家族で行く『硫黄岳』ちょっこっと修行系な....

2016年04月30日(土) 〜 2016年05月01日(日)

• GPS: 32:00
• 距離: 8.6km
• 登り: 882m
• 下り: 892m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:04
• 休憩: 2:03
• 合計: 7:07

8:25 桜平
9:01 9:07 夏沢鉱泉
10:06 11:08 オーレン小屋
11:45 11:55 夏沢峠
13:27 13:55 硫黄岳
14:18 14:35 赤岩の頭
15:32 オーレン小屋

2日目

• 山行: 1:00
• 休憩: 0:09
• 合計: 1:09

7:21 オーレン小屋
8:00 8:09 夏沢鉱泉
8:30 8:30 桜平
8:30 ゴール地点

天候

初日晴れのち曇り、2日目曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

唐沢鉱泉との分岐から桜平の悪路は結構気を使いました。
普通車で向かう場合前のバンパーの下を多分何度か擦ると思います。（主に下山の時ですが....）
同じ八ヶ岳の美濃戸口から美濃戸への悪路よりはいくらか楽かなとは思いますが.....
駐車場の空き具合は桜平のゲートから下はまだ余裕がある感じでした。
まだ残雪期だからかな....

コース状況／危険箇所等

登山ポストは夏沢鉱泉にあります。
オーレン小屋手前から登山道に残雪が現れますが、スパイク無しでもまぁ大丈夫でした。
オーレン小屋から先は夏沢峠経由、赤岩の頭経由ともに樹林帯には結構残雪があるので、前歯のあるアイゼンのほうがベターだと思いました。（僕はチェーンスパイクでしたが....）
ピッケルは必要ないですが、ストックは必要でしょう。

写真

4/30 8:21

桜平の駐車場の一番上部に何とか駐車出来ました〜
3年振りの唐沢鉱泉分岐から桜平の悪路を
何とか無事に走破です。
硫黄岳へはまずはここが第一の核心部ですね。

4/30 8:25

まずは目指すは今夜の宿泊地「オーレン小屋」です。

4/30 8:25

今回は家族3人のパーティで挑みます。
何故か稀に奥さんが参加してきます.....

4/30 8:36

寒気の影響でG.Wらしからぬ寒さを心配していましたが、桜平辺はさほど寒さは感じませんでした。
それでも紅葉の時季位の感覚でしょうか.....

4/30 8:37

味のある橋を渡ります。

4/30 8:45

八ヶ岳に来たって感じの森が広がってます。

4/30 8:48

夏沢鉱泉手前からチラホラ残雪が出てきます。

4/30 9:01

夏沢鉱泉に到着です。

4/30 9:02

登山ポストに登山届けを提出です。
目指す山頂の天気が親切に書いてあります。
これは見ておくべきです！
ちなみに硫黄岳山荘は「気温−4℃。風速8〜12m」!
かなり極寒じゃあ〜りませんか.....(苦笑)

4/30 9:05

大きな声では言えませんが奥さんの参加表明がなければあっちの北アルプスのほうに行きたなと思っておりました.....

4/30 9:17

八ヶ岳チックな森の中を進みます。

4/30 9:25

順調に進む母子。

4/30 9:25

かなり崩れてきてますね....

4/30 9:30

夏沢鉱泉を過ぎて、標高が上がるに連れて残雪が増えてきますが、まぁ問題ないレベルです。

4/30 9:40

有名？！木ののトンネルに到着です。

4/30 9:43

ツララがいっぱいです。

4/30 10:01

オーレン小屋手前になると結構残雪が残ってます。
でもアイゼン無しでもまぁ大丈夫なレベルでした。

4/30 10:04

硫黄岳が顔を出せば.....

