剱岳

2025年08月16日(土) 〜 2025年08月17日(日)

• GPS: 13:43
• 距離: 15.2km
• 登り: 1,496m
• 下り: 1,487m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:23
• 休憩: 1:12
• 合計: 3:35

距離 4.6km 登り 518m 下り 422m

10:48 室堂
10:57 10:58 みくりが池
11:01 11:02 エンマ台
11:06 血の池
11:11 11:12 雷鳥荘
11:23 雷鳥沢キャンプ場
11:29 浄土橋
12:44 13:53 剱御前小舎
14:23 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 2:08
• 合計: 11:22

距離 10.6km 登り 1,233m 下り 1,319m

4:01 剱沢キャンプ場
4:07 4:08 剱澤小屋
4:37 4:41 剣山荘
5:03 5:12 一服剱
5:57 6:03 前剱
6:16 前劔の門
6:40 6:52 平蔵の頭
6:58 7:05 カニの縦バイ
7:09 7:15 カニのヨコバイ
7:47 8:17 剱岳
8:32 8:41 カニのヨコバイ
8:48 8:54 平蔵の頭
9:15 9:21 前劔の門
9:28 9:29 前剱
10:16 10:17 一服剱
10:34 10:44 剣山荘
11:03 剱澤小屋
11:10 11:16 剱沢キャンプ場
13:21 13:31 剱御前小舎
14:27 浄土橋
14:45 14:47 雷鳥沢ヒュッテ
14:55 雷鳥荘
15:02 血の池
15:08 15:09 エンマ台
15:13 みくりが池
15:22 15:23 ホテル立山
15:23 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ。山頂の気温15.2℃。湿度63％。夜間の気温11.5℃

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

コース状況／危険箇所等

剱岳の危険個所はたくさんありますが、下りのザレ場が一番転倒のリスクを感じました。

その他周辺情報

・アルプスの湯
〒930-0361 富山県中新川郡上市町湯上野１１７６（https://kamiichimachi-zaidan.jp/）
大人550円
・フードコートアルペン
〒930-1405 富山県中新川郡立山町芦峅寺２
ざるそば大盛1,000円

