ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 8566186
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

尾白川上部ゴルジュ(敗退)

2025年08月16日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
12:27
距離
7.5km
登り
603m
下り
601m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:24
休憩
9:03
合計
12:27
距離 7.5km 登り 603m 下り 601m
6:41
37
7:18
7:20
54
8:14
17:14
73
18:27
18:28
40
19:08
0
19:08
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2025年08月の天気図
アクセス
2025年08月16日 07:28撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 7:28
不動滝F1
2025年08月16日 08:12撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
1
8/16 8:12
不動滝F1
F2
2025年08月16日 10:12撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 10:12
F2
2025年08月16日 10:12撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 10:12
核心へ
2025年08月16日 11:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 11:26
核心へ
F2 ここから難しい
2025年08月16日 11:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
1
8/16 11:26
F2 ここから難しい
2025年08月16日 11:26撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 11:26
F3 私から登って途中で断念…
2025年08月16日 13:10撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 13:10
F3 私から登って途中で断念…
F3 また相方に交代
2025年08月16日 13:20撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
1
8/16 13:20
F3 また相方に交代
2025年08月16日 13:20撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 13:20
F3超えた先
2025年08月16日 15:00撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:00
F3超えた先
ここ突破出来んの!?
2025年08月16日 15:23撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:23
ここ突破出来んの!?
2段目もやばそう…
2025年08月16日 15:23撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
1
8/16 15:23
2段目もやばそう…
2025年08月16日 15:39撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:39
2025年08月16日 15:39撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:39
2025年08月16日 15:39撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:39
泳いで取り付くが…
2025年08月16日 15:40撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
1
8/16 15:40
泳いで取り付くが…
水量があり近づけない… 2人掛かりで行っても無理そう
2025年08月16日 15:41撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:41
水量があり近づけない… 2人掛かりで行っても無理そう
敗退
2025年08月16日 15:56撮影 by  iPhone 16 Pro, Apple
8/16 15:56
敗退
撮影機器:

感想

いつか行ってみたいと思っていた尾白川ゴルジュ上部。
またまたパートナーに声を掛けて行ってみた。
今回はパートナーは凄く調べてくれたお陰でかなり助かった。そんな大きなカムいる!?(3.0ー3.5)って思ったけど、これ何度も使った。
私はいつも通り!?あまり調べてなく、あまりにも舐めていた。

F1 不動滝
見てビビった。。ここは相方に譲ってF2を登りたかったが、、誘ったの私だし。先ずは私から行くか、と。

途中から人工を交えて登攀。背負ってるカムが多過ぎて、丁度良いサイズのカムを探している時にハンマーを落としてしまった。登攀する時、すぐ打てるようにハンマーのバックアップを外してしまうんだが、これが裏目に出た。この後続くF2,F3でも私がハンマーを無くしたせいで面倒な作業が連続した。
またF1は空身で登って、後でザックに荷上げにも
時間を掛けてしまった。中々真っ直ぐの壁ではないと荷上げは難しい。

続いてF2
ここはやりたく、相方にお願いしてリードをやらせて貰う。
壁に取り付く時がやや手間を取らせたが、途中まで順調に人工登攀。が、持って来た1番小さいカムが入らないクラックがあり、ハンマーは相方が持ってる。。
手詰まり、選手交代。

パートナーはナッツでなんなくクリア!
この後フォローで登ったら、実はこの後が難しくCSを越える箇所もヒィヒィ言いながらやっと登れた。
こんなところをリードするパートナー!凄い!!

続くF3
自分がリードで行くが、また手詰まり選手交代。
しかしここF2よりもヤバかった!!
この日のパートナーは神がかかってる!!これは何度もトライしても無理そう。って言うかトライしたくない!!

その後も続くゴルジュ。
最後は水流を突破出来ずに敗退。

F2とF3にボルトがあって助かった。これを使用して懸垂。
しかしF2の懸垂は難しかった。そのまま降りると滝の水圧がモロに当たる。振られないようランナーを取りながら懸垂下降した。
ここも大変だった。

脱渓
左岸の沢を使い尾根へ。ここも急峻で大変だった。気がつけば行動時間11時間越えてるし…
真っ暗闇で駐車場へ。
いやー疲労困憊。もう動けない。

今回はパートナーが居なかったらどうにもならなかった。いつもは反省点とかあそこはあーすれば良かったじゃないか!?と色々出てくるが、今回は難しい過ぎて完敗でした。
お付き合い頂きありがとうございます!

6時矢立石駐車場集合。日向山登山者ほか、沢に行く人で4-5台停まっている。9台くらいは停められそう。
林道を歩いて、沢づたいに降りて、不動滝手前で入渓。
不動滝の上で入渓と勘違いしていた。

F1 不動滝
滝の大きさ、水量、これを登ると思うと肝が冷える。
M氏がいつになくやる気で、リードをかってでてくれる。じゃんけんにならなくてよかった。
下部の階段状は苔でぬめる。その上のスラブはあぶみで。
ビレイ中、瀑風で身体がかなり冷えた。
マッシャーと、ロールンロックで登る。
左のクラックに割と大きめのカムが決めやすい。
リングボルトのボルトだけが残っていて、ナッツのワイヤーを引っ掛けてある。ナイスアイディア。
最後は背中でクラックに挟まりつつ、あぶみを右に伸ばしていって、抜ける。
ザックがあるので、背中が使い辛かった。
あぶみやカムが残っていて、回収できなかったと言っていたが、とても助かった。
うまくフォローのために残しつつ登るのも大事だなと思った。