4/30 10:06

オーレン小屋に到着です！

4/30 10:44

彼が年長さんの時、山小屋デビューがここでした。
その時は初日に天狗岳、2日目に硫黄岳に。

4/30 11:08

チェックインを済ませ、余分な荷物を小屋に置いて出発です。

4/30 11:09

本日は夏沢峠経由での硫黄岳登頂に挑みます。

4/30 11:24

樹林帯に入ると早速の残雪の洗礼...
慌ててチェースパイク（僕と息子）6本歯の軽アイゼン（奥さん）を装着です。

4/30 11:26

4/30 11:35

4/30 11:45

まぁ難なく夏沢峠に到着です。

4/30 11:46

硫黄岳がどど〜ん。

4/30 12:01

夏沢峠から先は傾斜が増して行きます。
やはり前歯のある10本以上のアイゼンがベターでしょう。

4/30 12:05

6本歯の軽アイゼンでは少々大変そうでした....

4/30 12:07

頑張る8歳児。傾斜もそれなりにここは急です。

4/30 12:10

所々夏道も顔を出し始めています。

4/30 12:11

怪しげなマスクマンも続きます。

4/30 12:18

箕冠山ですかね....

4/30 12:22

森林限界を超すと残雪は無くなりますが、吹きさらしとなり強風の洗礼が.....

4/30 12:30

少々怖そうに見えますが全然大丈夫な場所です。

4/30 12:34

奥の緩やかな峰が硫黄岳の山頂です。
写真では判りませんが風が吹きすさんです.....

4/30 12:38

北八ヶ岳をバックに強風の洗礼を受けながら登るマスクマン....

4/30 12:38

こっちの坊やはあまりの強風と寒さに「もうダメ....」を連発中です（苦笑）

4/30 12:42

さぁあの頂きが硫黄岳山頂です！

4/30 12:43

天狗岳も顔を出し始めました。

4/30 12:49

しか〜し、あまりの強風と寒さにウチのメンバーは閉口気味.....

4/30 13:04

爆裂火口〜

4/30 13:08

もう天狗岳は見下ろせる高さになりました。

4/30 13:10

爆裂火口2〜

4/30 13:12

爆裂火口とケルンで強風から身を隠す母子。
バラクラバを持ってきたのは唯一の救いでした.....

4/30 13:13

爆裂火口3

4/30 13:25

奥のケルンが山頂となります。
しかし山頂に近づくに連れ、雲行きどよよ〜んと嫌〜な感じに....（汗）

4/30 13:26

強風の中、もはやヨチヨチ歩きのペンギン状態の8歳児。

4/30 13:27

何とかペンギンさん硫黄岳山頂に到着です。
彼曰く「2月の北横岳より寒いよ〜」

4/30 13:27

続いて謎のマスクマンも登頂間近です。

4/30 13:29

何の達成感もなく記念写真に収まる母子....
登頂とともに太陽も隠れてしまったので寒さ倍増です（汗）
それに加え奥さんは高山病らしき症状も....

4/30 13:29

僕も結構謎なマスクマンになってます.....

4/30 13:31

硫黄岳の山頂からの南八ヶ岳は迫力満点です。
かな〜り寒げなかんじですが.....

4/30 13:31

赤岳のup!

4/30 13:32

爆裂火口も今一度押さえておいて....

4/30 13:32

「指が痛い〜」を連発していた8歳児。
厚手のウール系のグローブでは全然歯が立たない状態でした。
夏用のグローブで2重にしてもダメ....
やはりこの時期はオーバーグローブ的な物が必要ですね....

4/30 13:33

赤岳と謎のマスクマン...
スクワット中でしょうか？！

4/30 13:55

風邪をしのげる場所で20分程休憩をとって赤岩の頭経由でオーレン小屋に戻ります。

4/30 13:58

多少の岩場はありますが、問題ないレベルです。

4/30 14:05

まだまだ急風が吹きすさんでます。
心もすさんでましたけど....(苦笑)

4/30 14:18

「赤岩の頭」の辺は日当りはいい筈なのに残雪が結構ありました。

4/30 14:18

ここで南八ヶ岳の展望ともお別れです。
景色は真冬ですね....

4/30 14:35

赤岩の頭から望む硫黄岳です。
ここで樹林帯の残雪に備えアイゼンを装着しました。

4/30 14:39

ここからオーレン小屋まではかなりの残雪が残っています。

4/30 14:46

奥さんは登りで使った6本歯の軽アイゼンではなく、
10本歯のアイゼンの交換しました。
多分正解だったと思います。

4/30 14:57

樹林帯に入ると嘘のように強風は無くなりました。

4/30 14:58

なが〜い樹林帯の雪深い下りに食傷気味な奥さん....

4/30 15:27

沢の音が近づいてきたらオーレン小屋はもうすぐです。

4/30 15:31

ヨレヨレになりながらテント場まで帰ってきました。

4/30 15:32

何とか無事にオーレン小屋に帰還です。
「いや〜しかし寒かった.....」
今までの登山の中で一番修行系だったかも......(苦笑)

4/30 15:57

小屋の混雑はさほど感じす、大部屋をウチの家族3人と小屋のスタッフ2人が使用しました。

4/30 16:33

入浴後、薪ストーブの前です。
ちなみに「ポケモン」のマンガです。
しかし山小屋で風呂に入れるのは有り難いです。

4/30 16:34

初めてモンベル会員の恩恵を受けました（苦笑）
泊まり客だと500円までのドリンクサービスです。

4/30 17:17

「岳」の一巻を読み始めるも結局「ポケモン」にもどる8歳児。

4/30 17:41

夕飯は有名な桜肉のすき焼きです。
美味しゅうございました。

5/1 5:18

翌朝です。気温は2℃、山頂はガスが濃く風もかなり強そうな印象....

5/1 7:15

予定では天狗岳を目指す予定でしたが、ガスと強風の事を考え、前日の修行系な「硫黄岳」の二の舞は嫌だったので、
天狗岳には登らず、さっさと山を下りて
松本城に登る事に（苦笑）

5/1 7:22

オーレン小屋から見上げる硫黄岳。やはりガスってますね.....

5/1 7:27

残雪の登山道を下ります。
ノーアイゼンです。

5/1 7:42

木のトンネル〜

5/1 8:01

あっという間、40分程で夏沢鉱泉に到着！

5/1 8:02

夏沢鉱泉にある本日の山頂の状況です。
目指していた天狗岳に途中にある根石岳山荘は
「気温−1℃、風速25m!」
遠慮しておいて正解だったかも.....

5/1 8:11

昨日の硫黄岳とは打って変わり足取りの軽い8歳児。
まぁ昨日の修行系の登山が2日続いたらね,,,,,

5/1 8:22

昔はこの木の橋を渡っていたんでしょうね.....
傾いてますが。

5/1 8:30

桜平まで帰ってきました〜

5/1 10:40

でもって天狗岳の変わりに登る、松本城です。
やはり登るべきは現存天守閣でしょう。

5/1 10:40

一応記念撮影〜
「真田丸」の影響か最近城好きな8歳児です。

5/1 10:42

何とラッキーな事に今日5月1日は無料開放！

5/1 11:12

しか〜し！天守閣は120分待ち......
天守閣の見学時間を合わせと3時間コース.....
帰りの子仏トンネル渋滞を考えると全然天狗岳より手強かったかも.....(苦笑)

5/1 11:03

ってな事でコチラも登頂断念...やれやれです。
「夏に穂高岳に登る時に、合わせ技で登ってやるぜ！」
と遠吠えしながら松本を去りました.....

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-860 Tough オリンパス

感想

olddog

GWの山行の候補は子連れの場合は、木曽駒ヶ岳、鳳凰三山、唐松岳、涸沢を考えていたんですが、登山にあまり参加しない奥さんの突然の参加表明で、急きょ年に一度の大盤振る舞い（苦笑）
山小屋泊での硫黄岳、天狗岳登山と相成りました。

ヤマレコや山小屋情報等で例年より雪がかなり少ないという事で、小屋泊まりなら体力や寒さに弱い奥さん連れでも、硫黄や天狗あたりなら大丈夫かなと考えた次第です。

結果、GWらしからぬ寒気の影響でちょっとだけ修行系の登山と相成りました.....

2日目の天狗岳への登山の判断は悩みましたが、
2日続けて修行系の登山になるよりは、
潔く諦めて「松本城」へ向かうのは我ながらナイスな判断だと思ったんですが....

コチラももの凄い人出で、登頂を断念せざるを得ませんでした....

でもGWのいい思い出にはなったかなと....