写真

8/16 10:52

みくりが池。晴れていれば、立山連峰が池に映り込みます。

8/16 11:11

雷鳥沢キャンプ場が見えてきました。

8/16 11:27

ここから左に向かって、剱岳を目指します。

8/16 12:44

剱御前小舎に到着しました。

8/16 13:07

本日の昼食はインスタラーメンの豚骨味です。

8/16 13:36

曇っていますが、コーヒーを淹れて一息入れます。

8/16 14:51

ガスが取れて剱岳が見えてきました。

8/16 14:51

剱岳を前にテントを設営。剱岳がドーンと立ちはだかる絶景を拝めます。

8/16 14:58

剱沢キャンプ場。週末とあってテント多数。

8/16 15:36

剱沢キャンプ場管理所。消毒済の水がこんこんと湧いていますので、水分補給はお早めに。

8/16 17:05

今宵の野営飯は蒸しシュウマイです。（他にパスタもあり）

8/16 17:40

メインデッイシュはジンギスカンのお肉です。

8/17 2:09

夜中の2時に目を覚ましたら、一面星空。剱岳を引き立てます。

8/17 2:09

星空観望はテント泊の醍醐味の１つです。

8/17 4:39

夜が明けてきました。

8/17 4:30

五竜岳などの山々が赤く染まっています。

8/17 4:43

夜明け前の剣山荘。朝早くから稼働していました。

8/17 4:48

あたり一面が明るくなってきました。

8/17 5:04

一服剱に到着（標高:2,618m）。

8/17 5:11

前剱岳に向かう途中で日の出。あたり一面がガスで覆われていたので、幻想的な雰囲気になりました。

8/17 5:13

ガスが取れて、今年初の日の出を拝むことができました。

8/17 5:18

山陰に日の出の光。美しいです。

8/17 5:26

日に照らされる一服剱。そう言えば、韓国人が一服剱で日の出を見て叫んでいたなー。

8/17 5:56

前剱岳に到着。この日は晴れたりガスに覆われたり、大変でした。

8/17 6:05

剱岳の本番はここから。

8/17 6:46

鎖場と絶壁の登り降りが続きます。新潟の八海山の鎖場以来の恐怖を味わいました。

8/17 6:49

ほぼ垂直にそそり立つ岩の壁。鎖のない壁を昔の人はどうやって登ったのか。

8/17 6:52

絶壁を振り返って撮影。まさに剣の先を迂回したり、よじ登ったりします。

8/17 6:58

剱岳のクライマックスカニのたてばい。

8/17 6:59

足場にアンカーが打ち込まれているので、慎重に登れば大丈夫です。

8/17 7:27

剱岳の山頂が見えてきました。

8/17 7:31

山頂には多くの人。皆さん朝早くから登頂していたのですね。

8/17 7:37

ガスが徐々に取れてきました。

8/17 7:41

雲の上にいる爽快感。

8/17 7:43

ガスが取れて見晴らしのいい山々を撮影できました。

8/17 8:03

剱岳の山頂に立つ神社。社の周りを岩で覆っている所を見ると、厳冬期の厳しさを感じます。

8/17 8:27

この厳しい峰々を乗り越えてきたかと思うと感慨深いです。

8/17 8:40

まさに絶壁。よく登れたなー。

8/17 9:02

ガスが取れて剱岳がよく見えます。

8/17 9:04

黒い岩壁という名が相応しい。

8/17 9:17

この時期でも残雪があります。

8/17 11:56

無事、剱沢キャンプ場まで戻ってきました。

8/17 13:29

剱御前小屋の下りからみた室堂平。

8/17 13:49

雲に覆われる立山雄山方面。

8/17 15:03

血の池。

8/17 15:20

最終便が出る1時間前に何とか辿り着きました。

8/17 15:25

立山玉殿の湧き水で喉を潤します。

8/17 16:51

立山ケーブルカーに乗って、立山駅を目指します。この頃には、もうクタクタでした。

8/17 17:03

ケーブルカーの立山駅構内にあるレストラン「アルペン」にて、ざる蕎麦をいただきました。

撮影機器：

iPhone 12 mini Apple

感想

hitocyan

剱岳（つるぎだけ）は飛騨山脈（北アルプス）北部の立山連峰にそびえる標高2,999メートルの山です。富山県上市町と立山町にまたがり、中部山岳国立公園の特別保護地区に指定されています。日本百名山および新日本百名山に選ばれ、立山、鹿島槍ヶ岳、唐松岳と並んで日本に現存する数少ない氷河を抱えることから「岩と雪の殿堂」とも呼ばれています。

私は一般ルートの別山尾根ルートを選択し、剱沢キャンプ場を起点に1泊2日の行程で登りました。初日は剱沢キャンプ場でテントを設営。翌朝、一服剱、前剱を経由して本峰を往復し、雄大な稜線と岩壁を堪能しながら下山しました。

剱岳では人工落石や気の緩みによる事故の恐れが高いため、常に上方の岩場とほかの登山者の動きを観察することが欠かせません。特に前剱・大岩周辺は落石が発生しやすいゾーンなので、ほかの登山者の真下に入らないよう距離を保ちつつ慎重に通過して下さい。山頂を踏み疲労と気の緩みが生じやすい下りのザレ場でも、一歩一歩確実に石を踏んで足元を固めながら進むことを徹底して下さい。

経験を積めば、決して手の届かない頂ではありません。上級者向けの山であることには変わりありませんが、万全の準備と情報収集を行えば剱岳の頂を目指すことができます。さらに、剱岳の魅力は鋭く刻まれた稜線と雪渓、深い谷と岩壁が織りなす壮麗な景観にあり、歩みを進めるごとに刻々と表情を変える山容に心を奪われることでしょう。