ザックの引き上げ、中に水が入るようにパックしてしまっていたので、重たくて大変だった。最後の段差に引っかかり、少し戻って引き上げる。なんとか上げられてよかった。
支点はカム3発。
F2までの移動は、水流が恐ろしいが、入ってみればそうでもなく、水線に沿って移動。勇気あるなぁ・・
すぐに楽しみにしていたF2が見えてきた。

F2
M氏が泳いで左岸から取り付く。泳ぎつつカムをきめる、というのが大変そうに思っていたが、意外とあっさり進んでいった。下部半分、5ピンほど伸ばして撤退。残置ハーケンまで届かないそう。ハンマーも渡しておくべきだった・・
交代して、トップロープ状態で。ロープで引いてもらえるので、水流で苦労がなかった。
残してくれたあぶみ2発をつかって登り、順調に進む。残してもらえるとだいぶ楽だ。
残置ハーケンまで届き、あぶみをかける。ビナ一つしか入らないので、ヌンチャクをかけてから、そのヌンチャクのビナにあぶみをかけた方がよかった。余裕がなく、先にあぶみをかけてしまったので、あぶみを外して、それにスリングをかけてヌンチャクとし、そのヌンチャクにあぶみをかけた。時間がかかった。カム不足で、一度決めたカムを回収しつつ、あぶみ一手分の間隔で、よく効いたカムを残していった。M氏がハンマーをF1で落としたそうで、途中にハンマーも残していく。
ナッツやハーケン、小さめのカムなどを駆使してなんとか抜ける。最後3.5でA0。ずりあがる。上をみればペツルが二つ打ってあったのだが、気が付かず、3.5一つでビレイ。ロールンロックと、岩にはめた左足で、万が一外れても体で止まるようにする。
ナッツが効きすぎて、外すのが大変そう。ハーケンで叩いて、なんとか回収してもらった。

F3
M氏が先行。4-5ピン進めたあたりで、引き返す。よほど難しそうだ。帰ってくるとき、ハーケンもカムも抜けた・・。
F2からは、クライミングシューズに変えておくべきだった。あぶみでトラバース気味に水流に近づき、水流の1mほど右から直上。ハーケン2枚、アングルを打つ。浅効きなので、その2枚と手も使ってなるべく体重を分散させて慎重に。ある程度上がったら、水流の方に逃げて、そこからフリー。人工から離陸するときに、感覚が変わるので、切り替えが難しいと感じる。最後の一手、ここが核心だった。左手、胸のあたりにカチ、右手も大きく伸ばすと縦のカチ。足は10mmくらいの段が左膝のあたりにある。それより上になにも手がなく、ハーケンも打つところもなく(打ち尽くしていたが)、どうしようもない。素手の方がフリクションが効くかと、手袋も外す。ビレイの人が冷えて申し訳ないと思いつつ、15分くらい苦悶。少しランナウトもしてるので、撤退するかとも考えたが、あと一手なのが悔しい。右足を10mmの段差に乗せて、岩に抱きつきつつ、身体全体のフリクションでずり上がる。落ちたらまず、ハーケンは飛ぶだろうし、ヒヤヒヤだった。
なんとか抜けたが、全て打ち尽くしたので、どうやって支点を作ろうかと、ふと見上げるとペツルが2枚。ありがたい。。

フォローもなかなか苦戦の様子。ハンマーを上の方にしか残せなかったので、ロープをまた出して、下の方のハーケンも回収してもらう。濡れたロープに全体重がかかると、なかなかルベルソの解除ができなかった。お助け紐で無事に抜けてもらい、F4へ。

一箇所、ジャンプするところがあり、ハーケン、あぶみでなんとか抜ける。跳躍力を求められるところは苦手だなと思う。

F4
少し渓相が変わる。緑があり、水流の轟音もなく少し癒される。
M氏が左岸から泳ぐが、全く進まず。撤退。
右岸からトライするが、岩陰から出た途端、水流で敗退。2m進むのに、全力で50m分くらい泳がないとダメそうだった。足ひれ、ゴーグルがあれば突破できるだろうか。ハンマー投げが有効か、それ以外の方法は思いつかなかった。F3で気力を完全に奪われていたので、あまりがんばる元気もなく、ここで撤退。脱渓もできそうだったが、懸垂で降りることに。

帰りのジャンプは、痛めた左足がもつ自信がなかったので、ドボンして水流で。見た目は激しいが、入ってみればそうでもないとも思った。途中狭くなっているところ、水流が激しく足が引っかかって、一瞬やばかった。水は怖い。

F2の懸垂は水流に落ちていくので、カム、残置ハーケンにスリングをかけながら。
2人目は下でロープを引っ張りながら。40mロープでは足りないので、スリングとあぶみで伸ばして、なんとか陸へ。下から引くと、ATCが効いてしまうし、緩めると水流に飲まれるし、どうしたら良いものか。フリクションノットだけで降りるのがベストかもしれない。

F1上部より脱渓。腐葉土がスラブの上に乗っていて、手がかりもなく、なかなか大変な登りだった。全身泥まみれ。変な虫にも噛まれた。

リンクカム一式、マイクロカム4、ナッツ4、ハーケン6、アルヌン8、3.0、3.5。上下ウェット、ライジャケ、シングル40m。
アルヌン10、ボールナッツ、ハーケン8、50mロープでもよかった気がする。

12時間超えで、疲労困憊。お互い、特に反省点はないのだが、単純に力不足。手に余る沢だった。もう一度行けば、もっとすんなりいけるかな・・・

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:60人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら