。

8/13 7:21

なのでもう1回登頂（笑）
ちなみに山頂は分岐から茶臼岳方向へ20m先にある。

8/13 7:35

易老渡までCT3:20かぁ。でも風がまだ強めなので長く居ると体が冷え切ってしまうからボチボチ下ることに。

8/13 7:52

三角点まで下りてくると風も収まった。

8/13 7:52

ここでゆっくり休憩。

8/13 8:18

聖岳の見えるエリアもあった。
近いうちに必ず行くと誓う。

8/13 9:26

面平。自分のペースよりゆっくり下るのはなかな難しいなあ。ここまででちょこちょこ登山者とスライドした。

8/13 9:51

約30分休憩したけど、退屈すぎるので下山してしまおう。

8/13 10:48

結局まだ11時前なのに下りてきてしまった。

8/13 10:48

遠山川は激流。普段はどんな感じなのかな。

8/13 10:49

易老渡に着いた。

8/13 10:50

先日の土砂崩れはここのようだ。でも昨日の時点で既に整備されていたのでタクシーもここまで来るとのこと。

8/13 10:51

このまま聖光小屋まで往復しようか迷ったけど、自重して雨やどり処でタクシーを待つことにした。

8/13 10:57

最後のパン食べよう。

8/13 12:11

タクシーが思ったより早く来てくれたのでよかった！

8/13 12:27

芝沢ゲートは昨日よりだいぶ車が増えていた。それでもまだ空きはチラホラ。

8/13 12:46

帰りのタクシー車窓からは下栗の里が一望できた。

8/13 13:40

道の駅遠山郷でタクシーを降りて、今日は少しほろ苦いコーラを一気飲み。

撮影機器：

iPhone 16 Pro Apple

感想

chaos

お盆休みの遠征山行として南アルプスの光岳〜聖岳の縦走を計画。
お金はかかってしまうがタクシーで易老渡まで往復できるのはだいぶ楽になると思い予約もしたし、かぐら山荘に前泊できるということで我ながら完璧な計画だった。

しかし日が近づくと停滞前線が居座って九州・能登半島で大きな被害が出るほどの雨をもたらし、東海地方でも7月下旬に椹島までの林道東俣線で土砂崩れ被害が出た。
そしてこの3連休も南アルプスは悪天候が続いて、12日からやっと回復傾向の予報だったので予定通り決行したが平地はよくても山の天気回復はまだだった。

初日の雨は覚悟していたけど、ヤマビルにやられたり風雨が思いのほか強くて精神的にやられてしまった。
直近では斜里岳、塩見岳で雨山行には慣れてるつもりだけど今回は何か違う感覚だった。小屋でもう一度考えてから、やはり計画変更だと判断したのはよかったと思う。
おかげで翌日は体力を十分残したまま楽々下山。

これで聖岳を残してしまったので、また易老渡から登るのか静岡県側から登るのかじっくり考えよう。